満足度★★★★★
なるほどなあ。
観劇後、この脚本を演ったことのある知り合いと話す機会があったのでその時との違いを聞けて興味深かったですね。
馬鹿一は役的にはもっと上の年齢が適してそうだけどなあ、と思ってましたがやはり脚本ではもう平蔵に近いくらいの年齢のようで。
今回のも、その分初々しい恋愛の要素が出ていたのでよかったですけど。
上手下手の分かれた空間についてはあまり気になりませんでしたが、
これは最後列の席だったので両方見渡せたから、ですかね。
あの子が育っていくところまで観ていたい気持ちになっていたので
「え、ここで終わっちゃうんだ」と思ったりしましたが、
それだけ物語に引き込まれていたということでしょうね。
そしてチラシを見返して、なるほどなあと思ったのでした。
満足度★★★★
人それぞれの価値観と生き方!
前作”泥の子”に引き続き終戦前後の話であり、”生きる”ことをテーマにしている”きみのため”らしい芝居ではあったものの”泥の子”と比べるとメッセージが弱い気がした。
壁1枚隔てた生活感・人生感の違いを比較対象した狙いは理解できるが、画家ではなくもっと他のものの方が良かった気がする。
舞台セット、空襲による部屋の揺れや音楽照明などの効果、美術衣装など演出はいつも通り見事だし、役者陣もすばらしかった。特にぎん役の原章子といく役の斉藤萌が印象的。
満足度★★★★
「かなしきは」
プレチケ、ありがとうございました。
ブログにまとめましたので、感想とさせていただきます。
http://andromache.blog.fc2.com/
満足度★★★★★
涙が流れました
先ずは、素晴らしい作品だと思います。ぎん役の原章子さんとお母さん役の斉藤萌さんの演技を初め、皆さん素晴らしい演技でした。そしてストーリーも戦時中から戦後へのそれぞれのシーンの移り変わりで、なんとも言えない哀しさを表していたと思います。観て良かったと思える芝居でした。
タイトルの「愛しきは」を「かなしきは」と読ませる意味がわかったのはラストのシーン。これも感動的でした。
次回作も期待しています。
満足度★★★★
かなしきは
戦時中の様子がよく伝わってきて、最後のシーンは心打たれました。小原いく・ぎんの熱演が印象的でした。「愛しきは」、を「かなしきは」と読む題名の中に込められたメッセージについて深く考えさせられました。
満足度★★★★
微妙な...
1945年7月から1948年頃までの戦中・戦後の動乱期の庶民生活...長屋住まいの名入れ(提灯)職人一家と隣家で大家の画家の日々の暮らしを描いた話。舞台セットは、上手に画家の家(アトリエ風)と下手に職人一家の土間と畳部屋・押入れが作られている。この舞台セットは見事であるが、脚本・演出には...
満足度★★★★
前作「泥の子」を超えたのか・・・
“劇団きみのため”は、前作「泥の子」につづき二回目の観劇になる。
終戦直前から終戦直後、ある一家の物語というのは、前作を踏襲しているがテーマが前作とは異なる。
前作同様、密度が濃く質の高い芝居であるのは間違いないのだが、
“西村有加”の熱演が光った、前作「泥の子」と比べてしまうと、
前作を超えることが出来なかったというのが、私の正直な感想である。
それでも、素晴らしい作品であることは言うまでもない。
次回作にも期待したい!