トロワグロ 公演情報 トロワグロ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-9件 / 9件中
  • 満足度★★★★★

    2回目
    補助席も座布団も駆使しての満席、あのスズナリの熱気は尋常じゃなかった。

    トロワグロ、2回目の観劇は最初の10倍くらい感情が沸騰して、今もこれから当日券の列に並びたい衝動と戦っている

    脚本も緻密だが、細部にいたるまで練られた演出と、そこに感情をのせて崩さず演じきる役者陣に本当に脱帽・・

    完璧の山内ケンジさんの世界にはまってしまいました

  • 満足度★★★★

    またロビーで過去公演のDVD購入
    90分。面白かった~~~(笑)。ハイソな会社員が集まるホームパーティーが舞台の大人向けエロ会話劇。ごく自然に見せかけて、起こり得ない(であろう)出来事がスルスルと連発。間合い絶妙。ザ•スズナリで12/9まで。

  • 満足度★★★

    「片腕」を読みたくなる話
    昨年の公演は都合により見られず。今回も時間的に難しかったがなんとか都合つき当日券で観劇へ。
    広告業界にいる作家性を生かした山内さんと城山羊さん達が変態ワールドだったという事をすっかり忘れたw。
    上流クラス家庭での酒席、夫婦と夫と妻とそれぞれの絶妙な会話のいたたまれなさ、男たちの境遇や行動に苦笑いして見ていた。
    平岩さんと石橋さんのご婦人による中年期のエロが艶めかしいがそんなにいやらしくはなく、これまで見た中では、エロ毒気がやや薄かったような気もする。

    ネタバレBOX

    雅人さんのラストはもっとニヤニヤするような終わらせ方であってほしかった。
  • 満足度★★★★★


    エアミュージックのようにふわふわと芯がなく、主人公もはっきりしない、でも退屈もせず楽しんだ。山内氏が到達したひとつの境地だろう。行間がよい。

  • 満足度★★★

    ネタばれ
    ネタばれ

    ネタバレBOX

    城山羊の会の【トロワグロ】を観劇。

    1年ぶりの新作。
    これでかれこれ7本連続での観賞だ。

    添島専務のホームパーティーでの顛末を描いたドラマ。
    会社に出入りしている様々な業者たちは、建前上では倫理的に楽しく振舞っているのだが、その時だからこそ、女性に手を出そうとう輩は沢山いるのである。その中で異常に腕が綺麗な女性がいて、その彼女を巡って、男性たちとそれに嫉妬する女性のバトルが始まっていく。

    何時も通りの微妙な空気感で描いていく手法は抜群だ。
    特にのっけから男女の絶妙な距離感といやらしさ感がたまらなく、城山羊の会のファンとしては待ってました!という感じである。
    そしてそこからの展開は何時も通りなのだが、今作は何時も通りの空気感のみしか描かれず、ややネタ切れ感を感じ取ってしまった。
    作・演出の山内ケンジの良い所は、他人同士の距離感を適度に取りながら、ある瞬間に爆発していき、そこから先を観客に深読みさせる面白さが満載なのだが、今作に関しては、それが欠けていて、どうしたんだ?と言いたくなってしまった。ただただ空気感のみを誇大妄想的に描いていて、根幹の部分が欠けてしまったようだ。
    前作、今作と共に不発感は否めないが、毎回新作を作っているのでしょうがないか?

    初見の方にはお勧めだが、何度も観ているファンにはお勧めではない。
  • 満足度★★

    最後まで居心地の悪さを拭いきれないまま鑑賞/約95分
    城山羊の会との初手合いとなった本作は、これといった主張もテーマも特に無さげな、会話主体のちょっぴり毒っぽいコメディ。

    このテの芝居は大好きなはずなのに、本作とは馬が合わず、全体に漂う小洒落た感じ、ソツのない脚本・演出、そして劇団とお客さんとが形作る内輪的なノリに反発を感じてしまいすんなりと劇世界に入っていけず、最後まで居心地の悪さを拭いきれないまま鑑賞。

    なかんずく、内輪ノリ。
    どうやら大半のお客さんは固定客で劇団のシンパと化しているらしく、作者が笑って欲しそうなところであたかもリハーサルでもしたかのように声を揃えて笑う。
    これが私には気持ち悪くてならなかった。

    なお、「ソツがない」のは中盤過ぎまでで、終盤の30分ほどはソツだらけ。というか、はっきり言って蛇足。
    “上演時間60分”では格好がつかないからと水増ししたのがバレバレ。
    それまでは会話の運びもきめ細やかだったのに、1時間を過ぎた頃からいきなり大味になって、無理やり話を引き伸ばしたのだとはっきり判る。

    かくかくしかじかで尻すぼみな印象は否めなかった。

    ネタバレBOX

    某社の専務宅で開かれたホームパーティのバックヤードを描いた会話劇。

    パーティ会場にあてられた大広間からその脇のロビーに家主夫妻、専務の部下とその奥さん、等々が三三五五集まってきて雑談を交わすうち、専務と部下の細君同士がくだらないないことから口論をおっ始め、これを契機に様々な小騒動がロビーで繰り広げられる。

    奥さん同士の口論のくだりは異様にウケていたが、可笑しみよりも毒っ気のほうがより強く感じられて、私はほとんど笑えなかった。

    そもそも、舞台となるのがアッパークラスの家庭というのが気に入らない。小金持ちが暇にあかして引き起こす空騒ぎを描こうというその姿勢がなんだか80年代的、バブル期的で、格差社会化により貧困層も増えつつある今と言う時代がまるで反映されていない。

    作者は「普通に生活することを普通に描けないものだろうか、と思い立ち」本作を作ったそうだが、家主一家が送っている生活は明らかに“普通以上”であり、これを「普通」と呼べてしまう、世間との感覚のズレにもげんなりさせられる。

    しかも、アッパークラスのノリというのがなかなかリアルに表現されていて、上流とは無縁な私はますます不快になってしまった。

    …と、ここまで、ほぼ否定的なことしか書いていないが、じつはとても気に入ったシーンが一つあって、それは専務の部下の奥さんがソウルミュージックに合わせて活き活きと踊る場面。
    その振り切れた踊りっぷりと身ごなしのなまめかしさ、そして動きのバリエーションの豊かさに魅せられた。

  • 満足度★★★★★

    モテるのは女だけにしとけよ
    下北のスズナリで、城山羊の会さんの新作『トロワグロ』(90分休憩なし)2日目ソワレ観劇。城山羊の会は初参加、スズナリは10月のONEOR8さんの本公演以来です。紹介にもある通り、とあるパーティに参加した主賓の専務夫婦とデザイナの夫婦とその他参加者によるグロテスクなというよりエッジの効いた会話劇で、専務夫人(石橋)とデザイナ夫人(平岩)の女性の対決に火花散るところがとても楽しかったです。後半に、専務夫婦の息子(橋本)が途中参加するのですが、彼がなかなか曲者で、最後にエーという展開となり、トロワグロというタイトルに成る程と感心させられる舞台でした。

  • 満足度★★★★

    片腕
    面白い。90分。

    ネタバレBOX

    はる子(平岩紙)…太郎の妻。皆から腕の美しさを誉められ、和美と対立する。
    太郎(古屋隆太)…デザイナー。照男と関係を持つ。
    和美(石橋けい)…専務の妻。田ノ浦をおちょくりはる子と対立する。太郎にモーションかける。おっぱい。
    専務(岩谷健司)…はる子に言い寄ったり照男の同級と書斎でSEXしたり。
    田ノ浦(師岡広明)…トヨタ勤務。はる子に一目ぼれするが、はる子からは童貞臭いと思われる。
    雅人(岡部たかし)…太ってたけど胃を切除して痩せた。何回倒れても会場にい続けた凄い人。そして死んだ。
    照男(橋本淳)…専務らの息子。大学生。はる子と合コン。父の恥部を明かす。

    微妙な空気感を作るのがうまい。そして笑える。面白かった。

    和美とはる子のピリピリした会話もいいし、専務のスケベっぷりもいいし、田ノ浦の童貞っぽさもいいし、キャラと会話の組み合わせ具合が素敵。ラスト、雅人が死んでいる反対で濃厚キスを交わす照男と太郎というシュールさもいい。
    はる子が酒を飲んだ後の口元が最高に良かった。
  • 満足度★★★★★

    想像以上
    平岩紙さんの色っぽさ、台詞の巧妙さ、橋本淳くんの熱演、すへてが想像以上でした!

    城山羊さんの魅力にすっかりはまってしまいました。

    うん、面白かった!


    このところの観劇は当たりばっかりで本当に幸せだわ♡

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