満足度★★★★
叫び
「家族の会話」すごく好みだった。
何でも言い合えるでは無いけど、母娘の会話は会話というか、自分自身と話してるみたいな感じだったなぁ。最後、占部さんの力技な気がしたのは内容と背景を理解してないからかしら?素敵で御座いました
満足度★★★
最終日観劇
日々の生活を普通に生きて暮らして行く事の困難。
家族に対して苛つきまくり、たった独りで喋りまくるビーティと、それに戸惑う田舎暮しの父と母、姉兄夫婦との構図。
華やかな都市の暮しに対して、閉鎖性の強い暮らしぶりが見える田舎の家族の風景。
バスの時間に細かい母親と頑固だけど愛嬌ある父親のやり取りが可笑しかった。どこの世界でも家族の根っこは似ているんだな、と思った。
満足度★★★★★
濃密な舞台
改めて占部さんの凄さを見せつけられた。スタンマン役の松熊さんの圧倒的な存在感、出てくる役者さんが皆さん素晴らしく目がくぎ付けでした。芝居の醍醐味が堪能できる、再演したら絶対見に行くであろう舞台。
満足度★★★★
蛙の子は蛙
ドラマティックな照明やBGMを用いずに役者の演技力だけで引っ張っていくオーソドックスな演出による家族劇で、特に派手な展開がなくても魅力的なやりとりに引き込まれました。
イギリスの田舎町からロンドンに出て社会主義者の男性と恋仲になり進歩的な思想にかぶれた女性ビーティーが家族に恋人を紹介するために帰省し、身近な狭い世界しか見ようとしない家族達の態度に憤慨し、恋人からの受け売りの言葉を捲し立てるものの、実は自身も家族と同類であることを痛感し、それを踏まえた上で先へ行こうとする物語で、ビーティの苛々感と家族のげんなりとした雰囲気の対比がユーモラスに描かれていて、暖かみがありました。
主人公のビーティは理屈っぽい話題を喋り続け、演じ方によっては嫌なキャラクターになりそうですが、占部房子さんのボーイッシュな雰囲気によってチャーミングに感じられました。
ビーティの母を演じた渡辺えりさんが、いかにも田舎のお母さんといった感じで、コミカルな中に素朴な優しさが感じられました。
屏風の様に折り畳める壁は新聞が一面に貼られていて、その上に20世紀以降の大事件の新聞の見出しが大きくカラフルに書かれていて、この作品で描かれていることが特定の時代・国のことではないことを示す意図があったのだと思いますが、わざわざそこまでしなくても演技からそのメッセージが十分伝わっていると思いました。
満足度★★★★★
作りに隙がまったく無かった!
出来がすっごく良かったです!
もう星は5つでは足りませんねーと思ったくらいです(^^)。
音響・効果・舞台セットに小道具・料理に調理に役者さんに衣装に!
ほんとに妥協無く隙無く完璧に出来ていた舞台でありました・・・。
時間ある方は見たほうが良いと真にお薦めいたします。
(まぁ自分の感性ですので、合わない人は合わないとわ思いますので。
その辺のコトは鑑みてくださいねっ!)
<全2幕 15分休憩あり>