革命日記 公演情報 革命日記」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.9
1-19件 / 19件中
  • 満足度★★★★

    マチネ
    大使館と空港を同時に占拠をしようと企てる現代の革命戦士たち。占拠を前にした最終打ち合わせで起こるあれこれ。

    ネタバレBOX

    人生をかけた大きな戦いの前に立ちはだかる小さな出来事の数々。知っているから起こる衝突に知らないから起こる衝突。平田オリザの戯曲はシチュエーションこそ異なれど、この価値観の違いから来る衝突(というか色々なこと)の描き方がいいなぁ、と思う。本当には、何が大事で何が大事じゃないかなんてわからないのかも。
    粛清とかオルグとかって分かるのね。みんな。
  • 満足度★★★★

    知人が
    何人もいるのだけど、皆
    「青年団若手」になってた。俳優の中にはまだ「青年団」でない人もいるっぽいけど、青年団の公演に青年団俳優部(な演技体)でない人がいるとすごく目立ってしまうのね。

  • 満足度★★★★★

    3回目の観劇。
    みんな演技が細やかになっていて、
    さらに面白くなっている。凄いなぁ青年団若手。

    大久保亜美、酒井和哉、近藤強が特に良くなっている。

    今のこの時代に、この種の革命を計画する
    時代遅れ感全開な過激派組織メンバーが、
    ワタシはフツウです的な市民の顔をして
    本当はまだどこかに存在しているのかも?
    と想像すると、
    それはそれは恐ろしいなと。

  • 満足度★★★

    意外!
    あたかも覗き見しているかのようなリアリティこそが平田演出の醍醐味だとおもっていたが、それはもう過去の話なのだろうか?それとも若手公演だからこうなの?いずれにしても期待していたような、日常のテンションに近い、含みのあるような演技は少なく、概ね真っ直ぐな印象。まあでも「革命家って真っ直ぐなひとたちなわけでしょ?これが彼らにとってのリアルなんじゃないの?」と言われてしまえば、それもそうかと思う。

    ネタバレBOX

    大久保亜美さんが素敵です。「スマートに」かつ「空気読めない」って、私が好きな俳優の二大条件なんだけど、ともすれば矛盾するこのふたつをバランスよく繰り出しておられました。

    全体的に女優が活躍する戯曲ですよね。男性はなんだかみんなちゃらんぽらんで好感もてない。鄭さん応援しちゃうもん。平田さんて、やっぱ根が女目線なんだろうな。
  • 満足度★★★

    岡目八目
    人物が再登場すると空気が変わる場面がある(特に小学校の副担任の先生)。その役者をじっと見ている。盤面ゲームの局面が変わるのを見ている様な感じで。岡目八目。ちょっと意地悪な感覚が“オリザ演劇”の肝と見つけたり。

    ネタバレBOX

    セイカツをカクメイ化して成立したちゃちな密室に土足で入り込んで来る世間、常識の、健康そうなゾンビども。どう見ても諷刺喜劇。初演の安田演出の方がシンジラレナーイ。911の予言というのは眉唾。いわゆる運動史を細かく調べている。かいつまみ方がまた小意地の悪い。
  • 満足度★★

    なぜ今の時代にこの再演なのか?
    個々の人間の在り方や言い分、社会的な関係性等は上手く描けているがいかんせん大枠の設定がリアリティない為に説得力もなく。91分。

    ネタバレBOX

    初演時はまだ大学なんかにも斗争文字の立て看が残っていた時代だったが、あれから10年経ち、こんな革命を信じている組織があることがあまりに絵空事のように見えて。出演者の若さもあるのか、彼らの革命に対する言葉も上辺だけで根が生えているようには聞こえず、そんな違和感が全然物語に入り込ませない壁になっているように感じた。

    ただ、いかにもな日本人を描くという意味では巧く浮き彫りに出来ていたと思う。
  • 満足度★★★★★

    小日本人。
    様々なテーマを内包し、すっと提示するオリザ戯曲の巧さ。
    この作品は、アプローチが外にも内にも向いており、唸らされること多々。
    そして、何よりも日本人というものを見せられた気がする。

    若手が演ずるのにマッチした作品でそこも心地よかった。

    ネタバレBOX

    「日本人の革命の不可能」を暗示する物語として受け取った。
    逆説的に言えば、「誰がいつ一線を越えてもおかしくない」ともなるだろうか。
    なるほど、どちらにせよ日本の危機の一面を描いてるのでしょうね。
  • 革命は大変
    面白かったです。

    青年団の作品の中でもかなり好きな作品になりました。

    その理由が、脚本なのか、演出なのか、俳優なのかわかりませんが、個人的には、演出が行き届いていて、それをぐんぐん吸収できる柔軟な俳優がいるから、脚本の面白さが100%伝わる…という、基本的な演劇の面白さを実感しました。

  • 満足度★★★★

    2回目の観劇!
    初日はテンぱっていたのか、
    俳優陣が皆突っ走り気味で、
    ちょっとドタバタ感が強かったのだけれど、
    芝居が安定し、感情のセーブが効いてきて、
    微妙なニュアンスの表現がとても面白くなっている。

    ネタバレBOX

    大久保亜美、木引優子の2人が、
    特に良くなっていて
    宇田川千珠子、中村真生のナイスアシストで、
    観客の大笑いを誘発!

    鄭亜美はまだかなり声が大きく、ウザイ。
    原因は彼女の声質の問題かもとも、
    系統的にはドラえもん(大山のぶよver)声を、
    濁りと柔らかさとを少なくして、
    金属っぽく固いキンキンさせた感じに変え、
    それをさらに早口でまくし立てるので、
    もう、お腹いっぱいに。
    それをやり込めるべく近藤強、桜町元が
    大声で台詞をかぶせるのでヤリ過ぎ感が強くなり、
    ちょっと残念な感じ。
    ま、彼らはその後すぐトーン押さえるので良いのだけれど。





  • 200802061500
    200802061500@アトリエ春風舎

  • 観ました
    観ました

  • 満足度★★★★

    携帯電話時代の革命運動
    弛緩した日常のなかで、革命実現のための緊張感をどうやって維持していくのか。
    遠景と近景しかない世界で生きる人々の組織を、外から眺めるとこんなかんじなる。
    傑作。

  • 満足度★★★★★

    いまさらですが。。。
    やっぱりこれはすごいですね。初めて平田オリザ作品にずいずいとやられました。自分の日常にはまるでない世界なのに、そこで生きる人のリアルというものが感じられる。お芝居を観て感じることができるリアルってなんなのでしょうねえ。一所懸命生きているってことなのかな。悩んでもぶつかっても。信念を持って熱くなりながらも、色恋沙汰など人間くさくもあって。書くと恥ずかしいようなことだけど。普通に、淡々と。それがいい。

  • 満足度★★★★

    ドラマチック
    脚本は、あまりにレベルが高い。組織と個人、本音と建て前、罪悪感と正義感、日本的な議論など、非日常的な集団の中に日常そのものな意識・無意識を織り込んでいる。それは、この内容が「リアル」であった先輩たちへの、力強い批判ともなっているし。ただ、この戯曲が役者に要求するハードルもあまりに高い。その結果なのか、あまりに「ドラマチック」に仕上がりすぎているのではないだろうか。この時空は非日常なのではなく、どこかにある日常と捉えた方が、より切実な気がするのであるが。

  • みたみた。
    観劇。

  • 満足度★★★★

    キチガイとKYが交錯する瞬間が面白い!
    世界同時革命の為に
    自己を犠牲にして暴走する過激派集団と、
    自己願望実現の為に
    他人を巻き込んで暴走する一般人の
    コントラストの妙が可笑しい。

    ネタバレBOX

    理想を掲げながらも色恋には翻弄されるし、
    気の狂った論理思考の会話に大笑い。
    殆どマトモな人間が登場せず、
    ヘドが出そうになる程のリアル感を持った
    どうしようもナイ残念な人たちのオンパレード。

    あ、このどうしようもナイ感って、
    ポツドールの芝居に近いかも。

    若手公演ということもあり、
    役者の技術レベルにバラツキはあるものの、
    全体的にはハイレベルで驚く。

    ただ、色恋沙汰が取り沙汰され大騒ぎで熱演する女性が、
    同情の余地が全くない程ウザくて、
    そういう演出なのかなと思って観ていたのだけれど、
    後で聞くと彼女の役は、観客からは愛される設定と聞いて、
    疑問符が頭の上を飛び交うも、
    つか劇団にいたらしいと聞き、納得。

    もっと精度が上がっていく思うので、
    あと2回位観ても良いかなと。
  • 満足度★★★★

    わかい人たち
    本当に日本のどこかでこんなやりとりがされていたらどうしよう。と心配するほど会話の形態がリアル。内容はリアルとは遠くはなれていそうなのに。
    平田さんのお芝居を見たのは二つ目なのですが、料理の片付け方がすごく粗雑なので平田さんは食べ物に執着するタイプではないみたいです。

  • 10年前にも観たかった。
    その頃の自分はまだ芝居というものを観た事がありませんでしたが。
    確かに若手公演。他の青年団の芝居に比べると重厚さが足りない様に感じました。でもね、それは不足感ではないのです。長年やっている人々と今から同レベルだったりしたらそれはなんて手に負えない化け物か。ここからですね。出演していた彼らの今後を期待します。

  • 満足度★★★

    不自然なのはしょうがない
    如何せん、時代が違うんだもの。
    でもこれを形にしてるのが若手俳優(1年目の人とか)っていうのは、
    やはり青年団の組織の恐ろしさだろうか。
    個人的には今の境遇と重なってしまって
    緊張と絶望の狭間を行ったり来たりで。

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