満足度★★★★
もっと安吾を観たかった!
はじめて洲崎という存在を知りました。
そこでの坂口安吾を取り巻く人たちの生活がリアルに演じられていたと思います。
ただ、書生や女給のほうが露出が多く、個人的にはもっと坂口安吾の生活を詳しく観たかった。そのほうが他の人たちともメリハリがつくのではないかと思います。
満足度★★★
絡み合う物語
まずは舞台のセットが素晴らしかったです
昭和の雰囲気を醸し出しているバーカウンターなど
最初から話に引き込まれて行きますが
時間や空間、現実と幻想
色々と絡み合ってはいるのですが
それが複雑さを招いて話はやや難解でした。
満足度★★★
なんというか勢いのみが強かったような気がする
例えるならば、アクの強い食材を一つ鍋でごった煮にしたような印象でした。
アク取りの丁寧さと食材減らしとか両方とかどっちかでも厳選した方が良かったのでは?と感じたデス。だってそれで2時間強の作品でしたからねぇ。
満足度★★★★★
よくぞここまで
とても大切な問題を、深い所から良く舞台化している。弱者切り捨てが大手を振ってまかり通る時代になった現在、戦中、戦後の弱者の位置、意地、連帯をその屈折を含めて描き得た視点と払ったであろう多大な努力に敬意を表する。
満足度★★★★
実録風事件簿?(笑)
終戦後間もない頃のカフェーを舞台にした実録風事件簿?(笑)
途中で変容もする謎を提示してのミステリー風味の物語を軸に複数の(イマの)社会的問題を絡ませ、ひいては戦争がもたらすものに言及するのが上手い。
が、時制の前後や回想・幻想シーンなどで多少の戸惑いがないでもない。
一方、二役の使い方や「ある事実」の隠蔽の仕方が巧み。
真相を知った上でもう一度観るとより感心できるんだろうな。
なお、上演時間は2時間強。
満足度★★★★★
盛りだくさんでした
時代、戦争、人生、家族、といった要素を
サスペンスタッチで絡めながらの展開は
“どうなっちゃうの~”っと期待が膨らみ
最後まで飽きずに観ることができました。
満足度★★★
楽しませていただきました。
難しい題材に難しい角度からの視点に気を抜くと置いてかれてしまう。あら?あら?と思いつつ、この人は…。。。
観るのも難しい作品でした(汗)
が、役者さんたちがしっかりしているので、楽しませてもらいました。
ありがとうございました。
満足度★★★★
とても
引きつけられました。。 終戦直後の元遊郭のカフェを巡る物語。 昭和レトロ?でダスティな雰囲気がとてもよく表現されていました。 ストーリーは形容し難くダークで幻想的な。 役者の方々の演技は素晴らしく、舞台の雰囲気とあいまって場面場面で目が離せませんでした。 ただ、ストーリー全体が結構複雑でちょっと分かりづらかったかな。。 スイマセン。。 あと、細かいことですが、アンビエント?ブレイクビーツ?チックな音楽がバックに使われてたのがちょっと面白かったです。笑。
満足度★★★★
観劇の感想です。
雨がすごく降っていました.劇場に入るとほっとしますね。711は座席も良くてみやすいので好きです.洲崎といえば洲崎パラダイスですね。期待を込めて観ていました.お話はすばらしくてとても良かったです.赤いお洋服の妹さんが効果的でしたね.読み取る力が弱い私は最後までなかなか話の全貌がわかりませんでした.
満足度★★★★★
無題743(13-169)
19:30の回(雨)。18:40会場着、受付(整理券あり)、19:00開場。1950年、メインの舞台は「カフェー大河」。最前列にパイプ椅子席が4脚(クッション付)、舞台正面にカウンターと椅子(3脚)、奥の棚にお酒、グラス、丸いシルバーの盆、額縁(?)。下手、手前に小さな机…ここで物書きをするのだろうか、奥にはテーブル(灰皿)と椅子、2階への階段。上手、奥は手洗いへ、入口近くに装飾、入口そのものが大きな「門(洲崎大門?)」になっています。客席左右の出入口を含め4ケ所を上手く使って18人の流れをさばいていました。開演までかかっていたのはその当時のものでしょうか…(「憧れのハワイ航路」は1948年の歌謡曲)。19:28前説(年代さん、120分)、19:39開演〜21:45終演。こちらは2作目、「授業」は全然ダメでしたが今夜は最後まで面白く観劇。安吾の部屋、「(カフェー)大河」「コザのバー」が時を重ねながら、溶け合い、絡む様子にやや遅れを取りつつ話に追いつきながら終演まで。結構入り組んだお話でしたので台本の販売があればと思いました。
余談:安吾は未読、同名の「桜の森の満開の下」は人間椅子で聴きました。