満足度★★★★
いいねー、シェークスピア!
ポーシャ役小暮さんの変装は、本当に同一人物かと目を疑いました。(髪の毛アップに黒メガネ、服装変えると別人)
そして、ヴェニスの商人でロミオとジュリエットの台詞が出るとは思いませんでした。(笑)
シリアスな喜劇なので、個人的には特別なお笑いは必要とは思いませんが、こういうのもありでしょう!
久々に古典の翻訳劇楽しめました。
今後もディ・ショコラーデ的シェークスピア作品継続していって下さい。
満足度★★★★
初見。面白かったです。
チケットプレゼントで観劇。
原作は古典戯曲だし筋は予め、わかる人はわかる作品なので、どう見せてくれるのか、と興味がありました。
洪水のような台詞のやり取りを、当たり前だがスラスラ述べ、意外とストレートな見せ方で見やすかったし、わかりやすかった。狭い舞台内を脚立等を使い上下左右巧く使いこなし、正統派演劇を見たって感じ。
役柄上、考え違いから巻き起こる騒動に喜劇性も巧く加味し、面白かった。
休憩5分込み約2時間30分。
満足度★★★★
古典劇独特の長い台詞が
良く入っていて、見応えありました。ユダヤ人のシャイロックと賢い貴婦人ポーシャとのやり取りが有名なお話ですが、これ、喜劇だったんですね~。ラブコメディの小気味いい結末とマイノリティの悲哀をたっぷり感じさせる対比が面白く、人肉裁判の場面しか知らなかった私にとっては(すみません、小学生並みの知識でした)シェイクスピア劇の厚みのようなものを見させてもらいました。場面転換も鮮やか。あの小さな劇場でよく考えられた舞台美術だったと思います。シャイロックが箱から取り出した小さな秤が何だか象徴的でした。あの秤ははたして何を計るべきだったのか、考えてしまいます。