月曜日の教師たち 公演情報 月曜日の教師たち」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
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  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2025/04/10 (木) 14:00

    劇作家で演出家で俳優の5人に、若手俳優1人を加えたチームによる芝居。
    期待通り達者な台詞でクセ強めのキャラも面白い。
    これで”センセイ”かあ...、という人ばっかりが出てくる第七中学の休憩室が舞台。

    ネタバレBOX

    テーブルと椅子もあるけど、小上がりみたいな畳のスペースもあって
    居酒屋か夜勤スタッフの仮眠室みたいな、のどかな雰囲気の休憩室。
    ここに、常に休憩中みたいな教師たちが入れ代わり立ち代わり出入りして騒動が起こる。

    軽いドタバタだがキャラ設定は面白く、台詞の絶妙な間に何度も笑いが起こる。
    そこに人生の哀愁やほろ苦さ、切なさが描かれるのをつい期待してしまうが、
    そこまでの味わいや毒っ気はない。

    作家さんそれぞれの個性を際立たせた小品を、オムニバス形式で観せる!
    なんてだめなのかしら?
    ほろりとさせたり、矛盾を突いたり、怒りを爆発させたり、いろんな教師が出てきて
    面白いと思うけれど、そもそも”徒花”と銘打っているのだからこれで良いのかも。

    若手俳優の荒澤守さん、タッパも華もあって素敵でした。
    爽やかな若者も、すんごい悪い奴も、どんどんやってください!
  • 実演鑑賞

    俳優出演も多い劇作家たちに俳優の荒澤守が加わったプロジェクトの公演。作・出演の劇作家の人たちは大御所から中堅で、今更シバイを「あだ花」(劇団名らしい)と照れずとも実力もよく知られている人たちである。真面目に言えば、この作家たちが共同で一つの作品を作っても、たまに息抜きに遊びでやるのはいいが、誰が見てもまとまって一つのいい作品が出来るとは思えない。まぁその通りの出来で、作家たちも舞台慣れしているのでボロは出さないが、かといって俳優よりも面白くもない。まぁ、年末隠し芸大会よりはまし、と言ったところである。こちらも承知で見ているから腹は立たないが、これなら皆さん面白く書ける実力ある作家なんだから、いい本書いてよ。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    このメンバーが書くものなら面白いだろうと思ったが、予想通りに面白かった。
    ヨーコ先生(桑原裕子)の男好きの媚態、アイザワ(千葉雅子)の超マイペースの思考おしつけ、英語教師の高見沢の情けなさから犬にかまれ毒に当たる運の悪さ(逆にヨーコの悪運)等々。何度も爆笑させられた。美術教師ガウディ(岩松了)のひょうひょうとしたずるさもおかしい。ガウディに「えせ宮崎駿!」と悪口を浴びせるのも笑った。確かに似ている!

    ネタバレBOX

    ドタバタコメディで笑えるのだが、深みがない。人生の悲哀や社会的背景、人間の無力さなどがでてこない。それがあればチェーホフや井上ひさしになるのだが。

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