無題1456(15-104)
18:00の回(晴)。
17:30受付、開場。入口側を底辺としたコの字の座席、入口側(椅子席1列)に座ります、両サイドはひな壇3列、中央はほとんど目線の高さの舞台、「白い象(紙製?)」がやや長い鼻を上に向け横たわっています(上から吊らされています)。
18:01前説(アナウンス、75分)、18:06開演~19:16終演。
宮沢賢治作『オツベルと象』より...とあり、普段でしたら観ないのですが、セッションハウスでお名前をみかけていた笠井晴子さんが出ていらっしゃるので観に来ました..「ダンス専科2013(2013/3)」「Clash(2013/9@高円寺2)」。
終わってから青空文庫に行って、(他に関連サイトも)読んでみましたが、よくわかりませんでした。
となると、あとはどのようなパフォーマンスになるか...ですが、多用される「繰り返し」が苦手な私には随分長く感じてしまいました。
蚊帳のような吊りものは、以前(此処で)観ているのと、両サイドにチョークで絵を描いているシーンは全く見えないのと(上演中、移動してもかまわないという案内がありましたが、もちろん一人もいません)、終演時の挨拶..両面は丁寧だったのに、こちらの一列は手抜きだった(たしかに3人しかいなかったけど)のと...
満足度★★
話と言うよりも雰囲気を味わうのだなぁ・・
舞台を中央に黒い正方形状に置いて、その上に蚊帳のような立体を出して。
白い象をモチーフとした張りぼてが中に浮き、
その蚊帳とか台状周囲などで物語を紡いでいきました。
約80分
う~む 自分にはやはりというか、あんまし合わなかったかなぁと感想っす
満足度★★★
壮大な物語
場内の真ん中に高さ2mほど,四方が6~7mの立体舞台が設置されており、その上部に象を形取ったオブジェがある。また四方の舞台中心部は蚊帳で囲んでおり、そのありようが余臭を感じさせる。表現的には不適切かもしれないが、前近代もしくは後進国をイメージさせる。しかし、物語(原作は宮沢賢治「オツベルと象」)が訴える内容は、千古不易のように思える。
満足度★★★
このユルさはアリ!
不思議な始まりが最後に畏れと繋がる。意外性あふれる未知の表現に感覚的についていくうちに、いつの間にか大切なことが心に浮かびあがっている。飄々とクセのある面白味、なるほど賢治の世界だこれはと得心させられた。
満足度★★★★
収奪のポリティクス(サイードさんごめんなさい)
宮沢 賢治の「オッペルと象」を下敷きに作られた作品だ。賢治作品の持つ透徹したリアリズムをキチンと継承しながら、ダンス、パフォーマンスを程良く配置して説得力のある作品に仕上げている。全体のバランスを構成するセンスの良さ、賢治作品の読み込み、効果的な舞台美術の使い方などは、演出を褒めて良かろう。演者3人のパフォーマンスも透明感のある、観客のイマジネーションを上手に引き出すだけの質を持ったものであった。