XXXX(王国を脅かした悪霊の名前) 公演情報 XXXX(王国を脅かした悪霊の名前)」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-3件 / 3件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2025/03/14 (金) 14:00

    名家の令嬢の立居振舞について母から説教されるヒロイン……な場面(後半で出るジェンダー論の前振り?)から始まるのは「あのマクベス」のパラレルワールドの…(ネタバレBOXへ)…といういわば「マクベスジークアクス」(!)にして事前情報通り沙翁作品本歌取りがいつの間にか真犯人が明らかになる法廷ものノリに転じており「騙し絵」ならぬ「騙し芝居」みたいな?(笑)
    さらにジェンダー論も加えていかにも「イマの芝居」。
    沙翁作品を追究しているしている方や王政などに詳しい方からは批判があるようだが「一応マクベス(の内容)は知っている」レベルのσ(^-^) には面白かった。

    ネタバレBOX

    まさか原典の千年後(現代じゃねーか!)の物語とは……。いわば「マクベス・ミレニアム」?(笑)
    しかしその期間で十代目とは計算が合わないのでは?(笑)
    そして原典と似たような事態となるのはまさに「歴史は繰り返す」でニヤリ。
    また、「マクベスが王となる」という言葉に囚われるという設定、そしてそこから「マクベスの名を譲れ」とは見事な発想で脱帽。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    面白い。この劇団?の一見思想理念先行・ハイアートな構えに比してのこの「物語性」は・・何だなんだ?? 実に饒舌に物語るではないか・・と少々驚いた。もっとも最初にアゴラ劇場で観たお布団も「物語っ」てはいたが、「仮説の実践」的雰囲気があった。
    「マクベス」とあるからその翻案ないしは新解釈的な、スピンオフ的な芝居であろうとは予想したが、ここまで話を作り上げますか・・という。
    今回は観ておこうと思っていたが、どうにか観られて良かった。青年団俳優にも久々にお目に掛かれて良かった。

    後でパンフを見ると、今回は娯楽性高い物語叙述を試みた、という趣旨の主宰のコメントがあった。作者の意図どおりの結果だったという訳だが、普通にストーリーテリングで勝負する土俵での演劇を、暫くは続けてみてよろしいのでは、と思った次第。

    ネタバレBOX

    森の奥に棲むマクベスの末裔(男)を女優が演じるが、少し前に父を失い、長らく仕えた婆やも役目を解いて一人暮らし。そこへ、良家の嫁に収まる事を望まれる事に反発ばかりしている名家の娘マーゴが、母が冗談で言った皮肉を言質に「精神病み」と噂の男の元に「嫁いで来る」と家を出てこの地を訪ねて来る。マクベスは広い屋敷だ好きな部屋を使いなさいと言い、自分は夜寝るのが遅いから本を読んでいる、先に寝てくれ寛大な対応。マーゴは中性性の漂う自分に型を押し付ける事のないマクベスと、性愛を入口としない自然な関心から情愛を芽生えさせ、紐帯を育む様が短いシーンの中で明快に描かれる。ここへやって来る「外部」が王宮の者たち。明らかに異質な価値観の侵入である。革命分子が地方でのろしを上げ弱体化する専制体制が窮余の策として「魔術」に着目し、つてを辿ってマクベス宅のある森に王と臣下らが(お忍びで)やって来るのだが、ここで「マクベス」の顛末をなぞるような展開が待っている。
    (またいずれ物語を思い出しつつ書いてみる。)
  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    鑑賞日2025/03/14 (金) 15:00

    帰り道、同じ回を観た顔見知りのTheatre Goerのお二人と話しながら歩く。一人は終演後拍手をしておられなかった。もう一人の方は縷縷展開を話され、評価しておられた。両極端。
    論理的におかしいと言われる方、2023年の『ザ・キャラクタリスティックス/シンダー・オブ・プロメテウス』を拝見した時の私と同じだ。当時論理的な不具合に引っかかってしまって受け取れなかった。
    私自身はその中間。確かに見ながら論理的な齟齬が気になるが前回程ではなく受け入れていた。マクベスの話をベースにしての新しい話として受け取っていた。休憩後の部分で纏める、ゲーム的な感覚なのだろうか。ゲームをまったくやらないので判らないのだけど。

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