満足度★★★★★
今や昔の自分を語る行為で日常に登場人物の物語がどんどん積み重なっていく。時間がたつにつれ、舞台にいわきや学校の様子が立ちあがっていく。ある朝を切り取るだけなのに、少しずつ距離感が変わり、演じ方も変わっていく。当然生まれる当事者性に正面から向き合う姿に様々な物語が読み込んでいくことができた。
満足度★★★★★
トークも素晴らしかった。
震災から約3年経った被災地の高校生の今。俳優がそれぞれに一人で立っているのが素晴らしい。媚びない、甘えない、威張らない、嘘をつかない。舞台に本物の人間の言葉があった。終演後のトークでも誇張のない事実が慎ましく並べられ、私も一人の人間として向き合えた。お芝居でもトークでも落涙。上演時間は約1時間5分。
満足度★★★★★
忘れ行くこと
中学3年生の時に被災した生徒たちの3年後が舞台。覚えていたのに忘れていくことのイライラ…。変わる景色、感情…。家族・友情…。色んな想いを彼ら側から観ることができました。2年後彼らが二十歳になった時今回の公演をどう感じているのでしょうか。そんなことも気になりました。