WALTZ MACBETH→神戸公演は「3人いる!」に演目変更 公演情報 WALTZ MACBETH→神戸公演は「3人いる!」に演目変更」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-8件 / 8件中
  • 満足度★★

    吉祥寺シアター
    フラット吉祥寺シアター。白い床面が、意味ありげで素敵。
    四隅にワイングラス。何かあるな!と予想するのも楽しい。

    マクベス夫人の狂い悩むセリフを聞かす為にあるような感じ。

    ネタバレBOX

    けども、そこまででした。

    再生の時の「わお!」感とか、無かった。
    何ででしょう。ちょっとわざと疲れさせられている(様に演じている)俳優に
    飽きたということでしょうか。
  • 満足度★★★★★

    どんだけ好きなんですか?と
    呆れられるも、明日も当然観ますが。

    さらに進化している「WALTZ MACBETH」
    俳優陣の存在感というか、
    あり方が素晴らしく良くなっている。

    ドS演出家“多田淳之介”の作品故に、
    俳優は延々踊ったり、走ったりして、
    肉体の限界まで追い込まれながら、
    さらにその身体から絞り出すように、
    台詞を発することを、要求されるのだけど、


    ネタバレBOX

    今回群を抜いて凄いのが、
    永井秀樹(青年団)で、主にマクベス役なのだけど、
    上演時間の1時間40分の間、
    踊り、走り、叫び、ずっ~と出ずっぱり!
    一滴の水も飲まずに!!
    超人的です、ホント。
    この公演は永井秀樹を観続けるだけでも価値はあるはず。

    佐山和泉(東京デスロック)の、
    マクベス夫人の発狂シーンも強烈で、
    1人でワルツを踊り始めたかと思うと、
    まるで何かにとりつかれた様に、
    目が回ってぶっ倒れるまで回り続け、
    舞台上で、ふらっふらになりながらの
    長台詞のシーンなんて、
    並みの俳優には絶対無理だろうと。

    60代ながら驚くほどの体力を観せつける
    羽場睦子の存在感もまさに魔女さながら。
  • 満足度★★★★

    シェークスピヤ
    演劇的なビジュアルの強さと、状態と物語が一致する瞬間のおもしろさは流石。開幕の音楽には思わずニヤリ。

    ネタバレBOX

    バンクォーが殺される場面は爆笑。

    大学時代に何度も観た、清水邦夫『楽屋』への引用など個人的な思い入れもあり、マクベス夫人がどう演じられるか期待していたのですが、役を追う演出が中心ではなかったので、そこは別の楽しみ方で観劇。寺内さんの軽やかに喋るコワさも素敵でしたが、佐山さんの一人ワルツから回り狂う場面が特に美しく。

    ダンス公演も多い吉祥寺シアターですが、初だというフラット状態の会場。囲みで距離が近いこともあり、新たな可能性を感じたりも。
  • 満足度★★★★

    ソワレ
    基本的にはシェークスピアのマクベス

    ネタバレBOX

    の(ト書きのない)リーディングみたいなもの(そもそも、パンフレットに書いてある本当のマクベスのストーリーを開演前に演出家が話してしまう)。でも、まぁ、そこには色々と仕掛けがあって・・・。
    確かに、アフタートークでも話していたのだけれど、先日見た岩井企画とかあなざーわーくすとか三条会とかみたいに古典(ギリシャ悲劇でしたが)を、現代的な手法で超訳するっていうかんじ。こういうの見慣れない人が見たらびっくりすると思うけど。上手いし面白い。立ち位置とか、ライティングとかに気遣われているのもすてきでした。全体的に白を当ててるから補色の影が出来るのか?
  • 満足度★★★★★

    好き嫌いは別として、
    今観ておくべき演劇だと。
    そこそこに面白いお話の演劇が好きな人には、
    オススメできませんが。

    ネタバレBOX

    その舞台上には、
    演劇の自由度と、
    演劇の可能性と、
    演出家の責任と、
    そして限界に挑む俳優の姿が、
    提示されています。

    特に、
    物語の奴隷になリ下がり、
    説明台詞どころか、物語の説明のための様な演劇を、
    作ってしまっている、作・演出家さんや、
    より強い存在感を身につけたいと思っている俳優さんは、
    観逃さない方が良いです。

    ま、とはいえ、小難しいことは全く無く、
    スゲー楽しい&面白い演劇なのですけどね。

    注:マクベスのストーリーは知っている方が、
    知らないよりは、数倍楽しめます。
    当日パンフレットの粗筋を読んでおくだけでも、
    随分違います。
    坪内逍遥訳を読んで行くと、
    本当は、最高に笑えるのですけどね。
  • 公開ゲネを拝見しました。
     

  • 満足度★★★★

    沈黙という武器
    導入部からもうやられた。
    開始から続く長い沈黙。
    しかしその沈黙の中、途上人物たちの僅かな仕草、目配せ、表情、距離感によって語られるものの何と雄弁なことか。
    静寂から生まれる心地よい緊張感に包まれる会場。
    幾つかの椅子と黒い和装の幾人かの人物のみが存在するだけの全くもって簡素この上ない四角い舞台の上には、時が経つにつれて少しずつ、「ここから何かが起こる期待感」が積み上がっていく。
    沈黙が続けば続くほど、「期待感」のベットはこれでもかと上げられていく。
    もう、たまらん。

    (こういう呼び方が良いかどうか分からないが)今の日本の若手の演出家の中で、果たしてこれほどまでに雄弁な沈黙を武器として使える人がどれほど居るだろうか?
    これだけでも観に行く価値は充分にある。
    勿論この他にも語るべき、語りたい見所は幾らでもある。
    長くなるからこれ以上は書かない。
    これは是非、その目で直接確かめるべきだ。

    何?この芝居が分かりづらい?
    素人にはお勧めできない?
    そんなへちょい垣根なんか軽々と飛び越えてくるのが良い作品だ。
    終演後のトークでもちょっと言ってたけど、子供に観せたっていいくらいだ。
    寧ろ観せて、その反応をうかがってみたい。

    あと、トークで何故か「なぱふぇす」の話題で盛り上がる。
    あの会場に「なぱふぇす」観てた人ってどれくらい居たんだろう?
    や、確かにあれは参加団体のどれもが素晴らしい、稀有なものでしたが。
    来週のA.C.O.A.と百景社は私も観に行きますよ!監督!

  • もはやブランドなのです。
    だから初心者には手が伸ばし辛いという印象が沸き始めました。始まってしばらくはこの演目のルール確認の作業になります。それさえ消化出来れば後は流れに身を任せましょう。ただ、消化出来ない可能性もある。unlockの名の如く、演劇という型枠で観るとそうなる危険性高し。なんだこれ?くらいの観方でいいと思います。一瞬ふと、reset-Nの「繭」に似た空気感を得たりしました。あれも演劇として観ないほうが楽に受け入れられましたね。そういう類です、これ。

    ネタバレBOX

    着崩れる和服女性。なんて妖艶なフレーズだこと…。
    富士見のロミジュリでは「だるまさんがころんだ」をやっていた訳で、何故そこから今回のイス取りゲームを先読み出来なかったのか。今となれば予想が付いても良かった気がする。けど、結局はまた意表を突かれた。多田さんのやる事ってそんな感じですね。

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