満足度★★★★
ナチスドイツ時代のゲッベルスと映画人たちの人間模様。笑えるのに背筋が凍る。
1940年代ドイツ・ベルリン、宣伝大臣ゲッベルス邸で
繰り広げられるゲッベルスと映画人たちの群像劇。
この俳優さんたちの演技がとても楽しめる。
表面ではコメディとして笑わせられるけれども、
同じこの場所、この人間達によって非常にシリアスな
事が進行することの背筋がゾッとするような怖さが
衝撃的に伝わった。
但し、ある出来事をきっかけに、ガラッと変わるのですが、
その出来事がちょっと安易かな、と気になってしょう
がなかった。
満足度★★★★
備忘録
再演だし、色々賞取ってるし、いまさらクチコミという作品ではないのだろうけど、自分の記録として。
実在の人物に外見からして似せようとする三谷演出。特に、ヒムラ―の段田安則、似すぎ(笑)
ゲーリングの渡辺徹は、ただでさえ太ってるのに(失敬)、さらに胴巻き。、元帥杖を振り回して登場。
小日向ゲッペルスは、足の引きずり方が自然すぎて、私は「あっ、小日向さん怪我しちゃったんだ」と勘違いした。(ゲッペルスがそうだったという知識はあとから聞いた)
笑いもあるが、ラスト一転して重苦しい。
その落差が上手いんだろうけど、個人的にはモヤッとした。好みの問題。
新進女優エルザ・フェーゼンマイヤー役の秋元才加が良かった。
AKBにいる時から、この子は美人で頭いいと思っていたが、やっぱりアイドルより女優としてのほうが魅力的。これからも期待。