満足度★★★★
動画観劇です
水に冠したタイトル通りに
簡易波止場風に板の渡しと杭打ちしたようなパイプの突き立った舞台です
金は命より重い裏社会の暗黙のルールが主人公を
絡めとってゆく様子が淡々と描かれていました・・・・・・
でも明るく感じるのは主人公の強さでしょうか
満足度★★★
てがみ座初観劇
以前から評判は聞いていたのですが、中々タイミングが合わず
今回初のてがみ座観劇となりました。
少し難しく複雑な内容だったので、予備知識があれば尚更物語世界に感情移入することが出来たと思います。
それでも全体的に物語性も社会性も高く、とても見応えのある素晴らしい舞台でした。
舞台上が暗い水面のように役者を写していたのが印象的。次回公演が楽しみな団体がまた増えました。
満足度★★★★★
心に残る舞台
てがみ座は「地を渡る舟」以来2度目ですが、壮大なストーリーでありながら、とても繊細な作りで今回も引き込まれました。風琴工房で拝見した事がある佐藤誓さん、「地を渡る舟」 でファンになった中村シユンさんはじめ役者さんも素晴らしかったです。
満足度★★★★★
無題1322(14-371)
14:00の回(晴)。13:40会場着、受付(全席指定)。
初日に続いて2回目、同じ列でやや中央より、千秋楽です。
14:02開演〜16:10終演。
正面、所々穴のあいた網が天井近くまで張ってあり、その高さをぼんやりと眺めていると…タイトル「汽水域」とは別に、深海に至る層同士の間で混じり合わない「温度躍層」のことを思うのでした。
混じり合ったように見えても、時の流れによって分離してしまう関係。そもそも、越えられない境界線が存在する関係。縦にも横にも孤立し、繰り返し、繰り返し…分散し、溶け込み、薄れ、色を喪い、消失する…そんな世界をみているようでした。
川は、海は、月は、きっとそんな人々の想いすら流しさってしまうのでしょう。
フィリピンと日本の場面転換、異なった時間の並存…空模様が変わるほんのひと時…意識が重なり、移り、遡るような感覚でした。
「てがみ座」の公演は、今年、本作で終わりですが、できるだけ客演作も観に行こうと思っています。
新たな作劇への旅立ちの決意ともとれる作品
ここしばらく続いた評伝劇スタイルを離れ新たなテーマ、モチーフを求める作劇へ旅立とうとする作者の並々ならぬ決意の表れともとれる舞台作品のように感じました。新作についてはしばらくは模索の旅が続くような予感がします。
満足度★★★★
色
大きな物語性は流石、と思わせます。ただ、、以前のファンタスティック性が薄まり、現実にシフトしつつあるように思え、特色を少し残して欲しい、かな。
満足度★★★★
とても実験的な舞台でした。
てがみ座さんは、昨年11月に『地を渡る舟』を観劇して、風の記憶を記録するというその骨太な脚本と演出に驚き、期待して、新作『汽水域』の初日に、シアタートラムに伺いました。トラムは、『バリモア』以来です。作品は、日本とフィリピンが、ウナギと海川の水の流れを媒介して、相互に交流する舞台。評伝劇から、物や人が相互に交流する場(自然)を主題とする劇への展開を図る、とても実験的舞台でした。しかし、自然という舞台の上では、すべての人は、脇役に過ぎないとうことを思い知らされる舞台でもありました。
満足度★★★★
まじりあっても
まじりあっても一つになれないものなのですね。海はつながっているのに、空も一つなのに…、生まれた時代・場所による格差。色々なものを感じました。また舞台美術も素敵。劇場内に潮風が吹くのを感じられました。
満足度★★★★★
無題1317(14-366)
19:00の回(曇)。18:20会場着、18:30開場。
水面に星の光が映っているような舞台、桟橋のような足場、浮き球、赤く細かい目の網、トタンのバラックのような佇まい。
開演前、18:44、席に戻ると役者さんが舞台に2人、車や列車の音、帽子を深く被り、背中を丸めた人たちが集まってきました。
いつ始まったのか、19:00開演(たぶん)~21:17終演、初日乾杯。
佐藤さんは風琴工房「proof(プルーフ)-証明-」で観ていて、そのときの美術は「杉山至+鴉屋」、当パンをみると横山さんも出ていらしたのですね(来月の「みそじん」予約しました)。
とても重い内容でしたので、少しずつ継いでゆこうと思います。千秋楽にもう一回観に来ます。