祝祭的な客席に困惑。
観に行ってみたら、ガラガラの客席で驚いた。そして、そのガラガラの客席に芸術を見るぞという気迫が漂っている。まるで祝祭のような客席だった。どうもこの作品は3部作のトリを飾る作品らしかった。観客の多くはこの作品の行く末を見守って作家や出演社と辿り着いたのだろう。僕はそうではない。何の予備知識もない。ほとんど手塚の一人芝居だった。妖気漂う手塚の柔軟な肉体と精神と、あの何とも言えない周波数を出す声の魅力。衣装もすばらしく、美術もシンプルで、その世界観を表現していた。
この感想は長文になりますので、もっと読んでも良いという方は
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やっぱり大好き
拡散がなく、ただただ舞台セットのようにスクエアで、収束。三部作の完結編なんだね、という印象。
整理された現実をつきつけてくる。別に新鮮な言葉や、状況があるわけじゃないんだけど、その言葉のつらなり方と、状況の切り取り並べ方のセンスがすごく好き。
そして、社会・人間への嫌悪だったり絶望だったり・・・闇に突き落とされる。
川村作品の闇に沈むことによって、自分なりの光を感じて元気になる。
ただし・・・翌日以降にw
満足度★★★★
初、川村毅
一幕でいい意味でも悪い意味でも期待を裏切られ、役者の良さでどうにか持ってるな、と思いきや、二幕でいい感じにやられました。あれくらいの世代のある種のこだわりを全うしながら、試行錯誤されてるところは悪くない。