満足度★★★★
となりのお姉さんは上演中もスマホでつぶやいたりしていた・・・
まぁバックライトも暗くして音もたいして出さなかったから観劇の邪魔にはならなかったが、
世間の常識に照らし合わせるとどうであろうか?
心臓に生えてる剛毛が冠血管を詰まらせないことを祈ります(^^)
さて、話は再演ということもあり、泣かせ所も感動も用意されていて出来がよいなぁとは感じたが。芝居上の嘘が少々気になった、作品のクオリティが高い分リアリティもそれに付随したレベルにして欲しかったかなぁと思った1時間45分です。
《Bチームさん観劇》
満足度★★★★
舞台美術も必見
作・演出の“えのもと ぐりむ”が、若者を起用したのは大正解であった。何故ならシナリオの内容と彼らが追い詰められている命の、閉塞感、遣る瀬無さが、マッチしているからである。言い換えれば、若者が生きている時代と生活している場所は、今作に描かれた時と場所なのであり、其処から脱出する為の若者らしい武器といえば、未だ傷つきやすいナイーブさと汚れ切ってはいない純粋性、そして夢を夢見るあどけなさだけであるのだから。リストカットでしか、存在していることを確かめられない空虚感、自らのアイデンティティー崩壊の音を聞くことさえなく崩壊していた存在の原点、棹差そうにも、棹だけあって川が無く、川だけあって手段の無い夢幻地獄。夢幻であることは理性で知るが、感覚で納得することは、このオーダーからは永久にできない、という数学的確かさ等々をミルフィーユのように重ねて、唯虚しく日が暮れる。これを地獄と呼ばずして何と呼ぼう。
だが、これら絶望の無限の連鎖の果てに、若者は尚、出発する。この出発の何と言う無謀、そして哀しい美しさ! 鯨の歌が、流れる。埋め立てられる危機を背負った辺野古や沖縄の海に。
大道具さん、スタッフの方々、見事な舞台美術、お見事。ドアの開閉音が、船材の軋みに聞こえるのもグッド。
満足度★★★★★
青臭くて熱くて超ポジティヴ
青臭くて熱くてポジティヴなメッセージ直球勝負の作品を見たのは久しぶり!終盤での主人公の渾身の長セリフ、感動しました。歌とギターはもう少し練習したほうがいいぞ。