第33回公演
第33回公演
実演鑑賞
AI・HALL(兵庫県)
他劇場あり:
2013/06/14 (金) ~ 2013/06/16 (日) 公演終了
上演時間:
公式サイト:
http://knitcap.jp/33rd/
少年王マヨワ 現在の弥生式住居である公団団地を駆け巡るマヨワの活躍を期待しています。様式美と空気の厚さ、そして人間臭さ、今回はどのような形で楽しませてくれるのか、非常に楽しみです。
期待度♪♪♪♪♪
0 2013/06/10 22:14
期間 | 2013/06/14 (金) ~ 2013/06/16 (日) |
---|---|
劇場 | AI・HALL |
出演 | 門脇俊輔、高原綾子、澤村喜一郎、市川愛里、織田圭祐、山岡未奈、ごまのはえ、佐藤健大郎、黒木夏海、森田かずよ(CONVEY)、今井美佐穂(第0楽章)、小嶋海平(イッパイアンテナ)、仲谷萌、中谷美瑞季 |
脚本 | ごまのはえ |
演出 | ごまのはえ、佐藤健大郎(振付) |
料金(1枚あたり) |
1,000円 ~ 3,500円 【発売日】2013/04/24 [一般]前売:3,000円 / 当日:3,500円 [ユース] 2,500円 (25歳以下 前売・当日とも/当日要証明) [高校生以下] 1,000円 (前売・当日とも/当日要学生証) ◆初日特別料金:2,500円 (6月14日(金)のみ/前売・当日とも) |
公式/劇場サイト | ※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。 |
タイムテーブル | 6月14日(金)19:30◆ 6月15日(土)14:00☆/19:00 6月16日(日)14:00 |
説明 | ■□ 作・演出より □■ ここ十年の間に団地の状況はずいぶん変わったように思います。 十年前の団地は老朽化がすすみ住民もお年寄りがほとんどいう有様で、まるで古代遺跡のような印象を受けました。 しかし現在は建て替えがすすみ、再び若い家族が増えはじめた印象を受けます。 団地マニアの私としては廃墟の美も好きでしたが、再び活気ある団地が見られるのも嬉しいです。 団地といえば無個性な印象をうける方もいるでしょう。どこか冷たいイメージをお持ちの方もいるかと思います。 私たちのこれまでの作品「ヒラカタ・ノート」「ピラカタ・ノート」も冷たい無残の美を追求したものでした。 けどこの「少年王マヨワ」は躍動感ある作品になりそうです。 古事記にも登場する少年王マヨワの墓をめぐって団地の住民たちの思惑が絡み合うダークファンタジー作品です。 およそこの世の喜びと苦しみをすべて鍋に入れて煮込むつもりでおります。 お楽しみに。 ── ごまのはえ -------------------------------- ■□ 『少年王マヨワ』 作品紹介 □■ 日本がまだ若かった頃のお話。 大きな丘を切り開いて作られた団地。そこに沢山の家族が住んでいる。 周囲には森の残骸があちこちに残っており、そこからイタチやキツネが 道路を横切って走り抜け、運の悪いものはトラックに跳ね飛ばされていた。 その死骸のすぐそばに黒い影があらわれる。影は手にした棒でイタチの死骸をひっかけた。 丘までそれを引いて埋めるのだという。 団地の人々で、彼の姿を見たものはまだいない。 2004年『ヒラカタ・ノート』(第12回OMS 戯曲賞特別賞受賞)、 2011年『ピラカタ・ノート』(2年間に全国6会場で上演)に続く 実在の町「ヒラカタ」をモデルにして描くシリーズ第三弾は、 子供たちの視点からヒラカタを描きます。 荒廃と再生の物語。 -------------------------------- ■□ ひとくちメモ「 マヨワ」とは? □■ 「マヨワ」とは『古事記』に登場する少年王の名前だ。 『古事記』では「目弱」と漢字をあてている。 彼は大王の一族として生まれたが、 実父をアナホ(安康天皇)に殺され母もその妻にされてしまう。 マヨワはそのことを知らなかったが、あるいきさつから真実を知り、 夜中に太刀をとりアナホを殺害してしまう。 大王殺害という大罪を犯した彼は、時の大臣ツブラノオホミの屋敷に逃げ込むが、 アナホの弟に攻められ、忠臣ツブラノオホミとともにこの世を去る。 この時わずか7歳程だったという。 -------------------------------- ■□ 応援コメント □■ 不浄の核弾頭、脱茎の虚無僧、呼吸困難の穴混濁にしてヒラカタの即身仏、ごまのはえが描く森を喰う多次元家族の行く末は? なんにせよくれぐれもマヨワず成仏しておくんなまし ── 天野天街(少年王者舘) ごまのはえさんは世界を創っています。文字通りの意味でそうです。 人間関係などに限ったことではなく、それらを含みながら、人間を取り囲む環境や生態を描かずには済まないのです。 また、人間の心理を描くのではなく、人間という種の深層にプログラムされた「物語の芽」をコリコリといじって活性化し、観察するのです。 と言っても、そうやって創造された世界は大きなスケール感のみではありません。団地にこだまするママさんコーラスの歌声が子どもたちを夕飯に誘うというような、小さなディテールに支えられています。 けれど、そのディテールがそもそも郷愁と同時にハーメルンの笛吹き男を彷彿とさせる不気味さを湛えているわけです。 とても豊かな世界です。 僕はよそ見やまわり道をしながら、その世界に浸っていたいと思っていたことを覚えています。 ── 松井周(サンプル主宰/劇作家/演出家/俳優) -------------------------------- |
その他注意事項 | ※開場は開演の20分前。受付開始は開演の40分前。 ※全席自由。未就学児童の入場はご遠慮ください。 ☆のステージは、終演後にシアタートークを予定。 ◎東京公演、6月29日(土)のステージは託児サービスがあります。 |
スタッフ | 【舞台監督】 浜村修司 【舞台美術】 西田聖 【照明】 葛西健一(Gekken staff room) 【音響】 三橋琢 【衣装】 市川愛里 【小道具】 織田圭祐 【仮面作成】 山口真澄 【演出助手】 大石達起 【イラスト】 竹内まりの 【宣伝美術】 清水俊洋 【制作】 高原綾子、澤村喜一郎、山岡未奈、尾崎雅久(尾崎商店)、岩間麻衣子 【プロデューサー】 門脇俊輔 |
チケット取扱い
この公演に携わっているメンバー7
ここ十年の間に団地の状況はずいぶん変わったように思います。 十年前の団地は老朽化がすすみ住民もお年寄りがほとんどいう有様で、まるで古代遺跡のような印象を受けました。 しかし現在は建て替えがすすみ、再び若い家族が増えはじめた印象を受けます。 団地マニアの私としては...
もっと読む