満足度★★★★
切れ味勝負なお芝居に自分も斬られた・・・
スペード回「見栄も強欲も不安の顕れ」を観賞。
ギャラリー(20畳ほどのビルの1フロア)内に、
観客席(折りたたみ椅子)に囲まれる形で仕切りもなく
真ん中にソファやテーブル、お酒のたぐいなどが用意されている。
そして、大学のゼミで一緒だったメンバー達が
同窓会としてレストランに集まり、
食事も終わってそれなりにお酒の回っている状況、
でスタート。
劇場型の舞台とはまた違う、同じ目の高さ、
同じ部屋の中でのお芝居に、
まるで「本当の同窓会」を、
見ているというより壁の花として自分も
参加しているかのような空気感。
そして・・・
「物語」としてのお芝居ではなく「同窓会」という演技、
そこから30分以上をかけて演じられるメンバー達の
(表面上の)大人としての自分たちの
「今」についての語り合いから、
一気に主題に迫る怒涛の流れ、
主人公(なのか?)の最後の締めに、
自分もズバッと斬られてしまった、という感覚でした。
ほんと「何を見せたいのか」というオチひとつで
勝負するタイプのある意味すごい空気感を持ったお芝居でした。
満足度★★★★★
しゃっふる
『見栄も強欲も不安の顕れ』『時間と責任に追われる幸福』両方観て来ました☆順番はすぺーど→くらぶ→すぺーどです。
『見栄も…』は会話劇って言う形式なのかな?初めて見る演出だったのでスピードに戸惑いました(汗
序盤は台詞追うのを諦め感情、表情、雰囲気を追っていました。ですがそれがあの場に入り込める良い要素だった気がします。
人間関係やタイトルのそれを各キャラクターが確立していて個々に移入して観られました、一回目は。
二回目はあるキャラクターを中心に見ると全体をどこまでも俯瞰で観る事が出来て多面性を感じ、ある瞬間にフッと最初の面に戻るような正にしゃっふるされてしまいました!(ドヤ!)
『時間と…』は主人公に感情移入しまくってしまった(汗
軋轢、摩擦がヒリヒリ感じられますw
そして今しゃっふるされた瞬間が俺には絶望的でした
丁寧な描き方だった印象で俺は好きです。
満足度★★★
ぼくたちの失敗にゃんちって
大学卒業後、久しぶりの飲み会に集まった面々。現役生でも既に29歳。晩婚化した昨今と雖も既婚者も多く子持ちもいる。また中には7年ぶりに皆に会う者も。偶々、仲間の一人がレストランオーナーと結婚した関係で、その店で貸し切りパーティーをしている最中だ。他愛ない話が続き、互いに腐し合ったり、近況報告をしたり、この店のオーナー夫妻のなれそめ話に花が咲いたりと話は弾むが。(追記後送)