僕のともだち 公演情報 僕のともだち」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.5
1-4件 / 4件中
  • 満足度★★★

    途中までは・・・
    途中まではとても興味深く観ることができました。コミカルな壮絶バトル,後半の展開に期待が高まります。そして,息子の死が加害者(?)とされる親の口から告げられる。これからどう結末をつけるのか?・・・・残念ながら,自分的にはここまででした。SLが出てきてからは,焦点が全く違ったものにあたってしまい,心温まる結末にしたかったのでしょうが,前半部分が薄められたうえ,納得できない思いが残ってしまいました。途中まではホント面白かっただけに残念です。

  • 満足度★★★★

    時間停止
     10歳(小5)の内気な少年が校舎の窓から飛び降りた。母親は苛めが原因ではないか、と疑っている。一方、加害者側の中心となった少年の親は、母が辣腕弁護士、父が、投資顧問会社の社長である。息子が、下手をすれば家裁送致になるので、苛めは無かったことにして、飛び降りの原因を単なる子供同士の喧嘩ということにしたい。(追記後送)

  • 満足度★★

    う~む
    拝見いたしました。
    率直に言うと、”イジメ”を扱った内容とは言えないと思いました。
    加害者・被害者の双方の両親を描いた内容でしたが、親の側からの視点ですね。
    親として、子供の変化に気を配るべきというメッセージは伝わりましたが、設定が現実離れした感があり、ご都合主義的な設定という意地悪い見方から離れられませんでした。
    親の都合が「イジメ」を招くならそれでもいいのかも知れませんが、まさにその部分(核心)が描かれていないので弱い本だなと思いました。

    被害者側の母親の苦悩は「イジメ」じゃなくても、子を喪う親ならかくありなんの表現で、「加害者を恨む気持ち」に転嫁したいという叫びのみが本題に合致しているに過ぎません。

    ラストの処理は全くいただけません。不治の病で亡くなった子ではないのに、あのファンタジー路線の表現は何なのでしょうか?

    母子の情愛の一端は描いていますが、「イジメ」の本質(意見で構わないのですが…)に斬りこめていない事を反省すべきでしょう。

    そういった意味では残念ながら、的を外し過ぎた『駄作』と謂わざるを得ない作品という評価になってしまいます。

    客席の無責任な「涙」を期待するなら、違う題材に挑むべきでしたね。

  • 満足度★★★★★

    改めて見直すとチラシ通りだったなぁ・・・と
    深刻な物語を軽妙に表現せしめた手腕に驚かされた上に、
    想像していた話の上を軽々と飛び越えたなぁと感じた約80分。

    開演時間は勤め人向けといえたかな

    ネタバレBOX

    舞台中央を客席から見て右半分に室内家具=居間ですね=を配し、下手と言われる左手側は何も置いてないというセット配置でした。
    小学校で息子が窓から飛び降りたという家の居間で、検査入院している子供の下に行こうとしている母の所に、どうしてもと時間を取らせてイジメの加害者側とされる両親が謝罪に来る所からのスタートです。加害者側の両親は離婚の話し合いを一時中止しているセレブ(笑)夫婦=夫が東大出の銀行からの投資会社起業社長で、妻はやり手・強気の弁護士さんです=が一人息子がイジメに加担していたら将来に傷が付くと、イジメではなく子供同士の喧嘩ということにしようと乗り込みますが。足の捻挫と頭部の打撲で検査中の飛び降りた子供=ダイチ君の普段の言動から母は校内でのイジメがあったのでは?と何度も言い出します。とりあえず謝罪に来たという既成事実を積み上げた加害者夫婦は帰りかけるも、帰宅したトラック運転手(契約社員)の御主人といろいろと話が盛り上がり酒まで出して2家族とも呑み始めてしまいます。折からの雨が強くなり雷の音と共に一時停電し復旧すると息子のダイチが家に戻ってきていました・・・・・。ところがこのダイチ君(小5)、母にしか見えず。御主人は話を合わせるようにと頼むのでしたが、結局誰の目にも見えないというところから話は急転直下します。実は息子さんは既に亡くなっていて、その事実を認めたがらない妻のために旦那さんが先の夫婦にも頼み、事件当日の再現をして妻を正気に戻そうとしたのです。ですが、妻は息子の幻まで見て現実から目を背けようとしてしまい御主人はあきらめる所だったのですが、再びの停電のあとに2組の夫婦共、機関車の音と共にダイチ君が現れて母に別れを告げ母を立ち直らせて再び去ります。母は別れ際に息子の好きだったぬいぐるみを渡し、死を認め前を向くという終わり方でありました。

    イジメというよりも愛する息子の死から立ち直る母の物語でした

    御主人同士が大阪出身で知り合いだったりとか、謝罪に来たはずが仕事の電話に出て本心を吐露したりと。前半でのコメディ部分に軽妙さを感じたりさせつつ思い話に移行するなど話にリズム感もありメリハリが楽しめた作品でありました。

    なんで1日だけだったのかしら? もったいないなぁ とかも思ったデス

    ダイチ君の語るイジメの内容と家に帰れる=飛び降りる=という繋がりのトコは強く心に響きました

    深すぎず軽すぎずとバランスが微妙な作品な分、観客の心にはいろんな感情を引き起こしやすいかな。 とも受け取れました。

    アンケート用紙がロビーに積んであったが、置き方は考えるべきかな? とか思ったデス

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