満足度★★★★★
再演お願い、再演お願い、再演お願い!
ワタクシの中では「キャプテンチンパンジー」っつーと、ハイレベルな劇団!って印象が強い。
だって、毎回、それなりの感動を頂いてくるからだ。
しかしながら、観劇マニアの中では、あまり知られてないのじゃあないかなーー?
以外に実力のある劇団なんだよね。。
池袋演劇祭ではアゼリア賞・優秀賞を2回ずつ取ってるし、シアターグリーンフェスではグリーン大賞を取ってる。。
なのに、『観たい!』が居ないのは何故?
って本当に疑問だ。
で、今回『ピノキオショー2008』なんつータイトルをつけちゃったから、たぶん多くの観劇人はガキくさい子供じみた物語なんじゃないのっ。
って、勘違いした紳士淑女も多かったはずだよね。。
しかしながら、今回の芝居はむしろ、背広やドレスを纏った大人に観て欲しかった芝居だと思う。
原作『ピノッキオの冒険』はカルロ・コッローディに1883年に最初に出版されました。
当初は怠け者のピノキオが狐と猫に騙されて木に吊るされる場面で終わるはずでした。
しかし、この物語が人気になり続きが書かれる事になったのです。
物語の最後でピノキオはついに人間になります。思いやりの心を持てたからです。
カルロ・コッローディはそれこそがニンゲンの本質だと言いたかったのでしょう。
それでは今のこの世界に、本当のニンゲンはどれくらいいるのでしょうか・・・。
そう・・・、『ピノキオショー2008』はまさにニンゲンの本質を探る芝居でした。
万太郎(医師)は愛する息子と妻を赤い刺青の男に理不尽に殺害されてから、生きる希望を失い、だらだらと日々を送っています。
そこにシスターがひょんな事からロボットを拾い万太郎の下に連れて行きます。
万太郎がロボットにピノキオという名前を付けて命を蘇らせた事からピノキオは万太郎を「マスター」と呼びあらゆる命令に従います。
しかしもって・・・このピノキオ、めっさきゃわいいです!
ミニスカートからちらつくおパンツ様にレースが付いてて更に萌えるわww・・。
でもって、歩き方がまたまたきゃわいい。。
ロボット的な動き方なんだけどね、ぽてぽてと歩いてます。
カクカクポテポテ、カクカクポテポテ・・・
いやーーー、欲しいですっ!欲しー、欲しー、欲しーーー!!です。。
抱っこして寝たり、一緒にご飯食べたり、一緒にお風呂入ったり・・・ディズニーにも連れて行きたいです。似合いそうな服も買ってあげたいし、とにかく何でもしてあげたいです。
・・・・って妄想が激しくなってヤヴぁイです!
アワワワ((((゜ □ ゜ ) ゜ □ ゜))))アワワワ
・・・で、嫌だけど修正します。
万太郎はピノキオによってニンゲンらしさを取り戻し、再び医師として仕事に復帰します。
ピノキオはマスターに献身的に尽くし、「どうしたらマスターは幸せになれますか?」と何度も何度も尋ねます。
ときおり、「マスターはまだ幸せではないのでしょうか?」と案じ、マスターの幸せだけを願い追及するピノキオをマスターは己の復習の為にピノキオを裏切ります。
ここで、悲しみのあまりピノキオが泣くシーン。。
「ワォーーン!ワォーン!」
その切ない泣き声に・・・・ドバーッ(┬┬_┬┬)滝涙 。
ロボットがニンゲンらしい感情を持ったとき。
ロボットのピノキオの表情が痛いです。ここでも(TωT)ウルウル
それでもピノキオは常にマスターを思いやり尽くします。更に涙(T∇T)
ピノキオがピノキオでなくなった時(博士に体を乗っ取られるシーン)の二重復声がゾクゾクするほど、素晴らしい!
鳥肌ものでした。
ピノキオが自分の体を破壊しないと世界中のニンゲンの命が亡くなる。と知ったとき、マスターにピノキオの作動をストップさせるボタンを押すように言いますが、出来ません。
「君が必要なんです。」とマスター。
ここでも号(┳Д┳)泣
しかしながら、ピノキオは破壊します。
最後のシーン、ピノキオが泣く「ワォーーン」と子供の笑い声がダブります。
そう・・・ピノキオは未来から来たマスターの子供だったのです。
生き残った人達は今、生きてる事に感謝して、生きてるだけで幸せ。と思い知らされます。
ここでも、涙、また涙・・・(。┰ω┰。)
ぐはっ!(吐血)劇中、半分は泣きっぱなしっでした。
お陰でお顔の化粧はハゲ、目は真っ赤、気になって頭を触ったけれど、まだ耳は生えてません。。
良かった。うさぎじゃなくて。。
そんな状態でドアを開けたら( ´;゜;ё;゜).;'.、.;'.、ゴフッ!!
ピノキオがご挨拶しながら、居てるではないですかっ!
アワワワ((((゜ □ ゜ ) ゜ □ ゜))))アワワワ
えっと・・・えっと・・・綺麗じゃないお姉さんは好きですかっ? m(*T▽T*)m ここでも涙が出そう・・違う意味で。。
・・ってことで非常に素晴らしい感動の嵐の芝居でした。
ワタクシの中では過去一年間の観劇本数の中でも3位には入るのではなかろうか?
もう一回観たい!再演お願いします。
CDは嫌だ。
生が観たい。
再演を望む。お願い。お願い。お願~~~い!