ハイカラ狂イ 公演情報 ハイカラ狂イ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-3件 / 3件中
  • 満足度★★★★★

    「笑い草」、効いてました!!
    本当に新人か?と疑いたくなるほどの好演!
    何よりも、若い彼らが力一杯に演じる姿に涙が出そうになる。

    テンポ良く、役者同士の息もピッタリで、観ていて飽きることが無かった。
    科白もそれを言うシチュエーションもまったく無駄がなく、素直に面白い。

    これだけの逸材たちをどう活かすか、先輩たちは責任重大である。



  • 満足度★★★★

    新人公演ならではの魅力!
    久方ぶりに「原石」という言葉が脳に浮かんだわ。

    すっごく良かった。キミらがまぶしかったし、うらやましかったよ。

    ま、これからガンガン苦労もするんだろうし、きっと進んで苦労の道を突き進むんだろうけどな!笑

    この『ハイカラ狂イ』は、コメディになるのかなあ。とにかく熱い!!!

    ものすごくチープな芝居になりそうな危うさを感じるシーンがあるにはあった。「あっ、なんかヤバそう」って。

    でも、力技なのかセンスなのかわからないけど、「芝居に夢中になる」ほうにピーンって針が振れるんだよね。熱演ってだけじゃ針が振れることなんてない。やっぱ努力精進の賜物なんだろうなあ。同じ脚本・演出でも、はらってきた努力って、絶対に客に通じるから。マジな奴だけが持つ雰囲気、誤解を恐れずに言えば「狂気」ってあるからね。

    それにしても、この熱くて、下品で、ちょっと知的で、くすぐり満載(浅くて薄くて残念な感じのくすぐりもあったけど 笑) の脚本を女性が書いたってのが、最高だよね(脚本は、出演もしている伊藤彩奈さんが担当)。
    粗いし、荒いんだけど(褒めてもいます)、時々「おぉっ・・・!」っという鋭い感性が垣間見える「間」や場転をみせてくれるんだからタマラナイ。

    この伊藤彩奈さん。パワーある。演技力も、既に小劇場界では中堅上位はあるんじゃないかな。でも、そのステージにいる人じゃないと思うけどね。ふとした表情は、かなり綺麗・・・というか美しい。毎日、鏡で自分の表情や全身の動きなんかを観察するだけで、相当な役者になるんじゃないかなあ。ま、脚本家としての伊藤さんもすっごく楽しみだけど。

    牧野純也くん。不思議なオーラがあるね。唐十郎芝居の匂いがするよ(笑)。
    この雰囲気や調子が、この後どう変化していくのか・・・かなり楽しみ!近道をしようとして、ハウス加賀谷の芸風を選んで欲しくはないなあ・・・ま、ハウス加賀谷、ボク大好きなんだけどさ(笑)

    平倉春香さん。声の潰れっぷりが、中日以降の梅舟惟永さんみたいだった・・・なんとなく顔も似てるし(笑) 芝居が進むにつれ、ぐんぐん魅力が増していった! ボーイッシュ、というかジャリッパゲがありそうな女の子の役なんだけど、メイクや髪型で雰囲気がガラッと変わりそう。

    見尾田歩くん。男前だねえ。一番地味な役どころだけに(途中で「また新しい役者の登場か?」ってくらい化けるシーンがあるんだけど)、これからの舞台が楽しみ。とりあえず、男前なのでスキンケアを極めて欲しいね(笑)

    そして、中丸友里花さん。冒頭のシーンでは彼女をずっと見てたくらい「原石感」が半端じゃないくらいある役者さんだな、と。 ビジュアルや雰囲気は間違いなく高いレベルのものを持ってると思うので・・・声楽やダンスのトレーニングでリズム感を、多種多様な芸術・スポーツに触れることで「間」を体得したら、凄い女優になると思う。


    まだまだ粗削りだけど・・・これからの5人がとっても楽しみです。

    ボクも頑張るよ。

    芝居内容とは関係ないけど、そんな思いを抱いた舞台。

  • 満足度★★★

    最近
    B203に行ってないことに気づいて、なんとなく勢いで飛び込んでみた・・・
    ところ、危うく入れなくなるところだった
    (B203とはそういうところだった
    入れなかったら、代わりにキッチン南海にでも飛び込もうかとおもっていたが、すんでのところでその晩餐が実現するところだった、危ない危ない(←この「危ない」はカロリー的な意味です

    ネタバレBOX

    出演する役者は、たった5人しかいなかったものの、
    舞台上たった一人で人形相手に延々としゃべるなど、
    それぞれが新人にしては過酷なノルマをきっちりこなしていて
    正直「すげえ!」と思った。

    役者が皆割と個性的で、
    なかでも少し眉毛の濃いめの男優の方が面白いな、と、思った(主に眉毛

    かつてはお笑い芸人を目指して、ウルトラマン人形で喋りながら
    バルタン星人人形を使う相方にツッコまれていたころの優しさを
    謎の草「笑い草」中毒になって忘れ、
    やがてその草に憑りつかれて、新世界の神になり、
    溢れんばかりの力を得るが、
    相方のツッコミの力に弾き返され、
    元の優しさを取り戻す、という難しい・・というか意味不明な役を、
    キッチリなのかなんなのか分からないが、
    持ち前の眉毛をイカしながらキッチリと演じてみせた(ような気がした
    (ちょっと説明しただけでは何が何だか分からない。これだけの変遷のある役は、あの眉毛だからこそ演じられたのではないかと思ったりもする(こち亀的な意味で

    「こんなくるくる変わる役柄をイキナリ大多数の前に飛び出して
    演じ、納得させて見せるなど、
    普通のソフトな劇団では考えもつかないようなスパルタクス実習?(やはり早稲田はアテネではなかった

    でも、物語自体は、
    どっかトリコっぽい気がしないでもないが、
    割と理にかなっていて(細部がカオスなだけで
    冷静になって整理してみると、理解しやすかったりもする。

    ちなみにせんとくん?は出てきませんでした(ガチャピンに似た人は出ました

    また同じ役者の人たちが出たら観てみたいです(特にあのナイス眉、つながんないカナ・・

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