満足度★★★★
メタフィクション好きにはたまらない
虚構と現実がない交ぜになりクラインの壺の如くシームレスに繋がってさらに入れ子を成す構造がメタフィクション好きにはたまらない。
公演会場である「おぼんろ博物館」が既に虚構取り混ぜたものであるのに、その博物館が劇中の舞台という設定からアッパレ!
また、以前の「幻の公演」を劇中劇として上演してくれるのも嬉しかった。
満足度★★★★★
芝居以外でも楽しめる。
おぼんろ博物館とはよく言ったものだ。芸術劇場のアトリエを使っての公演。いや公演というのだろうか?フォログラム映像?ただの公演を見に行くというスタイルではこの出し物の楽しさを存分に理解はできなかったのではないだろうか?まわりの展示品を見て、そこから、物語が生まれていく。展示品の説明文がこれまた笑いを誘う。おぼんろという団体は本当に、ただの演劇ではないのだな。観劇する側の人間が、自ら楽しみに行くことによって、さらなる楽しみを提供してくれるのだ。斜に構えていたら、せっかく体感する時間が勿体ない。凝り固まった頭をほぐし、素直に感じることが一番なのかもしない。
江古田での余韻に引きずられて、
夢見るフィーユという作品については、江古田での公演スタイルが私的には好みでした。しかしながら池袋芸劇で行われた、劇団のプロモーション的な今回の公演もまた、それなりに楽しめました。
満足度★★★
お試し版みたいな感じですかな
”おぼんろ”の紹介というか、お披露目版といったものですかね。
広く知ってもらおう、知ってる人にはより深くって感じでしたかな。
まぁライト”おぼんろ”劇場かな
16:50の回 (1時間)観劇です
満足度★★★★★
芸術劇場ジャックをしていました!
劇場ではない、アトリエイーストでの公演。隣ではケラ、いとうせいこう、大倉孝二の「ゴドーに待たれながら」 上では三谷幸喜と野田秀樹の「おのれナポレオン」と豪華な顔ぶれ!
それに負けないほどの、大盛況ぶりでしたね!
入場は基本無料とのことで、思わず立ち寄って、おぼんろにはまってしまった人もたくさんいたんじゃないでしょうか?
おぼんろでこの作品を上演したのは3度目。一度目はなんと屋形船で行われたらしい(残念ながら参加できず)、2度目は1月に30分ミニシアターの祭典まめ芝。今回まめ芝で行われた、ゆめみるふぃーゆ の感覚を持って参加してきましたが、まるで違う作品を見ているようでした。
夢がみるふぃーゆのように重なる、まめ芝バージョンに さひがしさんが加わる事によって、さらにもう一層みるふぃーゆになっていました!
今まで参加したおぼんろの作品では笑いがあるシーンはほとんどありませんでしたが、思わず吹いてしまうシーンもちらほら。新しいおぼんろを見ているようでした。
芝居はもちろん楽しいことは言わずもがなですが、展示の方もとても楽しませていただきました。100年以上先の未来という設定に、諸々の説明書き、天井に映し出されるおぼんろメンバーの動画。何といっても、上演される「ゆめみるふぃーゆ」がホログラム映像という設定が面白い!
たった1日だけのオープンというのが、とてももったいないです。
きっと来たくてもこれなかった人がたくさんいるのではないかと思います。
いつか、またこのようなイベントをやってほしい!と切望します。
満足度★★★★★
魔法
“おぼんろ”の身軽さ、軽みについて考えながら観た。我らの時代、我らの国で、夢を語ることは、それが真剣であればあるほど、阿保らしいことだ。だが、物語という形式でこの嘘を詩的に、一所懸命に構築することによって、この行為は歌舞くという我らの伝統に繋がり、人々の心の奥底に眠っている大切なものを目覚めさせる。
身体能力の高さ、選曲のセンス、塵から生まれたダンディな装いの美も見事。更に、間の取り方、当意即妙のアドリブ、観察力とそれをベースにした意表を衝く返答のセンスと軽みは、路上演劇で鍛えた靭さを持つ。組織の力も、温室の穏やかさも借りず、ここ迄やってきた力は本物である。更なる飛躍を期待できる。
満足度★★★★
固定概念
をぶっ壊してくれる舞台だった。
空間を上手く使っていてお客さんの心を掴んでいたと思います。
めっちゃパワー溢れてました。
役者さんの演技がしっかりしていたので観やすかった!!
照明の使い方が上手かったと思います。
あっ、大量の小銭を入れた者です(笑)
満足度★★★★
舞台から温度の高い熱風を送り込むような公演
「オレたちは、こうなりたい!」と、いつも熱っぽく語る劇団だ。
しかし、それが嫌みにはならない。
むしろ「ガンバレ!」と応援したくなる。
上演時間40分ぐらい。
料金:投げ銭。
満足度★★★
時間の短さ
観劇させていただいたので、感想などをば述べさせていただきたいと思います。
公演に行く以前、この劇団のホームページには、トップの写真にホラー映画に出てきそうな人たちが写っていまして。
「こんなゾンビみたいな人たちが至近距離を走り回るとは如何なものか」という不安を若干抱えながら会場に着いたのですが、
白塗りっぷりはゾンビというよりピエロのものでした。
また、会場もダンボールやいわゆるガラクタなどで製作した品々がたくさん飾ってあったのですが、汚いという印象はあまり受けませんでした。
歴史の積み重ねを感じさせるものと言うのが正しい気がします。
肝心の劇の内容はというと、涙がどうとか散々言ってましたが、伝えたいことはよくわかりませんでした。
本公演ではなく投げ銭公演で40分という短い時間でやる以上は、もう仕方なのないことかもしれませんけれど。
お金入れる箱は、立って入れられるところに、中身が見えない形で置いてもらえるともっと入れやすいのにと思いました(笑)
満足度★★★★★
ネホリーとハホリー☆
(^^)/ 面白かったです! この幻想的な世界観、そして、遊び心とサービス精神☆ これぞ、【朧】(おぼんろ)です♪ 次回の第10回の本公演が、ホントに楽しみです! 観劇日記をブログに書きました。
満足度★★★
観客と共に作る作品
ギャラリー空間を未来の博物館に設定して過去の作品をホログラム映画の上映という体裁で演じ、シンプルな設えでファンタスティックな世界観を表現した作品でした。
少年が夢を見るいう話が入れ子状になった、切なさと希望を感じさせる物語を、4人の役者が客席も含めた空間全体を動き回りながら描いていました。観客に目を閉じるように指示してその間に転換を行ったり、観客に呼び掛けたりと、演じている世界に観客が存在することを前提とした作りが独特でした。
耽美的な要素のあるファンタジー系の作品では自分に酔っているようなオーバーな演技を見掛けることが多いのですが、この劇団の役者達は熱演の中にも客観的な視線が感じられて、独り善がりな演技になっていないのが良かったです。
個人的には、観劇において役者との、あるいは観客同士の直接的なコミュニケーションは求めていなくて、物語も好みではなかったのですが、他の劇団にはない素朴で力強い個性をしっかりと打ち出していて、今後の活動がどう展開して行くのか気にさせる魅力がありました。
満足度★★★★
良し悪し以前に
まず記憶に残るかどうかをクリアされていました。
当たり前の様で昨今希少なのではないでしょうか?
音選びも照明も導いてゆく物語も展示内容に汲み込まれていて、
予想外のインスタレーション作品を楽しむことができました。
個人的にですが、熱い想いは聴く者を奮い立たせてもらえたり、
期待を煽らせてくれますね。今までで最もこころが動かされた
終演のご挨拶でした。細やかながら応援申し上げます。
満足度★★★★
若い人ばっかり。
「ゆめみるふぃーゆ」は1月に観てるので、どうしようか迷ったのですが会場やら展示物やらに惹かれて2度目の観劇(*゚▽゚*)
場内の照明も暗めで、あの至近距離ですから、夢現の間を行き来しているような贅沢な空間を楽しめました。
満足度★★★★★
ステキ素敵!見なきゃソン!!
未来の池袋、廃墟となった「おぼんろ博物館」が舞台という設定で、その空間は濃密なおぼんろワールドと化している。
設定と構成が何とも上手く、セリフのコトバ遊びが楽しい。
ミルとフィーユの場面では、オバサン思わず泣いちまいましたよ!
今日一日しかないのが、残念至極。池袋近郊の方は今すぐ東京芸術劇場に急げばまだ間に合う!
見ないと損する感いっぱいの舞台です。
リンペイさんのチオビタ見るの忘れた。
満足度★★★★
嵐を呼ぶ異空間
殺風景な長方形のアトリエを未来の博物館に仕立てて、“昔々のおぼんろ”を再現する…。
空間演出の上手さと客を引っ張る巻き込み型は今回も健在。
そして何と繊細な物語だろう。
高橋倫平さんが階段を駆け登るシーンの泣きたくなるような切なさ、これが彼の、おぼんろの表現力だと思う。
いつも衣装のセンスに感心するけど、今度もえらく可愛いのだ。
フィーユの衣装など、どこかの少年合唱団みたいで少年の純な心を映すよう。
末原拓馬さんが「目を閉じて5秒後に目を開けてください」と言ったら
そのとおりにしよう。
おぼんろの演出に100%乗っかること。
そうすれば、アトリエイーストは異空間に変わる…。
満足度★★★★★
常設展にして欲しいくらい!
こんな博物館があったら、クチコミでアッと間に大人気になることでしょう!それにしても、今回は彼らの底知れなさに驚きました。一時間もないパフォーマンスだったと言うのに、きっと永遠に忘れないような記憶になりましたプレビューで観ることができてよかったです。明日一日で終わってしまうのが惜しいですが、知人に勧めようと思います。こんなに元気が出る芝居、観ないのは損だと思いました。