人魚の薬 -雲の上編 海の底編- 公演情報 人魚の薬 -雲の上編 海の底編-」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.9
1-15件 / 15件中
  • 満足度★★★


    2バージョンのうち、雲の方を観ました。不思議な空間作り、家族の絆や人魚の謎に迫るエピソードを見る事ができました。ストーリーとしては面白いけど、片方のバージョンだけだと少し物足りなさもありました。以下

    ネタバレBOX

    登場人物が印象強い役者さん多かったです。臓物をエグられるのは、多少段取りぽく見えてしまったのもありましたが、佐山さんのエログロな感じが何とも。雲編主役のやないさんは、以前劇団の方でも拝見しましたが、前回とは随分雰囲気が違っていた。こちらの明るさは燦々としていて良かった。ボブ美さんは存在感がとても逞しい。
    家族の絆は、役者と父娘のやり取りも面白く見れました。肝心の人魚に対してが、本筋に触れなさ過ぎて分からないままに終わってしまって残念です。ホムンクルスとか急にで入りにくい設定が多めにも思えます。観客は両方観れる方ばかりではないので、その辺りの考慮は欲しいと思います。そこは良い意味で、海編は凄く気になりました。ありがとうございました。
  • 満足度★★★★

    両バージョン観劇
    当初はスケジュール的に「雲の上編」だけかなと思っていましたが、やはり繋がりが気になったので「海の底編」も観劇。
    両バージョンの違い、個人的に感じたのは、陽の雲の上編、陰の海の底編と言ったところかな。

    ネタバレBOX

    「雲の上編」
    メインはある人物の成長物語かな。面白かったです。
    ただ、二本立てと言うのが頭のスミにあるから、何か、謎と言うまではいかないのだがスッキリしない感が残ったかな。

    海の底編
    確かに雲の上編から続いてる。両バージョン見ると、確かに一本でも大丈夫なように作ってると感じた。

    そして、両バージョン見ることにより、こうなってたんだとわかる部分もあるが、その反面、逆に謎と感じてしまう部分もあったかな。
    ここらへんは見せ方のさじ加減は難しいところではあるが。面白かったです。
  • 満足度★★★★

    雲の上編
    色々事情のある登場人物たち、海の底編もあわせての作品に感じましたが、こちらは「家族」を巡る話、良かったのではないでしょうか!? 海の底編とどうリンクしていたのか気になるところ、そちらも観たかったです。

  • 満足度★★★★

    雲の上編
    ウラミはなかなかいいキャラクターで非常にいい。

    はなちゃんはちょっと“うざい”感じがするが、ああじゃないと全体が物足りなくなるのかもしれない。

    話としては、ちょっともどかしい感じがするところもあるが、結構ウィットに富んでいる中身なので楽しい。何度かつぼに入りました。

    もう一方も観たかった。

  • 満足度★★★★★

    雲の上編
    ウラミ。とか、人間のダークな感情も描かれていたけれど、
    ストーリーのテンポがものすごく良くて、
    観劇後に自分の感情をえぐられるほどではなく、
    ちょうど良かった。

    最近、ロ字ックの劇団員になった日高ボブ美が、
    信じられないほど、舞台女優になっていた。
    初めて会った時とは、もうみちがえていて、
    今後の活躍に期待。

  • 満足度★★★★★

    海の底篇を観ました。
    キャラ立ちした魅力的な役者さん達がテンポ良く繰り広げるファンタジー。目崎さんのロマンチストっぷりと人間性善説の根付いたポジティブな作風が実に爽やかに心に滑り込んで来ました。もし演劇を初めて観る人がこの公演を観たら、演劇って楽しいもの、素敵なものだと間違いなく思うのだろうなと観終わった後に感じました。万人にお勧めできる作品。特に、恋する人にはお勧めです。笑

    ネタバレBOX

    一橋純平くんが演じた波子に恋をする海の感情は、驚く程私の胸にピンポイントで刺さりまくりました。薬を飲まされて恋による胸の痛みは無くなったのに、生きている気がしない。そのセリフで涙腺が崩壊してしまい、以後泣きっぱなしでした。私事ですが、胸の痛いときにはそれを受け入れていいんだ、これが生きてるってことなんだ、だったらこの痛みを大切にしよう・・・と。救われる思いでした。
    一橋くんはいつの間にか「演劇王子」と呼ばれるようになっていて、こうして繊細な感情表現が要求されるお芝居もこなせるようになったのだなと感慨深いです。もっともっと飛躍して大きな舞台にも挑戦していってほしいです。

    堀口さんは海賊を退団してからとても伸び伸びとした演技を観られるようになった気がします。ヒーローにはなれないタイプのキャラをとても魅力的に感じていて、波子さんとは結ばれないだろうけど幸せになってほしいななんて思いました。

    佐山さんの演じた波子さんは包容力に溢れていてとても愛らしく。悪女っぷりを見ながらも、彼女のように皆に愛される女性になりたい、そして皆を翻弄したい、なんて一貫して憧れてました。

    永渕さん、天晴れ。素敵でした。あの衣装そのまま着てみたいです 笑
  • 満足度★★★

    海の底を観劇
    本当の事は「雲の上編」を見ないと解らないかもしれませんね。
    現代ファンタジーとして静かに、優しい作品だったと思います。
    孤独な面々のそれぞれの思いは描ききれない感じだったのは
    過去を知らない「私」だからかもしれませんが、
    過去(雲の上編)を知りたいと思わせるような深い刺さるラストではなく
    温かい感じで終わるので、単独でもOKだなーと劇場を後にしました。

  • 満足度★★★★

    海の底編
    知り合いに勧められて、当日思い立って稽古後に下落合からダッシュで風姿花伝に行きましたが…劇場に入って、舞台美術を観て、とても期待が膨らみました。
    照明の配置、ハケ口、高低差、様々なところから、わくわくして、芝居が始まり、その照明のプラン(使い方)に、圧巻されました。

    勝手ながら、演劇というとセリフとか感情のこもった演技とかいって、べたでありきたりな演技より、様々な幅を利かせた演技を好むような気がしていましたが、
    回り道とか逃げみたいなことせず、素直にベタな演技を本気でできたらさぞかし面白いだろう。って思えた「舞台」だった。

    ネタバレBOX

    片方の話しか見ていないから、話が不明瞭なところがあるのだろうか?

    話の最終地点を観たうえで、最初の地点とつなげようとしたとき、観客の知識(観た情報)では、論理に説明しきれない。そんな悲しい話があるように感じた。

    ベタな関係性を描くうえで、キャラの関係性はとても大事だし、ここの個性も強めで引き立つぐらいがいいのかもしれないが、閉鎖的な空間で濃いキャラしかいない状況だと、ただの人間を描くのには、バランスをもう少し考えて、少人数で話を展開できたほうがいいかもしれない…ここら辺は人によるのかもしれませんが。
  • 満足度★★★★★

    雲の上編 と 海の底編
    どちらの方から 観ても いいかもしれない と 思えました。

    ネタバレBOX

    雲の上編 には、弾き飛ばされるような パワーを
    海の底編 には、じりじり と な じれったさを
    感じ つつ、
    中盤から 激しく進む の に、巻き込まれました。

    人の想いの悲しさとか すばらしさとか
    感じた感じです。

  • 満足度★★★★

    目崎ファンタジー
    三井優子さんの舞台美術、内山唯美さんの照明がとても素敵でした。良質なファンタジーを書き続ける目崎さんに私は初期のキャラメルボックスのテイストを感じます。
    若い人にとても支持される劇団だと思います。この作品も役者のキラキラ感満載。好きですね。若い人にもっともっと見てもらいたいな。目白周辺の高校生、観に来ないかな。

  • 満足度★★★★

    【雲の上編(過去)】観劇
    どこが過去なのか分かりませんでした。

    ネタバレBOX

    最初のシーンで無人島に漂着した女性に、私の肉を食べませんかと言ったのが過去なのでしょうか。着物を着ていたのでそうかと思いますが、救助が来る来ないのセリフからはあまり過去をイメージできませんでした。助けが来るとか言った方が雰囲気が出るような気がしました。

    その後は再婚したい父親と戸惑う娘に関する話がメインでした。小学生の娘と、友だちになった少女の二人が本当に子どもらしくて素晴らしい演技だったのですが、彼女たちが少女らしくあればあるほど子供向けのお芝居のように思えてしまいました。過去のこととか、人魚のこととか、不死身の人の存在とか、そんなもの今回の筋立てに必要あったのでしょうか。不死身故の哀しみなど何も伝わって来ませんでした。

    人間の恨みが形を成してできたロボットのような存在に対して、至極当然にカタカナ言葉を使っていましたが初耳でした。時間を止めているはずなのに、勝手にその空間に入っていけるのも意味がよく分かりませんでした。

    未来編を観なければ理解できないとしたらあまりにも不親切で、全体で一本の作品を作るべきだと思いました。

    ただただ、少女役二人の元気さや少女らしさが際立っていたという印象です。
  • 満足度★★★★

    雲の上編
    楽しく、暖かく、本もおもしろかった。
    やないさきさんおもしろい!
    お話したかった。

    会場が遠いなぁ。

  • 満足度★★★★

    無題654(13-079)
    19:30の回(曇、風が強い)。18:52会場着、受付(整理番号券あり)、19:00開場。
    19:25前説(90分)、19:32開演~20:58終演。「白米少女」のやないさんが出ていらっしゃるのでみにきました。+1(たすいち)は、「サイキックバレンタイン」以来で3作目。

    人魚の肉=不老不死というお話があることを知らなかったので、冒頭のシーンでは「生きてこそ(Alive)」路線で行くのかなと思ってしまいました。多角形の低い床、周囲は道(劇中、歩く)、下手に縦長のガラス戸、上手に高めの舞台、正面、光沢のあるカーテン、左右の壁に葉が蔦っています。1列目、やや小さな椅子、2列目から段差あり、スタッフが「海の底編 チケット販売」と書かれた紙を持って場内を巡回、19:25前説(90分)、19:33上演〜20:58終演。人魚らしい仕草は、やないさんしかしない。元(いや、現かな?)人魚は普通の姿で登場、不老不死以外に特別な能力はなさそう。別のお芝居で非力な女性ドラキュラ(血を吸おうと襲ったものの、一般人にボコボコにされてしまう)をみているので、そういうお話としてみる。プロローグの後、公演タイトル。舞台は、数人が共同生活をしている元教会、主人公「花」の家。何となく集まってきた4人(大人2、子ども2)、自殺(のふり)をしようとしていた女、「花」の父と新しいお母さん(候補)、100年前難破したものの人魚の肉を喰らって不老不死となった錬金術師の女とその女が創りだした「ホムンクルス(恨みから創られた人工生命体)」。「海の底編」がとても気になるものの予定がつまっているので断念。親娘の関係は普通すぎるけど、やないさんらしさに溢れた女の子…とてもいい感じ。終演後、やないさんとお話、「白米少女」が待ち遠しい。

  • 満足度★★★

    全体的に
    レベルが低かった気がします。大声でドタバタしてる印象しかないです?客席とステージに温度差を感じました。

  • 満足度★★★

    雲の上編(過去)
     雲の上編【過去】を拝見。基本的には赤井家の娘、花の成長記だ。そこに、人魚と人魚に100年前助けられた女が絡んでくるのだが、序盤で、この関係を繋ぐ有機的連関が描かれなかった点で、観客の興味は醒めかけてしまった。奇天烈な発想なのだからこの点は、きちんと序盤で示しておくべきだろう。
     一方、中盤以降は前記の不手際にも拘わらず、まずまずの展開を見せた。ところで、ホムンキュロスが自らの出自を語る場面で、シナリオの間違いか役者の言い間違いかは分からないが、明らかに間違った日本語を使っていた、語尾の活用を間違えていたと記憶している。こういう点は些細であっても気をつけて欲しい。

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