Over The Line 公演情報 Over The Line」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.9
1-12件 / 12件中
  • 満足度★★★

    とほほ。
    じつはどんなお話だったのかわからなかったんです。ほんとにアンポンタンですね。呆れますね、この理解力のなさ。

    ネタバレBOX

    坂口安吾、さもありなんという感じで面白かったです。
  • 満足度★★★★

    楽しめました
    舞台のセットが素敵でした。面白かったです。

  • 満足度★★★★

    もっと安吾を観たかった!
    はじめて洲崎という存在を知りました。
    そこでの坂口安吾を取り巻く人たちの生活がリアルに演じられていたと思います。
    ただ、書生や女給のほうが露出が多く、個人的にはもっと坂口安吾の生活を詳しく観たかった。そのほうが他の人たちともメリハリがつくのではないかと思います。

  • 満足度★★★

    絡み合う物語
    まずは舞台のセットが素晴らしかったです
    昭和の雰囲気を醸し出しているバーカウンターなど
    最初から話に引き込まれて行きますが
    時間や空間、現実と幻想
    色々と絡み合ってはいるのですが
    それが複雑さを招いて話はやや難解でした。

    ネタバレBOX

    戦後の沖縄や戦争によって人生を狂わされた人々など
    独特な世界観の中でストレートに伝わってきて
    グッとくる場面もありましたが
    色んな物語が詰め込まれ過ぎてるように感じました
  • 満足度★★★

    なんというか勢いのみが強かったような気がする
    例えるならば、アクの強い食材を一つ鍋でごった煮にしたような印象でした。
    アク取りの丁寧さと食材減らしとか両方とかどっちかでも厳選した方が良かったのでは?と感じたデス。だってそれで2時間強の作品でしたからねぇ。

    ネタバレBOX

    女将さんの着物とか小劇場では珍しいし、意気込みと意欲は理解できるが整理というか判りやすさは求めて欲しかったかなぁ。終戦の混乱期に沖縄とか慰安婦とか満州とか娼婦街の変換に兄妹の確執やヒロポンやら殺人やら監禁やら書生に作家に不倫問題とか詰め込み過ぎだったのでは?時間系列も前後する上に基本の主人公が薬物中毒で混乱してて沖縄で別れた妹と洲崎で再会できた妹が主人公観点で別人で出てるしねぇ。話は理解が出来たけど、ほんに判りにくかったのも事実でありました。なんか気の無いというか覇気のない娼婦達のけだるさや言動・行動はユニークで面白かった。ヒロポンなどの薬物情報もしっかりしていて、よく調べたんだなぁと判る分。観客へのわかり易さも考慮して欲しかったと思ったデス。
  • 満足度★★★★★

    よくぞここまで
     とても大切な問題を、深い所から良く舞台化している。弱者切り捨てが大手を振ってまかり通る時代になった現在、戦中、戦後の弱者の位置、意地、連帯をその屈折を含めて描き得た視点と払ったであろう多大な努力に敬意を表する。

    ネタバレBOX

    比嘉 東児は、ちくの兄、東京大学で薬学を専攻している。戦争中、女子挺身隊として徴用され終戦後数年を経て戻らぬ妹は亡くなったと思い、彼女の大好きであった坂口 安吾の書生になることを決意し彼を訊ねる。然し、安吾は、シャブなどの乱用で病院から退院したばかりで薬無しでは自分の思うようなものが書けないと感じており、不調を嘆いていて中々会ってもくれない。だが、ちくは、安吾の同人誌仲間であった沖縄の小説家志望の青年、安里 普栄の内縁の妻だった関係で、安里からの紹介状を持参していた。安吾の担当編集者の仲立ちもあり、安吾の書生になるが、安吾の妻は、安吾の文学の優れた読者とは言えぬ凡夫、それに引き換え、洲崎の女給をしている“あげは”は、安吾自身が認める最良の読者であった。その為、体の調子がずっと悪いあげはの下によく通い、妻、三千代の嫉妬を買っている。
     安吾が、東児を初めて書生として認めた日、彼は東児をあげはのいる“大河”へ連れて行って飲ませる。無論、無頼派だからということもあろうし、酒も殆どやらない東児をからかう意味もあったであろう。この夜、東児はしたたか酔い、あげはから渡されたシャブを打って意識が飛んでしまった。その間に、かつては洲崎で一、二を争う大店であった大河に売られた娘と共に来ていた女衒を刺し、この店に匿われていた指名手配犯を調査していた刑事が、2階で起こった騒動を聞きつけて駆けつけた所、彼をも刺してしまった。女衒は、命を落とした。然し、大河の女給、鳥枝がぞっこんとなり、東児の面倒を生涯みる、と言い出すに至って、皆で東児を庇い、匿うことになった。匿っている人物は既にいた。女給仲間と番頭を殺した、として指名手配されている朱美である。
     何れにせよ、遺体は始末しなければならない。そこで、遺体を骨まで砕く解体作業が為される。刑事はまだ死んでいなかったが、逃すわけにもゆかないので、捉えたままにしてある。
    上演中故、ネタバレは此処まで、あとは、実際の舞台を観て欲しい。ハンダラ的には必見の舞台だ。
  • 満足度★★★★

    実録風事件簿?(笑)
    終戦後間もない頃のカフェーを舞台にした実録風事件簿?(笑)
    途中で変容もする謎を提示してのミステリー風味の物語を軸に複数の(イマの)社会的問題を絡ませ、ひいては戦争がもたらすものに言及するのが上手い。
    が、時制の前後や回想・幻想シーンなどで多少の戸惑いがないでもない。
    一方、二役の使い方や「ある事実」の隠蔽の仕方が巧み。
    真相を知った上でもう一度観るとより感心できるんだろうな。
    なお、上演時間は2時間強。

  • 満足度★★★★★

    盛りだくさんでした
    時代、戦争、人生、家族、といった要素を

    サスペンスタッチで絡めながらの展開は

    “どうなっちゃうの~”っと期待が膨らみ

    最後まで飽きずに観ることができました。

  • 満足度★★★

    楽しませていただきました。
    難しい題材に難しい角度からの視点に気を抜くと置いてかれてしまう。あら?あら?と思いつつ、この人は…。。。
    観るのも難しい作品でした(汗)
    が、役者さんたちがしっかりしているので、楽しませてもらいました。
    ありがとうございました。

  • 満足度★★★★

    とても
    引きつけられました。。 終戦直後の元遊郭のカフェを巡る物語。 昭和レトロ?でダスティな雰囲気がとてもよく表現されていました。 ストーリーは形容し難くダークで幻想的な。 役者の方々の演技は素晴らしく、舞台の雰囲気とあいまって場面場面で目が離せませんでした。 ただ、ストーリー全体が結構複雑でちょっと分かりづらかったかな。。 スイマセン。。 あと、細かいことですが、アンビエント?ブレイクビーツ?チックな音楽がバックに使われてたのがちょっと面白かったです。笑。



  • 満足度★★★★

    観劇の感想です。
    雨がすごく降っていました.劇場に入るとほっとしますね。711は座席も良くてみやすいので好きです.洲崎といえば洲崎パラダイスですね。期待を込めて観ていました.お話はすばらしくてとても良かったです.赤いお洋服の妹さんが効果的でしたね.読み取る力が弱い私は最後までなかなか話の全貌がわかりませんでした.

    ネタバレBOX

    私としては主人公の男性の芝居にはいり込む姿勢はとてもすばらしいと思いましたが,あともうすこしスムーズだと良かったのかなと思いました.坂口安吾さんは脇役でしたね、少しもったいないかな。いいのかな。
    男優さんは刑事さんとお店の若い人が雰囲気があっていいと思いました.
    約束の部分が少しインパクトが弱かったのであそこがどうなるといいのかわかりませんが本当に本格的なお話しになると思います.
    またいつか再演希望。.
  • 満足度★★★★★

    無題743(13-169)
    19:30の回(雨)。18:40会場着、受付(整理券あり)、19:00開場。1950年、メインの舞台は「カフェー大河」。最前列にパイプ椅子席が4脚(クッション付)、舞台正面にカウンターと椅子(3脚)、奥の棚にお酒、グラス、丸いシルバーの盆、額縁(?)。下手、手前に小さな机…ここで物書きをするのだろうか、奥にはテーブル(灰皿)と椅子、2階への階段。上手、奥は手洗いへ、入口近くに装飾、入口そのものが大きな「門(洲崎大門?)」になっています。客席左右の出入口を含め4ケ所を上手く使って18人の流れをさばいていました。開演までかかっていたのはその当時のものでしょうか…(「憧れのハワイ航路」は1948年の歌謡曲)。19:28前説(年代さん、120分)、19:39開演〜21:45終演。こちらは2作目、「授業」は全然ダメでしたが今夜は最後まで面白く観劇。安吾の部屋、「(カフェー)大河」「コザのバー」が時を重ねながら、溶け合い、絡む様子にやや遅れを取りつつ話に追いつきながら終演まで。結構入り組んだお話でしたので台本の販売があればと思いました。

    余談:安吾は未読、同名の「桜の森の満開の下」は人間椅子で聴きました。

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