満足度★★★★★
負けない戦い方
凄く切なくて、
考えさせられる・・・、
でも、笑いも沢山あって、
楽しい舞台だった☆
アフタートークもあって、
聞いて来たのだけれど、
東北を研究している博士?
・・・という方で、
東北について話されていて、
勝つことは出来なくても、
負けない戦い方を知っている、
・・・というお話が印象的だった。
http://ameblo.jp/tc-tama/entry-11541504372.html (その日の Ameba日記)
満足度★★★
商業興行作品としては??
端的で、要領を得た芝居は、視覚的にも面白く、飽きずに観るのに、ちょうど良い作品でした。
まるで、「日本昔話」の舞台版のような趣。
鵜山さんの手に掛ると、とにかく、舞台作品としての、一定の体栽が整うことには、いつも感心するばかりです。
でも、観終わった後にすぐ頭を過った想いは、「これ、井上さんは、こういう形で上演されることを良しとされたのだろうか?という疑問でした。
たとえば、小学校の5,6年生対象の観劇会とかで、上演するような形なら納得できるのですが、商業的な興行としては、内容も、上演時間の短さも、あまり適切な作品とは感じられない気がしてしまいました。
満足度★★★
少々毒のある昔話
昔話風なほのぼのとした雰囲気の物語の中に皮肉的な視線が感じられる作品で、井上ひさしのデビュー作でありながら、その後の作品で見られる要素が所々に垣間見られました。
東北地方のある村の殿様が百姓の娘のことを好きになるものの許嫁がいて結ばれず、気が触れて自分を医者だと思い込んでいる殿様と侍医が9年後にまた訪れると旦那が病気で寝込んでいて、インチキな診断をして去り、さらに9年後に正気に戻った殿様がまた訪れると、両親とも既に死んでいて残された娘が一人で暮らしていて、最後に更に9年後(?)の誰もいない廃墟となった風景が描かれる物語で、悪意はないのに、思いのすれ違いから物事が悪い方向へ進んでしまう様子が寓話的に描かれていました。
侍医を演じた小林勝也さんの台詞回しや間の取り方が絶妙で、藤井隆さんが演じる殿様とのユーモラスな掛け合いが魅力的でした。
絵本をそのまま立体化したかのような書き割り的表現のセットが可愛らしかったです。中央の家が回り舞台になっていたのはあまり効果を感じられず、また演技スペースの奥行きがなくて平板な空間になっていて残念でした(絵本風に見せる意図があったのかもしれませんが)。
わらべ歌風の音楽も作品に合っていて印象的でしたが、電子楽器を用いたアレンジには違和感を覚えました。
満足度★★★
こまつ座公演としては淡白だが…
井上さんが藤井クンと沙紀ちゃんにアテ書きしたと思えるくらい、ピッタリのキャスティングだった。何回も繰り返し使われる音楽が、不思議に耳に残る。