丹下左膳 公演情報 丹下左膳」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.7
1-3件 / 3件中
  • 満足度★★★★

    う~ん上手に騙されたなぁ
    チラシにです と思えた2時間10分なんですが

    客層が髪の毛の白くなった男性が多かった(目立った)ように思えました
    ~タイトルからして隻腕片目の剣豪さんですしね(^^)~

    なかなかユニークな話&テーマを楽しげに見せてくれていたなぁと感じました

    ネタバレBOX

    いやぁ時代劇=剣戟=殺陣のちゃんばら芝居だろうと予想していたら・・・・・
    原発事故のお膝元である町の中の飲食店を舞台にした、放射能事故の隠蔽やら企業の暗躍を描いた社会派演劇でした。
    臭いものには蓋をする社会の中で、蓋をされた社会の現状を表現していました。

    チャイナシンドローム(30年以上前の映画で警告されていた話は現実では上空彼方に通過してしまいましたね・・・)のようにギリギリで回避とならず、結末は現実通りに原発のメルトダウンで終劇です。 放射能保存表示のアンブレラに白い防護服でのダンスは秀逸でした。
  • 満足度★★★★★

    20年ぶりの観劇
    子育てに阻まれ、そして遠くなり、20年ぶりの観劇です!なんというか随分と“垢抜けた”というか、随分と変わったなぁと(良い意味で!)感じました。
    ネタ的には演劇業界、これでもか!という話ですが、今まで観たものとは突っ込みどころが違う!さすが金さん!なんとなく感じているけど口に出しづらい事を、スコンと舞台に乗せてしまった!そこでしか生きられない人たちの中に、紛れ込んだ者。彼に言ってはいけない事を仕込むように、本当を浮き上がらせる。そこを突っ込んじゃ駄目でしょという現実が、架空の世界にチラチラ見え隠れする。天国は地獄、薄皮一枚被って、内側は忘れた振りで生きていく。それしか行きようがないのだから。表向きには・・・でも実際は・・・それをどこまで我慢できるのか?痛いところガンガン攻めてくる話でした。出来ればまた観に行きたいと思います。

  • 満足度★★

    原発は反対です!
    太古の昔の天皇誕生秘話から物語が始まって、そんないざこざ(?)がその後の日本の暗い未来を暗示し、原発事故後のある地域に暮らす人間たちの葛藤を描きます。
    政府、電力会社の国民を操作しようとするたくらみを、暴くのは丹下左善・・・いったい彼は何者・・・・。

    太古の天皇から語る必要があったのか、天皇の存在がそこまで重いのか、ちょっと私には意図が理解できなかったです。
    丹下左善はある意味、誰にでもある小さな良心なのでは・・・・と、私は思ったのですが、どうでしょう?でも、彼が悪人を切るときに叫んだ台詞の意図はわかりません。

    役者さんたちには、とてもパワーを感じました。

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