誘拐 公演情報 誘拐」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.9
1-7件 / 7件中
  • 満足度★★★★

    楽しめました
    50年前の戯曲。最近の作品とは感覚が違い、多少のユルさが少し気になりましたが、このレトロ感がだるま座のイメージにとてもマッチして、なかなかに楽しめました。

  • 満足度★★★★★

    おもしろい
    非常にコミカルで内容も濃く、とっても面白かったです。
    また、役者さんの一人一人が個性ある演技で見応えもありました。

  • 満足度★★★

    Aチーム観劇
    最後までモヤモヤとしていたかな。
    冴えがなかったような・・・

  • 満足度★★★★

    50年前かあ。
    当然といえば当然ですが、台詞回しが古いなあという印象がありましたが
    やりとりが自然だったのはそれが生きた言葉として書かれているからでしょうか。

    軽妙なやりとりが楽しかったです。


    ネタバレBOX

    娘が帰ると意思表示したところでもっと「怖っ」と
    背筋が寒くなるようなところまでいけたらなあーと思ったりも。

    アトリエ公演ということもあって若手さん起用だったんでしょうか、
    もうちょっとを期待したくなる方も何人かいらっしゃいましたね。
  • 満足度★★★★

    アナログ的な笑いをいただきました4
    矢代静一氏の劇は、何十年ぶりの観劇となるはずです。たしか大学時代に「労演」の会員として、彼の劇をいくつか観たと思うのですが、いざ、その演目は・・・と考えると、まったく思い出せないのです。
    私のイメージとしては、彼は「社会派」のカテゴリーに入っているのですが、Wikidataで調べてみると、プロ野球のヤクルトファンであったり、宝塚を支援していたり紫綬褒章、勲四等旭日小綬章をもらったり、と、けっこう「俗的」(悪い意味で使っているわけではありません。人間くさいというほうが近いかもしれません)だったことに驚いています。
    さて劇はとても楽しく見せていただきました。なによりも、しっかりとしたアナログともいってようほどの脚本、個性豊かな俳優陣と、うまいブレンドによって、あっという間に2時間が過ぎてしまいました。
    だるま座の財産は、どのような劇にも対応できる、層の厚い役者陣だと思えました。もちろん、企画力、主宰の熱意などもあるとも思いますが。

  • 満足度★★★★

    Aちーむを拝見

     何と演目は、矢代 静一の「誘拐」矢代 作品を観るのは初めてなので、とても楽しみにしていたのだが、期待は裏切られなかった。

    ネタバレBOX

     時代設定は敗戦20年の1965年。東京オリンピックの翌年、東京の一等地に立つ洋館の応接間で総てが進行してゆく。正面には、軍刀と、戦時中には英仏駐在武官も務めた現住人の父で海軍大佐の肖像画が掛かっているが、敗戦の将の戦後は立ちゆかず、邸は荒れ放題で現在ではソファーの中味がはみ出す有り様。
    今年は、この館で暮らす長男・長女の父であった大佐の13回忌である。兄妹は、2男1女の3人だが、独立して生計を立てているのは二男のみ。その二男の会社も不渡りを出し、差し押さえ目前。社員達の救済もままならない。
    そこで、この窮地打開策として兄妹が考えたのが誘拐であった。資料は、2007年迄刊行されていた「日本紳士録」である。この本の記載事項は、人物の生年月日や出身地のみならず現住所迄載せられていた為、こういった計画にはうってつけであった。長男が、適当に選びだした名前で被害者は決まったが、件の家に、自分達素人の手に負えるような子供が居るか否か、リスクの多い実行犯には誰がなるかなど問題点は様々にあったが、倒産間際の会社を抱えている二男には時間が無い。誘拐は、女たらしの長男にぞっこんの有閑マダムが担当、金の受け取りは二男が担当することになった。
    結果、誘拐も金も上手く行ったのだが。後は観てのお楽しみ。
  • 満足度★★★

    優れた戯曲
    正統的な喜劇戯曲。
    はじめて触れましたが、矢代静一氏、素晴らしいと思いました。

    何が「善いこと」で何が「悪いこと」かの価値観の矛盾が面白いし、共感できます。

    今の「コメディ」と違った王道の「喜劇」ですね!

    作品に触れたい方にはお勧めです。
    …あくまで、戯曲に触れたい方です。

    ネタバレBOX

    以前、どこぞの劇団にも苦言を呈しましたが、役者を自認する者が最低限しなくてはいけない事、それは澱みなく台詞を伝える事です。
    それが出来ていないのは何故なのでしょうか?

    特に「喜劇」を上演する場合、噛み・言い違い・忘れ(言語道断!)は一気に客席をしらけさせ、戯曲の魅力を台無しにしてしまいます。
    そんな当たり前のことは当然この劇団の方々もご存じの筈。
    反省して今日以降は奮闘して欲しいです。

    あと、進行のリズムに緩急が無さすぎるなと思いました。これも特にこの戯曲では重要な事でしょう。

    個人的な好みを云えば、もっと自然な、日常的な会話を意識して作り上げて欲しかったです。
    「誘拐」という非日常から端を発するあり得ないエピソードに真実味を持たせた方が面白いに決まっていますし、台詞の中に用意周到に散りばめられた「矛盾」がスパイスとして効いてくるはず。
    そんな観点から云えば力み過ぎの演技が過ぎているようで、折角の面白さを消してしまっていて残念でした。(誰とは言いませんが…)

    弁護士、父親、真面目にやってください。故意にふざけているという意味ではなく、前者は芝居が全くなっていない、後者は冒頭に書いた事で。

    折角良い題材を上演するセンスがある劇団なのですから、もっとご自分たちを磨いていって欲しいと思います。
    頑張ってください。

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