満足度★★★★
瑕もあるが基本は珠の伝奇的世界
“言霊遣い”や“人ならぬ者”がいる架空世界の伝奇的物語。
細部(特に人死に関連)に杜撰な感が無きにしも非ずではあるが、世界観は好きだし終盤のどんでん返しの連続など総じてよくできている。
「言霊を遣う力」を、もっと一般的な力(能力とか権力とか)の比喩として観るとまた面白い。
また、ある場面でのS.E.の使い方や、撃つ直前までフレームに指を添わせてトリガーに指をかけない演技もイイ。
満足度★★★★
見応えあり
まず、テーマの着想が面白い。ストーリーも推理小説のように二転三転させて飽きさせない工夫が施されている。演出も幻想的な導入によって観客を舞台に集中させる手法は成功した。脚本・演出は優れていると感じたが、それを体現する演技力が足りないと思う。せっかくの主張が十分伝えきれないから、見ている方も感情移入出来ない。
(後日追記)
満足度★★★★
言の葉とひと と
シナリオが適度に複雑で楽しめる。オープニングでの言の葉の説明や言葉と人の関係を示すシーンで謎の多い“いろは”うたを用い、行燈のような火を灯して黒子が舞うシーンも幻想的であり気に入った導入部である。演出のセンス、シナリオライターの言語感覚の良さを感じた。