満足度★★★★★
荻野先生に本当に会えた気がしました
劇団☆東京SaVannaT’s さんのお芝居見るのは初めてだったので、観劇前は「どんなお芝居かな、楽しみだな」と思ってたのですが、観劇後は「うううう、本物の荻野先生に会ってしまった、えらいこっちゃ、うわーん」となってしまいました。
劇団 SaVannaT's について
小林秀雄が初期の作品「手帳Ⅱ」の中で、サン・テグジュペリの次の言葉を引用している。「人間の幸福は、自由の裡にはない、義務の容認の裡にある。」
より正確に言えば、アンドレ・ジッドがこの言葉を引用しながら、この言葉自体に逆説的なものはない、個人主義というものの極限にこの真理を発見するということ、その事こそ逆説的なのだ、と述べているくだりを、小林秀雄が引用している。
この少々ややこしい話を紹介した理由は、劇団 東京SaVannaT's の劇を鑑賞するたびに(今回のは特に)、上に引用の言葉が私の脳裏をよぎるからだ。私事で大変恐縮だが、東京歯科大学で20年余り教員(英語)をしていて、最大の不思議の一つが、なぜこの大学から芸術的才能たちが開花するのだろう、というものであった。芸術的才能の開花には、おそらく芸術学部、文学部等にあふれているであろう「自由」が絶対的に必要なのではあるまいか。彼女ら、彼らの才能開花の秘密は、もしかしたら、歯科大学の課する多くの「義務」の(個人的)「容認」と、この容認を源とする(個人的)「幸福」(感)にあるのだろうか、などと考えてしまうのである。
この不思議は、私の中でついに解明されずに終るだろう。しかし願わくば、これらの開花した才能たちが、多くの方々の感性に触れずに終ることのないよう、祈るばかりの気持ちである。
満足度★★★★
初日観劇
面白かったー
時代考証考えた台詞や衣装頑張っていました
小道具とかの使い方や配置は良いのに、
舞台セットがいまひとつだったような感じ受けました。
なかなか日本人では表立って話さない内容の話を、
上手に見せてくれていました(^^)。