満足度★★★★★
良き相談相手であれ!
老人たちが集うのかなと思ってましたが、予想が外れ嬉しいです。団地の管理組合の年配理事から引継がれた40代の新理事たち(昔からの住人、新入居者)が、老朽化した団地の問題や身近な問題を解決していこうという芝居である。
おれおれ詐欺で見られるよう現代の75才以上の老人たちは他人を信用し過ぎる傾向がある。そして専業主婦にいたっては交渉下手な人が多い。だからこそ、
年配の方から次の世代にバトンを渡さないとなかなか新しいことができにくい。
身近に相談できる信用のできる人たちがいることは本当に大事ですね。
満足度★★★★
忘れていた人情を感じる劇
築40年の”団地”を舞台にしての人間ドラマ、どこにでもあるような話題が取り上げられていて、途中、ジーンとくるところや、思わず笑ってしまうところありで、良かったです。
結末にひとひねり、ドラマチックな展開でもあるのかと思ったのですが
あっさりした終わり方で、少し拍子抜けました。
満足度★★★
優しい雰囲気の物語
団地の中にあるカフェに出入りする人達を描いた群像劇で、オーソドックスな脚本と演出で、目新しさや意外性は無いものの、優しく温かな雰囲気に引き込まれました。
「ニュータウン」という名を冠し、かっては賑やかだったものの住民の高齢化が進み、空き家も増加する団地を舞台に、子供が出来てしまった若いカップル、不妊がきっかけで関係が悪化する夫婦、登校拒否の息子に悩む母といった、どこにでもいそうな人々の話に、建て替え計画の話が絡み、喜びや悲しみがバランス良く描かれていました。
ありきたりな物語でしたが、役者達の落ち着いた演技が自然で、それぞれのキャラクターが魅力的に表現されていました。姉妹の微妙な関係がほぐれて行く描写が印象的でした。
団地という設定があまり活かされていない様に感じられ、勿体なく思いました。
満足度★★★★
一貫性、なのでしょうね
過去に拝見した同じ脚本家さんのものと、つくりがすごく似てました。伝えたいこと、描きたいことがはっきりしているのは、作家として大事なことだと思います。関君がまた不甲斐ない役だったんでウケました。ほのぼのさせていただきました。