満足度★★★★★
無題1262(14-301)と1263(14-302)
9/24(水)19:30の回(小雨、曇)、19:32開演~21:29終演。9/27(土)18:30の回(曇)、18:30開演~20:25終演。いずれも1時間前から受付、30分前開場。
2回観ました。
こちらは初めて。役者さんも初めてでしたが早川さんは「森の別の場所(2013/11@風姿花伝)」で観ていました。
1週間前「さくらんぼ畑 四幕の喜劇(桜の園)」を観ていて、戯曲も斜め読みしていたのがよかったのでしょう、普段は受け付けないチェーホフのセリフ、「マクベス」「人形の家」も自然と聴くことができました(なにげない展開が絶妙)。
開演前、舞台の3面に暗幕が掛けられているので「何か」置いてあると分かるのですが、開けてびっくり。
舞台は、20年ぶりにかつての稽古場=現倉庫に集まった1期生と20期生とを
重ね合わせ、恩師の教え、過去の傷痕、芝居をすることの難しさや想いを
テンポよく取り込んだ作品。流れるクラシック、楽しい稽古風景(笑うしかない!)、創作の悩み、舞台への憧れ、仲間と舞台に立ちたいという強い想い。
ただ、時事問題を生のまま採りあげている部分には違和感がありました、観客の想像に委ねたほうがよかったかなと。
「愚鈍起承転浪漫譚」のポスターが貼ってあるのはご愛嬌。
満足度★★★★★
心に響くすばらしい最終公演…残念!
最終公演・・・
こんなに「含蓄あり」「印象深い」「見応え」のある芝居が見られなくなるのは本当に残念である。
同級生といっても劇団の同期生の集まり…20年の時を経て、かつての稽古場に集まった面々の話。
学校の同級会であれば、卒業後の人生は千差万別。しかし、劇団員となると、同じ目的で入所したからには…それでも別々の道を歩いている。
また現在の劇団員との交流を通じて、その時代のギャップが浮き彫りになるところは現実感がある。
満足度★★★★★
最終公演にして最高
14人の登場人物の個性が埋もれること無く魅力的に伝わり、2時間近く観ていて混乱することもない。難しいことだと思うが、脚本、演出、役者さんがみな、最高めざしてやり切ろうとしている感じがして、だからこそできている。最終日に向けてあと6回。きっと反省点は改善して、まだまだ完成度は上がって行くはず。これが最終公演だというのはもったいないと思うが、最後じゃなく通過点として次にポジティブに繋がって行くに違いない。