満足度★★
独創未来
面白い発送の脚本でした。未来がどこか現代と重なりつつ、独創的な雰囲気がありました。ただ、全体に焦点が定まってない部分もありおしい。なしおさんの存在感はすごいです。
満足度★★★★★
ある意味「電夏版ブレードランナー」
人造人間開発中に起きたトラブルで密室に閉じ込められた3人の開発者と4体の人造人間。
一部の人造人間が人間に恨みを抱いていると気付いた人間は人造人間のふりをするが…な物語。
人造人間はプログラムされた3つの動作しかできない設定で得意の「ルールとその運用」的な電夏スタイル(再演でもあるし)を展開し、さらに欺こうとして馬脚を現す「笑いの王道パターン」まで加えて笑わせる笑わせる。
そんな中で自分だけ助かろうとするエゴ丸出しの人間と逆に互いの可能な動作を組み合わせて状況打開を図る人造人間たちを対比させて見せ、さらには「人間(である条件)とは一体何なのか?」と哲学的な命題まで考えさせるとはお見事。
「電夏版ブレーメンの音楽隊」もしくは「電夏版さるかに合戦」、ある意味においては「電夏版ブレードランナー」でもあるのではないか。
ちなみにこの6日間で3度目の四方囲み客席…。
満足度★★★
人間が人間であることの証明とは
2部屋ぶち抜きのような縦長の空間中央をほぼ全て舞台として使用。
その周りを2列の客席で囲むようなセットになっていました。
モニタ3台?が設置されていたので、見づらい場所をフォローするためのものかと思いきや、別の用途に使用されていました。
3館同時上演の元となった物語、との言葉通り、
人間ピタゴラスイッチ的なギミックはとても似ていると思いました。
ただ、こちらの方が人間の機械に対する扱いなど、よりブラックな感じ。
誰も幸せでない、悲しみを覚えるような結末。
後味はあまり良く無かったです。