満足度★★★★
第三部
先日に続いて、第三部も観てきました。「勢獅子」と「怪談乳房榎」ですが、両方とも夏らしい作品です。
「勢獅子」は初めて観ましたが、演目としてもとても面白く良い作品でした。こちらは大満足です。
「怪談乳房榎」は、 十八世勘三郎さん最後の舞台以来ですが、さすがに勘九郎さんと比較するとまだまだといった感じです。改めて十八世勘三郎さんの良さを認識できたのは良かった。
満足度★★★
第三部鑑賞
納涼歌舞伎の名にふさわしい、夏祭りの光景を描いた舞踊と怪談物の2本立てでエンターテインメント性に富んでいて気楽に観ることが出来ました。
『勢獅子』
祭の御神酒所で曽我兄弟の仇討ちの物語や獅子舞を披露するレビューショウ的な趣向で、華やかな色彩と大らかな雰囲気が祭の賑やかな気分を盛り上げていました。
坂東三津五郎さんの愛嬌のある踊りが印象的でした。
『怪談乳房榎』
怪談と謳ってはいるものの殺された者が化けて出て来ること以外は怖さも無く、物語としてはあまり深みを感じませんでしたが、様々な趣向が凝らされた楽しい作品でした。クライマックスでは大量の本水を用い、その中で立ち回りが繰り広げられて爽快でした。終わり方が歌舞伎には珍しい構造となっていて興味深かったです。
ニューヨーク公演の為に追加された、場面転換中の幕前での英語による寸劇がユーモラスで、上手く場を繋いでいました。
中村勘九郎さんが主要な3つの役を演じていて、早替りで瞬時に異なる役に替わるのが見事でした。
満足度★★★★
第一部観ました
新劇場で初の3階からの観劇でしたが、座席の角度も良くて、ちゃんと観れました。中くらいの席だったけど、花道も先頭くらいは観られて、以前の劇場よりも良くなっています。ただ、座席の広さは1階や2階の方が広い気がするけど気のせいかな?
さて「恐怖時代」は、歌舞伎作品をとてもわかりやすく再構成していて、ストーリーを知らなくても普通に観劇できた。ただ内容は酷いもんで子供には見せられない、、、でも本当に解かりやすい演出でおすすめです。
「龍虎」はとても楽しみにしていたのですが、私が見る限り全然良くなかった。二人での舞いだから、どっちがずれてるのか素人の私にはわからないが、全く合っておらず、観ていて気持ち悪かった。「恐怖時代」が良かっただけに、とても残念でした。
後は第3部観たいけど、ちょっと時間無いかな
満足度★★★★★
第一部「恐怖時代」
個人的にはとっても面白かった。
中村兄弟当たり役。これからも納涼歌舞伎で再演重ねて欲しい。
ここに来たら、「観てきた」の感想がみんな(って二人だけど!)第一部なのも嬉しい。
一部はまだ3階席も買えます。チケットウェブ松竹で。みんな観てー。
感想は、ブログで熱く語ったので、ネタバレ欄から読んでいただければ。
歌舞伎にネタバレは無しだけど。
満足度★★★
第一部鑑賞
若手中心の座組による2本立てで、全体で約3時間と歌舞伎にしては短めの上演時間が丁度良かったです。
『恐怖時代』
権力や恋愛関係を巡る騙し合いの末に登場人物のほぼ全員が死ぬという凄絶な物語で、血糊や生首といったグロテスクな描写も多いのですが、意外に笑える場面も多く、眈美的というよりもB級スプラッター映画の様に感じる所もありました。
場面転換の前後における時間の流れの扱いや、死んだ人が舞台上にずっといる演出が新鮮でした。
中村七之助さんが演じる少年の冷酷な殺しっぷりと中村勘九郎さんが演じる臆病な茶坊主の滑稽な言動の対比が鮮やかでした。
『龍虎』
龍と虎の戦いを描いた舞踊劇で、セリで登場して衣装や化粧を替えつつ勇壮に踊る姿が格好良かったです。毛振りが続き後半はエネルギー切れに感じられたのが残念でした。
歌舞伎には珍しく銅羅を多用した音楽が勇ましい雰囲気を盛り上げていて良かったです。
満足度★★★★
第一部鑑賞
上演時間3時間。「恐怖時代」は血が印象に残る、歌舞伎にこんな作品があったとは。その中にあって珍斎の面白さが薬味として効いている。「龍虎」は歌舞伎のかっこよさをたっぷり味わった。現代舞踊ファンにも十分に楽しめる。