白鳥の湖 公演情報 白鳥の湖」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.3
1-6件 / 6件中
  • 満足度★★★

    13日、小野絢子&福岡雄大組
    初日の米沢ムンタギロフ貝川組と比べると、ちょいちょいいろんなとこの演じ方が違ってて、特に終盤は「え?台本レベルで変わってない?」って思っちゃうほど。
    好みとしては断然米沢ムンタギロフ組のほうが好みだったかなあ。そりゃ小野さんの繊細なオデットや福岡さんのダイナミックなジークフリートもダンスとして見ごたえはあったんだけど。
    王子の成長や変化で魅せられた米沢ムンタギロフ貝川組と違って、小野福岡輪島組はイマイチ物語の軸が見えづらかったような。
    一番の違いは四幕終曲、テーマがtuttiで奏でられる部分での王子。ムンタギロフ王子は改めてオデットへの愛を強く誓うのに対して、福岡王子はそういう動きがなくて、それでもそのまま悪魔は湖に沈んじゃうんで、「え?なんで勝てたの?」って戸惑っちゃう。

    一幕のパドトロワはファーストキャストより今回の3人のほうが断然好み。
    今シーズンを通してのアンダースタディの成果なのか井澤さんのサポートには安定感があったし、奥田さんのヴァリアシオンも音の捉え方が素敵。
    NHK用の撮影、こっちでやって欲しかった感じ。

    二幕の白鳥コールド、全然「合わせようとしてる」ようには見えないのにスッとハマる、そこで生まれる圧だったりグルーヴだったり。コントラストやや強めな照明もあってか、観ていてざわざわしてくる綺麗さ。

  • 満足度★★★★★

    初日、米沢唯&ワディム・ムンタギロフ組
    相当前に見て「うーん・・・」って感じだった牧版『白鳥の湖』だけど、久々に観た今回は期待以上におもしろだった。
    「白鳥の湖」としては(一幕の乾杯の踊りと三幕のナポリの振付が「うーん・・・」な以外は)ごくフツーの「白鳥の湖」なんだけども、主演の二人をはじめ群舞やキャラクターダンスまで、思わず見蕩れてしまう瞬間がたくさんで、なんともうまうま。

    米沢唯さん、観てて思わず笑っちゃったくらい勢いのあるフェッテetcテクニックもすごいんだけど、カルミナブラーナでも感じた「客席の呼吸を一つにする力」っていうのかなんなのか、観ていて気持ちいいタイミングでフッと息を止めさせてくれる踊りが素敵だなあ、って。

    パ・ド・トロワは初日ということもあってか、割と硬めだったかな・・・。
    本島さん、堀口さん、井澤さん、林田さんのスパニッシュは妖艶でキレも十分で最高。
    入団前なのにルースカヤで大抜擢の木村優里さん、すらりとしたシルエットに豊かな音楽性。結構好みかもで、これからに期待。

  • 満足度★★★

    長田の白鳥にちょっとガッカリ
    14日午後、新国立劇場バレエ公演『白鳥の湖』千秋楽の舞台を鑑賞。今回の公演期間中唯一行ける日程が14日だったのだが、結果としてよく見る小野絢子や米沢唯ではなく、あまり見る機会の少なかった長田佳世の白鳥を観ることが出来たのは、ある意味貴重だったかもしれない。

    お気に入りの本島美和は堀口純と第三幕のスペインの踊りに登場。颯爽な動きと美貌はやはり個人的にはバレエ団一のお気に入り。
    長田のオデット/オディール、踊りはガシッという言葉が似合うようなしっかりしたものだったが、筋肉質の体型とオディールはまだしもオデットの際の表情の生気のなさ(演出的な要求か?)にちょっとガッカリ。正直、白鳥の役には向いていないような印象だった。
    対して、コールドの美しさや、先述したスペインの踊りのほか、ルースカヤなど第三幕の各踊り手の熱演が目立った。また、主役級というより凖主役級でもある道化の踊りも印象に残った。最近観た白鳥の中では抜きん出た道化だったよに思う。

    もともと新国立の牧版白鳥は、無駄な曲と踊りをカットして分かりやすくするという方向性の演出であったが、それが逆にラストシーンの蛋白化を招いて全体的に平板な舞台となっていたが、今回は少し演出に手が加えられたようで各幕の出演者の表情や踊りに活気が感じられ、ラストシーンも今までよりはやや劇的な展開になっていた。まぁ、これは悪魔役の踊りと演技の力量がをきちんと生かし切ったということで、新監督である大原の意向の反映なのかもしれない。

  • 満足度★★★★★

    千秋楽でした。
    ダンサーさんたちのクォリティがものすごく高くて、このバージョンでありながら、とても楽しめました。
    ベテランから若手まで、個性に富み、女性ダンサーは勿論のこと、男性ダンサーさんたちが充実しています。これからの公演もとても楽しみです。

    今回の小さな4羽の白鳥は、今迄観たあまたのバレエ公演の中でも一番でした。

    活躍どころの少ないこのバージョンのロットバルトを、古川さんは見事に浮かび上がらせてくれました。ブラボ~!!!

  • 満足度★★★★★

    初日と同じキャストで
    王子様のワディムくんのシーズンゲスト最後の出演でした。
    彼のノーブルな王子は、とても貴重な存在だと思います。
    今年は夏の世界バレエフェス、9月のサンクトペテルブルグバレエ団にゲストで来日します。

    ここの白鳥の湖は、牧阿佐美バージョンです。正直、あまり好きではありません。ストーリー性に欠け、単調だからです。
    新国立劇場バレエ団のダンサーさんたちのクォリティは、この物語を補って余りあり・・・・しかし、バージョン変更は出来ないものでしょうか。もっと演劇性のあるバージョンが、このバレエ団にはあっていると思います。

  • 満足度★★★★★

    テレビ放送あります。
    ワディム&米沢ペアは、完璧でした。
    いるだけで、気品ただよう王子のワディムくんが踊ると、優雅で、その高貴さに周りを圧倒します。米沢唯ちゃんの可憐なオデット、したたかなオディールこの演じ分、踊りわけが素晴らしい!!!
    どのダンサーさんたちも素晴らしくて、見所満載なんですが、あえてお勧めはパ・ド・トロワの池田武志くん、道化の八幡さん、2幕のハンガリーのマイレン&大和ペアです。
    ブラボ~!!な舞台でした。

このページのQRコードです。

拡大