積雨、舟を沈む 公演情報 積雨、舟を沈む」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.5
1-8件 / 8件中
  • 満足度★★★

    初ゲンパビ
    話は面白いが演出がつまらないという印象。
    秘密がバレてくる頃から楽しめた。
    それまではテンポが悪いしツカミが弱いので芝居に入り込むことができなかった。
    この情報化社会は知らない方がいい現実現実はたくさんある。
    それをスマホの男がぶち壊していくという現代への皮肉なのだと捉えてみたが、いかがでしょう。

  • 満足度★★★★

    ラストシーンは衝撃だった
    凝った舞台美術と音響で独特な世界観を醸し出していている。シナリオは丁寧な人物相関設定と伏線配置で納得度が高い。反面読めてしまう部分があって、もう一捻りあったらとも。でも、ラストシーンは衝撃だった。観たままだとすると…

    ネタバレBOX

    暗転があんまり好きじゃないけど、今作は時間軸の入れ替えの演出から暗転が効いていて好感。過去と未来の行き来が、すっと入ってきてバックグラウンドの理解が進んだ。蛇足だが演者の衣装替えが結構早くて感心。

    当たり前かもしれないが、ゲンパビの三澤さきが印象的。うわー、髪長いなーというのが第一印象。溜めて、止める演技と笑顔が心に残ってる。深沢良磨も嫌味で良かったし、國津ヒロ、米津知美も印象的。

    フライヤーを意図的に小さくしているのは戦略的だなと思っていたが、当パンに至っては変則の台形。よく考えている。何だかんだで手元に6枚もフライヤーあるし。今回は当日精算でSquareのカード決済使ったし。事前予約でカード決済しないのかな?
  • 満足度★★★★

    面白かった
    初ゲンパビでした。途中からドンドン惹き込まれました。えっ、えっ、何だという具合に話が進行し、最後は鳥肌立ちました。ホルマリン漬けのモノはグロかったです。観て良かったです。

  • 満足度★★★

    正攻法のつくり
    正攻法のつくりで、うまく構成されている作品だと思った。
    ただ、個人的には前作の方が良いと感じた。

    ゲンパビの役者:三澤さきさんに、独特の魅力を感じた。

    ネタバレBOX

    前作で感じた特異さは、今作からは感じられなかった。

    「ゲンパビ」について、私は前作『トーキョー拾遺』と今作しか観ていない。
    以下はあくまで、2作の対比。
    どちらがゲンパビの真の顔なのか、私にはわからない。

    前作では、小さな空間での上演ということもあり、構築された舞台セットのようなものはなかったと思う。少しはあったとしても、可変的なものだったと思う。
    そのため、私は、役者の背景にあるはずの景色を想像して舞台を観ていた。その背景も、単なる場面背景というだけではなく、時代背景なども含んだ奥行を感じさせるものだった。
    そう感じることができたのは、場面場面がトーキョーに流れている生活の細部を描きながら、その断片が相互に連関することで、総体としてトーキョーが形づくられているということが感じられる脚本になっていたからだ。まさに「トーキョー拾遺」という題名通りに。

    場面・場面を別撮りできる映画と違い、
    一つの舞台上で物語を展開しなければならない演劇では、この奥行を観客に感じさせることは極めて難しい。それを、観客の想像力の中で繋ぎ合わせることで成立させた前作の構成力は素晴らしかった。

    それとは対照的に、今作では、構築された一つのセットの中で物語が展開されていた。場面は限定され、時間軸の変化の中で、物語の広がりを持たせるという作りであり、それ自体はある程度上手くいっていたとは思うが、その一方で、どうしても脚本における窮屈さが目立っていた。物語を破綻させないために、ご都合主義に近い形で、設定などの諸々が、現実感の薄いものへと変質させて、一つの舞台・物語に押し込められているという感じを受けた。

    そもそも、物語化に対する是非という問題がある。
    前作でも、「大きな物語」と「小さな物語」というようなことはテーマになってはいたが、その語り口(脚本の構造)としては、物語化自体を疑っている作りにはなっていなかった。政治などの大きな歴史的な動きと個人の小さな日常の対比として受け取っていたので、前作はあれで良いと思っていた。ただ、ポストモダンなどの議論で取り上げられる「大きな物語」というような問題の中には、「物語化」「歴史化」そのものへの疑義が含まれる。それは、まさしく語り口の問題でもある。意味・解釈など、世界が一つの方向に向かうことへの疑義。その点に意識的な作り手は、演劇などでも、ポストドラマを志向する。そこまで物語の解体に向かう必要があるかどうかは別にして、物語性の強い演劇を志向するにしても、今作のように物語に様々な要素を従属させる作り方では、世界を狭めてしまうと思うのだ。

    その点、前作は、計算された物語構造でありながら、
    一つの世界に留まらない広がりが感じられる作品だった。
    物語演劇であっても、一義的に完結しない豊かさを持った作品を提示することは可能だ。そのことを、まさに前作が証明していたように思う。

    上記のような理由から、私は前作の方が良かったように思う。

    ただ、今作は今作で、物語としてよくできている作品だとは思った。
    おそらく、こちらの方が好きな観客も多いと思う。


    あくまで私見ですので、不遜なもの言いをお許しください。

    最後に、
    制作の方の対応がとても丁寧で、素晴らしかった。
    ありがとうございました。

  • 満足度★★★

    みてきた
    髪ながっ、お手入れが大変そうです。

  • 満足度★★★

    劇団初見
    自分を曝け出さないと真実が見えてこない物語はミステリアスで面白いが、展開に間延び感の印象。

    ネタバレBOX

    登場人物10人。この2人いなくてもいいんじゃないかって思うと観ていてダレてしまう。もっとスッキリ見せても良かったかと。晩熟の心理、キモイと思いつつも何処か「あるある!」と頷く自分がいました。
  • 満足度★★★★★

    大雨、避難
    非日常の中では人は高揚し、余計なことをしゃべってしまうものなのかもしれません。

    ネタバレBOX

    大雨で避難した今は地域センターとなっている出身高校の元校舎で、管理人をしている同級生や他の避難してきた人たちと一緒に過ごすことで、非日常の高揚した雰囲気のせいか、集まった人たちの嘘や秘密が暴露され、さらには高校時代に自殺した友人の死の真相が明らかにされる話。

    買ったばかりというスマホ男の空気の読めない言動があまりにも異常で、ストーリーの進行上においてもちょっと浮いていて、やり過ぎの感はありましたが、若い人の中にはそこまで酷い人もいるのかなと最終的には受け入れることにしました。

    知りたがりの割には何も知らないのねが意味深でした。

    友人の死は自殺か他殺か謎めいたり、地元を離れない同級生の本当の理由や自殺の理由が自分に起因していたことが判明するなどミステリアスで面白かったです。さらに、過去の猟奇的な犯罪を隠蔽しようと新しい殺人が行われるところまでは想像していなく、狂気的な展開にはとても感心させられました。
  • 満足度★★★

    久々の王子様
    初日を観劇。役者さんの降板などを乗り越えての公演らしい。

    が、そんなことは微塵も感じなかった。

    が、それだけの印象。脚本は悪くないとは思うのだが、演出や空間の使い方が雑な印象。細かいところが結構気になって話に入っていけなかった。千秋楽に向かってもっとブラッシュアップして欲しい。

このページのQRコードです。

拡大