まめ芝。
まめ芝。
実演鑑賞
ワンズスタジオ(東京都)
2013/01/11 (金) ~ 2013/01/14 (月) 公演終了
上演時間:
公式サイト:
http://www.obonro2012-9.net/
期間 | 2013/01/11 (金) ~ 2013/01/14 (月) |
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劇場 | ワンズスタジオ |
出演 | 高橋倫平、わかばやしめぐみ、末原拓馬 |
脚本 | 末原拓馬 |
演出 | 末原拓馬 |
料金(1枚あたり) |
~ 【発売日】2012/12/22 1500円 ワンドリンク付き |
公式/劇場サイト | ※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。 |
タイムテーブル | 1月11日(金)19:00 1月12日(土)16:00 1月13日(日)18:00 1月14日(月・祝)13:00 |
説明 | ★■準備日誌■★ ■1月16日■ 公演終了しました。 最終日には雪が降りました。 夢観るフィーユ。 夢、ミル、フィーユ。 夢、ミルフィーユ。 プロセミアム(客席と舞台が別れている形) は久しぶりで、言ってみれば、あそこまで明確な照明でやるのも久しぶりでした。 もちろん大成功。 素晴らしい物語りを、みなさまと紡ぐことができたと思っています。 フェスティバルだったことで、新たな出会いもできました。 こうやって、 シアターコクーンまでの道のりを共にする仲間が、 どんどん増殖してゆくことを切に願います。 ご来場、まことにありがとうございました。 この作品もまた、 これから数十年間、 何度も何度もくりかえし上演することになるでしょう。 ■1月1日■ 新年あけましておめでとうございます。 1日くらい頭をスッキリさせるためにでも休もうかと思ったけれど、やはりどうしても稽古したくなり、休むことを断念。 この作品の底力を知りたい。 それまでは、延々と、稽古。 ■12月31日■ 昨晩は遅くまで自主稽古。 雨の上がったあとの外は少しあたたかくも感じた。 目標は次々に見つかる。 正直、焦ってもいる。 敢えて得意な武器を封印して立ち向かおうか、 なんてことも思う。 もちろん、それで、勝つつもり。 要は、武器を増やすという事。 大みそかだというのに、演出プランを考え直したり、 一向に休みはなし。 まだまだ、 噛みつきたい。 甘んじるようなポジションはまだどこにもないことを、 年の瀬に感謝する。 【業務連絡】来月の【まめ芝。】は持ち時間30分。拓馬の前説、あれ、いつも20分くらいあるらしく、できません。でも、かなり想像力使ってもらいます。各自、脳みそウォーミングアップしてくるように。βエンドルフィン分泌させた状態で集合。そうすれば、綺麗な世界をお見せすること、約束します。 ■12月30日■ 7月に屋形船でのイベントに出張芝居を頼まれて、 新作を創ったんですよ、『ゆめみるふぃーゆ』って作品。 これがまあ、書き始めてからは一息だったのだけれど、 結構、書くまでに時間がかかった作品で。 酔っ払いがどんちゃん騒ぎをする中での演目だと言うので、 それに見合った内容を考えて作成する必要がありまして、 これは、前にバーに頼まれて『ブラックシューテイングスター』て作品もやったことのある我々おぼんろとしては、大体、様子はわかるわけで。泣けるようなもの創っても仕方がないし、とにかく楽しいのが一番、て。 さあ、6月末から7月にかけてって、拓馬的には 井の頭公園での朗読公演を終えた直後、 第九回本公演のプロット(後に『ゴべリンドンの沼』になる)を作成せねばならず、 また出演舞台『マクベス』の台本が送られてきて読み込まなきゃだし、例によって 混乱しながら書いたんですね、『ゆめみるふいーゆ』。あわよくばこの作品を路上公演にしないか?なんて言う話も出ていたから、それに対応する内容にもしなきゃ、てことになって、もう、頭の中で駆けまわっておりましたよ、小人が、「早く書かなきゃだよ!早く!早く!」って。もう、うるっさいのなんの!! ポップに。 パフォーマンス重視で。 『ズタボロ一代記』での経験を思い出して、路上なんかでの必勝パターンを織り込もう、なんて考えていたのだけれど・・・・ 結局、屋形船では屋形船なりの成功を果たして、そのままおぼんろは怒涛の本公演期間に突入するわけで、この『ゆめみるふぃーゆ』はお蔵入りになりかけていたのです。 ところがまあ、なんとこの度、【まめ芝。】と言う、江古田で行われる演劇祭にお呼ばれしまして、「ノーとは言わない日本人」を全力で貫き通したい拓馬は、もちろん参加したい!!とお返事したわけです。もう、自分が怒られるパターンは最近よくわかってきたので、ちゃんと、お返事をする前にメンバーに了承を得る、と言うファインプレイも成し遂げました。 (こういうイベントです↓) http://www.obonro2012-9.net/まめ芝-その4/ で、新作でも書こうかな、なんて思っていたのですが、倫平さんとめぐみさんが、『ゆめみるふぃーゆ』をやろうよ!って。実はこれ、めぐみさんと、倫平さん、かなり好きな演目なのです。 なんかそれはもう、書いた拓馬的にはとても嬉しい事実で、「やろうやろう!」と相成りました。 だがしかし、です。 へべれけ相手、船の上でやったものを、そのまま劇場に持ち込むのはなんか抵抗があって、 筆を加えさせてくれ、と頼んだんです。 7月、なんだか拓馬の中にはいろいろな拓馬がいて、とりあえず吐き出した作品だったのだけれど、未完成のような気がしていたのです。や、もちろん、プロですから、7月には7月なりの完成形であったことは断言します。でも、なんと言いますか・・・・・・、 いつも作品を書くときは自分の一部を物語の中に住まわせて、閉じ込めるんです。だから、作品を読み返すたびに、まるでタイムカプセルを開けたように自分と再会をします。 ただ、今回『ゆめみるふいーゆ』を再演しよう、となった時に、そこに住んでいるはずの自分が、どんな自分なのか、思い出せなかったんです。あのとき、何を思っていたのか、何を語りたかったのか。・・・・・・忘れてしまったのか。“自分”は物語からすでに逃亡していたのか。うっかり、閉じ込めるのを忘れてしまったのか。 稽古に入る前に、時間が欲しかったのです。 とは言え、「じゃあ書き直しを待つね」とみんなを待たせたまま、ああ、どういうこと?一向に進まなかったのでした。『ひと3』直後から延々悩みに悩んで、ようやく何かがわかったのが、なんと昨日の昼。待ちきれずに稽古を開始するしかないと言うことになった昨日14時、それを目前とした11時30分。突然に、なんだかいろんなことがわかったのでした。 そこには、紛れもなく、いました。 誰がって? そんな、言わずもがな。 思い出したんですよ、確か、戯曲上のポップ路線は密かに諦めて、書きたいものを書いたんでした。断片的に夢のカケラをかき集めたような、そんな作品にしたかったんです。 シンプルな作品には違いないのだけど、 なんとなく、昨日稽古で演出をしていて、涙腺が緩みました。 なんて美しい世界なんだろう。 あと、これは、どうでもいいことなんですが、 思い出しました。 これ、 倫平さんのために書いた作品なんです。 役者・高橋倫平のため、 と言うのもだけど、 親友・高橋倫平のために。 よかったら、遊びに来てみてください。 「あけましておめでとうございます!」って、言いたいです。 ■12月29日■ いよいよ、ちゃんと稽古。 悩んでいた改訂版だったけれど、 コロンブスの卵的な、 と言うか、 画竜点睛的な、 と言うか、 突如、アイデアが降ってきて、すべてが解決。 14時から21時までしか稽古場はなかったのだけれど、 稽古し足らず、 結局外に出て24時まで延々と稽古。 振付けを考え、物語りを話し合い、 物語りが深まる。 自信作になりそうだ。 参加者と共に紡ぐ日を楽しみに、 粛々と準備。 ■12月26日■ 稽古初日予定のはずが、 急遽トラブルにより稽古場がなくなった。 なんだろう・・・ この『ゆめみるふぃーゆ』初演の7月の際も、 同じようなことがあった。 アンプと道具たちを担いでいつもの稽古場に行ったら、 お兄さんたちがムエイタイをしていたのだ。 あまりのシュールな事態に唖然としつつ、 「じゃあいいや。公園で稽古しようぜ」 と、世界名作劇場の主人公化と見紛うほどの素直さで、 屋外稽古に乗り出したのだった。 あのときは、蚊がヤバかった・・・・ さあ、 極めて似通った状況になった本日は12月。 なんだかクリスマス寒波とか言う邪悪な奴が来日中で、 まあ、カンパのおかげで生活ができていた時期も長い、 大道芸人風情ではありますが、 いやいや、寒波はまずい!風邪をひく! てなわけで、 稽古場は急遽、倫平宅に。 ついこの前、三分の一誕生日を成し遂げた新生児世空がたまに謎に笑ったり泣いたりする声に包まれながら、稽古でした。 初演時の動画を観る。 思うところ多し。 まだ悩む。 ■12月19日■ 参った。 改訂版執筆に際し、自分の思考につかみどころがない。 のれんに手押しと言う言葉があるけれど、 脳内の世界が、 ぜんぶ、のれんになってしまったみたい。 壁ものれん、自分ものれん、友達ものれん、食べ物も、音楽も、鏡も、みんなのれん。イスものれん、机も、のれん。 のれんの船には、誰も乗れん。 『台詞変えるなら、早くしてくれないと困る・・・』 出演者であるめぐみさんと倫平さんから、 気をつかってくれているから優しいのだけど、 ちいさな悲鳴にも思われるような懇願。 焦る。 アセロラ。 アセロラは肌にいいらしいというのに、 焦る、は、体調によろしくない。 ■12月16日■ イベント参加に際して、 『ゆめみるふぃーゆ』をやることになった理由は3つ。 ・いい作品だから ・上演希望をしてくださる人があまりに多いから ・演ったことのある作品だから、稽古がいらないから ああ、なのになのに、 どうにも、書き直しをしたい。 させてください。 第一、初演の7月と、今度の新年1月では、 時代が違います(数か月・・・)。 いまやるにふさわしい、 最高のものに仕上げ治すから、 ちょっと待ってください。 てなわけで、せっかくの再演なのに、 また産みの苦しみです。 |
その他注意事項 | |
スタッフ |
■1月16日■
公演終了しました。
最終日には雪が降りました。
夢観るフィーユ。
夢、ミル、フィーユ。
夢、ミルフィーユ。
プロセミアム(客席と舞台が別れている形)
は久しぶりで、言ってみれば、あそこまで明確な照明でやるのも久しぶりでした。
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