Lovely wife 公演情報 Lovely wife」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-6件 / 6件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    根本宗子の作・演出による青年座創立70周年記念公演。力の入った舞台で面白かった。

    ネタバレBOX

    正直にいえば、もう少しチケ代が安いといいなあとは思ったが、もう自分の相場感覚がズレてしまっているのかもしれん。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2025/03/13 (木) 18:30

    根本宗子が初の青年座。同劇団としては冒険と思えるチャレンジが劇団の底力を見せる。(5分押し)110分。
     編集者の秋江(高畑淳子)は夫で作家の晋太郎(岩松了)が、文学賞の発表パーティをきっかけに過去を回想する、…の物語なんだけど、そう簡単に言えない、興味深い作品。ちょっと奇矯な人々が登場し、回想と現在を交錯させる作りも含め、ねもしゅーらしい作品になっている。その奇矯な人々を淡々と演じるあたりは青年座の底力。岩松初め客演の役者陣もシッカリ演じているし、舞台美術もねもしゅーらしさを見せて秀逸。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2025/03/13 (木) 13:30

    座席1階

    高畑淳子への書き下ろし。青年座のビッグネームと根本宗子の作・演出で期待して出掛けたが、期待が大き過ぎたか。

    高畑を長女とする4姉妹と家族の物語。高畑は編集者、夫役の岩松了は作家という役。岩松は次々に担当編集者の若い女性と浮気をしているが、高畑は結果的に耐え忍んでいるという具合。結婚当初と現在を舞台を回転させることでクロスオーバーする演出だ。

    4姉妹の話は近年、他劇団でもその人間模様が扱われている。今作は高畑以外の3人のストーリーも盛り込まれているが、少し突飛と思える設定もあってうまく共感できなかった。また、全般的に感情むき出しの場面が多くて、見ている方が引いてしまった。

    岩松了演じる夫も少し極端で、それが終盤でもう一方の極端に触れる感じ。女性の思いに寄り添った作りなのだが、大笑いというのもなんだかなぁと思った。
    出ている俳優さんは青年座の名優なのだから、その演技力が遺憾なく発揮されるようなもっとジーンとくる人間物語を見たかった。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2025/03/11 (火) 18:30

    なんというか、構えずに笑えた。
    タイトルもなるほど!だったし
    特に舞台美術には驚きとともに感激しました

    ネタバレBOX

    伊勢志摩さんが素敵で!西田茉莉さんの今後がとても楽しみ。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    面白かったです。久しぶりに笑って見る事ができた舞台でした。
    舞台美術も「へー、こんなのでいいんだ」と言う感じで面白かった。

    ネタバレBOX

    一昔(ふた昔?)前なら作家が授賞式に妻への感謝の言葉を読み上げたりしたら、お涙頂戴で幕になるのでしょうね。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    ネタバレ

    ネタバレBOX

    青年座『Lovely wife』を観劇。

    作・演出 根本宗子が青年座に依頼された作品で、高畑淳子主演ありきのようだ。

    売れっ子作家を夫に持つ雑誌編集者・妻の出会いから結婚、終焉を迎えそうな夫婦の顛末記。
    同世代の些細な事を描くのが得意な若い劇作家が、枯れていく夫婦の姿をどのように描いていくかが焦点だ。
    常にテンションが高く、演技へのエネルギーを一瞬たりとも休ませない演出が持ち味の劇作家の下、老舗劇団の俳優陣はどのように対応していくのだろうか?いやどのように演出されるのだろうか?
    過去作では、狭い小屋では収まりきらない俳優たちのエネルギーに何度も圧倒され、劇作家を追いかけ続けたが、今回の厄介な座組で出来るのだろうか?という心配はあり、それを無くしてしまうと全て欠けてしまうのだ。だが俳優たちに狙いをやらざる得ない戯曲を与え、ほと走るエネルギーが劇場に蔓延していた。
    ただ圧倒的な劇的な力も、残りの人生を考えなければいけない老年を迎える大人たちを描くには説得力には欠けていた気がする。舞台装置を駆使し、過去から現在、そして若い頃の自分を客観的見れる演出もしていただけに惜しい。小さい劇場なら許されていた表現方法も本多劇場となると観客は納得したくなる終わりも見たくもなるのだと思って劇場を後にしたが、よくよく考えてみるとこの批評は間違っていたと後で気付く。
    劇作家は徹底的に男性を罵倒し、女性優位を謳っている過去作を鑑みると、今作も同じような試みがなされている。いつまで経ってもだらしない夫が妻へ投げかけるクライマックスの陳腐な愛の讃歌の場面こそが、劇作家の持ち味を最大限に表している。この箇所に賛否が起こりそうだが、今作の面白さを垣間見れる瞬間と別れ道なのだ。
    流石、根本宗子である。

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