満足度★★★★★
無題1126(14-164)。
13:00の回(晴、暑)。12:25会場着、受付(チケットレス)、12:31開場。
舞台、楽器が集められ山のよう、照明があたって金色に輝いています。トランペット、サックス、トロンボーン…。
13:06、4人登場、楽器の間にある長いホースのようなものを吹く、国広さんによる前説〜14:21、アンコール14:23終演、アフタートーク14:29〜14:48。
「動物たちの冬(2012/11)」以来で2作目です。ジャンルは「演劇」とありますが、ライヴの間にショート芝居を挟んだ珍妙なパフォーマンス。
廃品回収車(?)によるメンバー募集、ゴムホースの笛、食事の時間、地獄に舞う(煌く)細い糸、上下左右…どっちを向いても音が出る、
鈴木さんは日芸卒…このところ日芸の方(卒業、在校とも)の公演に行く機会がとても多い…し、どれも面白いのです。
当パン裏、今後の予定。岡本さんの次作「ちいさなひまわり」は、「ぱぷりか」旗揚げ公演…その出演者のひとり、阿部さんはKATO企画「寄り添い支える(2014/5/31@絵空箱)」、それ以前にも「THE TRICKTOPS」(2014/3@王子)他2作で観ていて、この作品も予定に入れていました。鈴木さんは「鴎座」の「Viva Death(サラ・ケイン。2013/12@SPACE EDGE)」を観ました。
満足度★★★
独創的な表現で描かれた地獄
自身の演奏活動をしつつ、コクーン歌舞伎や新国立劇場の舞台音楽を手掛けているミュージシャンの国広和毅さんが時々自動としては初の外部からの作・演出を勤めた作品で、ざらっとしたアナーキーな雰囲気で仏教的世界が描かれ、独特の質感が印象的でした。
冒頭は演出家やパフォーマー達が役柄ではなく本人として登場して話し、ドキュメンタリー演劇的な展開になるかと思いきや、特殊な発声・奏法による演奏や3ピースバンドKisamaAlternativeの演奏シーンと、白い衣装を着た仏と蜘蛛を象徴する2人が登場する『蜘蛛の糸』(芥川龍之介)の物語とが断片的に交差し、物語と演奏が独特のバランスで組み合わさった構成となっていました。
世代論もテーマの1つとなっていて、前半では芸術/音楽論と絡ませながら語られていたのですが、後半ではあまり展開しない印象を受け、物足りなく感じました。
金管楽器に木管楽器のマウスピースを付けて吹いたり、風船の空気で管楽器を鳴らしたり、楽器の中に水を入れて吹いたり、サックスを上下逆に構えて演奏したりと普通ではない奏法を多用し、奇妙な音響が繰り広げられていて、かつ身体の存在感としてもドラマチックな効果があり、興味深かったです。
満足度★★★★★
気に入った
こういう自由な発想のパフォーマンスは大好き。人には勧めないけれど。チラシを見ても何の公演だかさっぱりわからなかったが、実際に見ると説明できないことが分かった。明確なストーリーはなく、音、声、身体、ペインティング、演奏等が織り交ざった、なんというか、パフォーマンス。