満足度★★★★
楽しめました
ちょっとレトロな感覚の不思議な芝居で、最初とどまいましたが、見慣れるにつれて俄然面白くなってきましたね。威勢のいい女優さん達の演技にすっかり魅せられました。
作品世界と観る側の距離感
喜劇的な作品の場合特にそうなのですが、登場人物達の織りなす作品世界と観客としての自分の適切な心的な距離感のようなもの(ある程度離れてくると喜劇的に状況が見えてくるが、近づきすぎると感情移入してしまい面白みのない話になってしまう)があって、今回の場合は、そのやや古風で独特な言葉遣いもありその距離感の調整に手間取りましたが演出にも助けられて最終幕までにはその調整に間に合いその作品世界のもつ味わい深さがじわじわと心に沁みこんできました。
満足度★★★
戯曲の素晴らしさに尽きる。
満員の14:00の回。Bでした。
全く古さがない戯曲を堪能しました。
ただ全体に乗りきれませんでした。
見易いように後ろの席にしましたが、またもや前の人が大きくて舞台真ん中が見辛い。これは小劇場ではどうしようもないのかも知れません。
芝居に入れなかったのはそのせいかも知れません。
もっと面白い芝居なんだろうなぁ、と思いました。
食わず嫌いはよくないな、と。
実は、私は古い(?)戯曲があまり好きではない。苦手だ。
この「道遠からん」は1950年文学座初演だそうだ。
約60年前の作品が古いのか、そうでないのかといった分類はよく分からないが、出だしの言葉遣いで「あ、これ苦手かも」と直感した。
ところが、だ。大いに楽しめた。
食わず嫌いはよくないな、と実感した。
Aキャストを観劇。
ナレーション(スピーカー)「幕。」→暗転の流れはツボにハマった。