満足度★★★★★
廓には、良い男と女が似合う
第二部の「廓文章 吉田屋」を、一幕見席で観劇してきました。
仁左衛門・玉三郎と言う
「いい男」
「いい女」
と言う組み合わせが見られる、最高の演目だと思います。
満足度★★★★
全部を一日で鑑賞
どれか一つの部をみるならやはり第3部かな?「京鹿子娘二人道成寺」の玉三郎と菊之助がほんとに美しい。こけら落とし公演で見たことを後々まで自慢したいところだが、私が見た11日は玉三郎が不調だった。どこが痛かったのだろうか、踊りを途中でやめてしまったところもあり、顔にも剣がある。「石切り梶原」がいまひとつわかりにくいのに長いのも難。第二部の「廓文章」は品のいいぼんぼんを愛嬌よく、嫌味なくできるのは仁左衛門ぐらいしかいない。こちらの玉三郎もきれいだが、出番は少ない。打掛が素晴らしいのでお見逃しなく。
満足度★★★
第二部鑑賞
杮落とし公演ということでベテランの有名どころが多く出演していて、見応えがありました。
『伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ) 御殿、床下』
抜粋なので物語としては中途半端に終わった印象でした。
坂田藤十郎さんが演じる政岡が子供の死を嘆くシーンが、悲痛な感情が伝わって来て良かったです。
松本幸四郎さんと中村吉右衛門さんの兄弟の演技バトルが見られると期待していたのですが、直接の絡みがなかったのが残念でした。
『廓文章(くるわぶんしょう) 吉田屋』
ストーリーは他愛のないものでしたが、各役者の演技が充実していて、楽しめました。
片岡仁左衛門さんの演じる若旦那の表情や動きがとてもコミカルで愛らしく、魅力的でした。坂東玉三郎さんは後半になってからの登場でしたが、場の空気を一瞬で変えるような存在感がありました。流麗な動きが美しかったです。
劇場の構造的な問題だと思うので、すぐには直せないとは思いますが、太鼓や附けといったアタックが強い音に対して変なエコーが掛かってしまっていて、気になりました。