満足度★★★★★
くせになるのよ
別役作品と劇団東京乾電池。これ好きです。ここでしか味わえないへんな空気。あの大きな本多劇場にあのセット。。。不条理。それだけでわけわかんなくて笑った。しかもこの作品ってお客さまによってつくられるんだなぁ、としみじみ感じたりして。観劇初めての方を何人か誘って行ったのですがみんな大変喜んで楽しんでくれました。
満足度★★★
歴史は感じさせられる
歴史ある劇団も良いものだ。
ということで、数年後には40周年になるというこちら初見です。
台本自体も30年以上前の作品で感慨深い。
さすがに古いと思ってしまう表現もあり。
例えば冒頭の葉が落ちる表現は今ならばもっと良い見せ方がある気がする。
勿論、昔の良さを求めるのも良いと思う。
そのままで良いと言ってくれるお客と共に歩むか、昔からの良さを残しつつ新しいものを取り入れるか、先ずその二択に迫られるのではないか。
お客がもっと入って欲しいならば、後者の感覚がどうしても必要ではないかと自分なぞは思う。
今風と言ってもほんの少しだけ、台本は同じで構わないと思うので、新参で観た者としてはそっち方面に向かってくれたら良いなと感じる。
満足度★★★
・・・
「ゴドーを待ちながら」を別役実流に変奏したような作品。
不条理というか、一見バカバカしいやり取りをしているように見えながら、
よく考えると、深い寓意が込められているようにも見える。
その寓意も観る者によっていかようにも解釈もできる。
もちろん、深読みをせずに、表面上のズレの可笑しさを単純に楽しむ観方もできる。
ただ、演出の問題かわからないが、私には、芝居として面白いとは思えなかった。
と言っても、私の席の周りの観客はよく笑っていたので、好み(評価)が別れる作品なのだと思う。