満足度★★★
D
今年はこの公演で5チーム観たことになる。大山役の大江は、昔の逸見代表を彷彿させる演技で、AKTに似合いの役者であった。主演の森原は声量があり、滑舌も悪くない。ただ、若干表情の変化が足りない。特に明るい笑顔がないため、今ひとつ華がない印象を受けた。
今回の新人で誰が劇団員に昇格出来るのか、気になるところであるが、私としては、男性では大江、女性では鈴木を強く推したい。
満足度★★★
つかイズムは何処へ。
Dを見ました。面白かったです。研究生卒業公演としては、十分のレベルだったと思います。劇団員、研修生ともにとても頑張ったいました。
ただ、自分としては、つかこうへい先生が亡くなったことを実感せざるを得ませんでした。先生の残された脚本ですから、面白いのは当たり前です。『売春捜査官』は、地域の違いによる格差、在日朝鮮人の問題、マイノリティの生きづらさ、そして男と女の愛…と多くのテーマを持った作品です。自分はつか先生の演出したものを数本見させてもらいました。そこには、面白さは当然として、見終わったときに、これらのテーマの何かが、胸に突き刺さって痛みを覚えたものです。
研修生卒業公演ですから、そこまで求めてはいけないのかもしれませんが、つか先生が亡くなったことをあらためて淋しく思い、舞台に散った花ビラの香りとともに涙を禁じえませんでした。
満足度★★★
Cチーム ハキハキしてた、90分
Cチーム観劇。(浴本/草野/こもむら/大江) 歌声、ダンス、発声、アクションにかなりハードな芝居感覚の要素があり、卒業公演とはいえ、真剣ながらもハードにこなした、90分でした。