満足度★★★★★
無題1309(14-358)
20:00の回(曇)。19:56開場、20:10開演〜21:10終演〜21:25トーク終了。昨夜に続いての2回目。
「匂い(マドレーヌを入れた紅茶のように)」では経験ありませんが、「音楽」を聴いてその時の記憶が(鮮明ではないにしろ)思い出される、ということがあります(「ノルウェイの森」みたい)。それもイントロを聴いてすぐ気がつくことが多い。
自分の中で「あの頃」は美化されているに違いないでしょう。今との比較は少し寂しさも感じるのでした。
1時間踊りっぱなし。
トークの時、Jimi Hendrix「Star Spangled Banner」のお話がでてきました。「Woodstock」での映像は簡単に視聴可、これでもかというくらいにアームを使うので演奏中にチューニング。生きていれば70を超えています。
残り2回。どちらかを勅使川原さんが踊るそうです。
余談で「ソラリス」について。
1978/7月、ずっと「岩波ホール」で観たものと思っていたのですが、ノートを見直すと1978/7/14「戦艦ポチョムキン」を一緒に観ていたようで、ネットで調べたら「日劇文化」らしい...では、かつて岩波ホールで観たのは何だったのか...ノートが間違っているのかもしれない。
この年は「未知との遭遇(4月)」「スター・ウォーズ(6月)」、そして「2001年宇宙の旅(11月)」のリバイバル上映と凄い年でした。ちなみに「ソラリス」の前売券は900円。
その「ソラリス」から「ハリー」。この機会に原作を読み直してみようと思いましたが、どこにしまったのか分らなくなっているので図書館でポーランド語からの沼野訳版を借りることにしました。
満足度★★★★★
無題1306(14-355)
15:00の回(曇)。14:58開場、15:05前説~16:05終演~16:25トーク終了、本作は佐東さんのソロ。
「歌謡曲 童謡 オペラ ロック どんなうたでも踊る」に偽りナシ。勅使川原さんの解説によると20曲くらいありましたが、クラシック、童謡、歌謡曲、フォーク、ハードロック、都々逸、アレンジもいろいろ。
白いシャツを着た佐東さん。白は影、黒は光を生み出し、冒頭のシルエット、透き通った上半身はこの世のものとは思えないほど。
始まりの2曲が最後にも繰り返されますが、ゆったりとした動きは温かい湯舟につかり、全身の力を抜き、自然に揺れる身体、眠っているようで起きているような微睡、音楽にすっかり身を委ねているような気がしました。
始まりから再び始まる「うた」はきっとさまざまな「踊り」を創りあげるのでしょう。
チラシに「ハリー」公演の案内がありました。海外公演「ソラリス」からの「ハリー」..映画では「ナタリア・ボンダルチュク」が演じていた「お客さん」ですね。これがUPDATE DANCE、今年最後の作品のようです。