満足度★★★★
グッときましたね
僻地の医療と人間模様。シリアスさと人情味がうまくブレンドされていて入り込んでしまいました。ちょっと懐かしのお笑いネタもいい。シンプルだけど前後三つにしきった舞台セットは効果的でした。
満足度★★★★★
無題497(12-240)
19:00の回(曇)。18:30会場着、すでに受付開場。18:46中に入る。「ともしび(2011/6)」からで4作目。椅子に座って腰のあたりが舞台の床(黒)、中央に階段、客席との間に薄いカーペット(巾1mくらい)が敷かれていて、ここを役者さんが通ります。かなり手前に暗幕がかかっています。もう少しですよ、まだ目を閉じて待っていて下さいと言っているようにみえます。18:57前説、19:04誘導灯が消え、暗転〜21:19終演。北、過疎化が進んだ漁港、週1回診療に来ていたお医者さんが病に倒れ、代役でやって来たその娘、最新設備に囲まれたところから船で通わなければならないところへ、父との約束で3ケ月だけやって来たその娘。無骨でぶっきらぼうな者たち、肌を刺す冬の風。冷たい風を遮り、暖かさを与えてくれるものでいっぱい。それは芝居屋だから。今夜もカラダの芯から暖まるお話でした。もちろん、終演後、前作のDVDを購入...最後の1枚でした。今夜も増田さんは出口でお客さんを見送っています。
満足度★★★★★
ぶれない舞台
いつもながら丁寧できめ細かな創りには感心させられた。若い役者も基礎がしっかりしていて、科白を音節単位まできちんと発声しているので聞き取り易い。細かい点まで注意深く演じられている。たとえば、妊婦のおなかが大きくなるに従って、歩く時の様子が違ってくるなどだ。
半透明に透かした場面での演劇と、通常の舞台との同時進行なども、大変有効な演出方法で効果的である。
更に、個々の役者陣では、若手を含めて、身体から滲み出るような、演技に向かって日々精進していることが伝わってきた。流石である。
満足度★★★★
風景が見えるよう
舞台装置は簡素だか、風の音、波の音で風景が見えるようだった。過疎地の医療や嫁不足と盛り沢山な内容を日常の中に上手に盛り込んで、とても心温まるひと時が過ごせる芝居。