やなぎにツバメは 公演情報 やなぎにツバメは」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
1-6件 / 6件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    26日観劇

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2025/03/22 (土) 17:00

    2度目の観劇。やはりよくできている。切ないエンタメ。(3分押し)98分。
     2度目だが、役者陣のコンビネーションが素晴らしい。アラ古稀の4人と若い2人が、抜群のタイミングでセリフを交わす。丁寧な演出と充分な稽古が想像できる。良質の芝居。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    作者もキャストも、最高の組み合わせで、見ないという選択肢はない芝居。期待にたがわず、笑い、笑い、笑いに、失望と寂しさもにじむいい舞台だった。
    休憩なし1時間45分

    ネタバレBOX

    笑の多い中でも、特に二カ所。ひとつは娘の松岡茉優が、父の浅野和之に「ヴァージンロードを娘と歩く権利」と引き換えに、彼氏の開業資金800万をねだるところ。さらにすごいのは、大竹しのぶが、隠れた意図を持ちながら、元夫の浅野の「あの夜の過ち」を責めるところ。笑い転げた。いずれも浅野が絡んでおり、出番は少なめなのだが、浅野がキーパーソンだとわかる。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2025/03/12 (水) 18:00

    横山拓也さんの作品ということもあって観劇を決めました。
    すごく面白くて納得できて、観ることできて良かったぁと思いました。
    さすがにベテラン揃いだし。後ろから2列目で観劇したのですが飽きることなく食いついて観ていました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2025/03/09 (日) 13:00

    横山拓也が初のシス・カンパニー。達者な役者陣を得て、笑いの後味に切なさを残す巧みな舞台。(3分押し)103分。
     とある元カラオケスナックのママが亡くなり、葬儀の後に集まるママの娘・美栄子(大竹しのぶ)と常連たち洋輝(段田安則)・佑美(木野花)と、美栄子の娘・花恋(松岡茉優)と洋輝の息子・修斗(林謙都)、そして美栄子の元夫・賢吾(浅野和之)。そこで起こる数々のエピソードと、過去の回想は、思わぬ方向に向かって…、という物語。笑いの多い舞台だが、横山らしく最後はどうしようもなく切ないエンディングに向かう。アラ古稀の4人も勿論見事だが、それに伍して若手の2人の活躍も目覚ましい。特に松岡のキャラが印象に残る。それにしても巧い話だ。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    松岡茉優さんを映画館で観続けた時期があって、『蜜蜂と遠雷』なんか好きだった。かつてのピアノ天才少女が失くした輝きをもう一度取り戻す役。煌めきは今も色褪せていない。笑顔になるとパッと周りの空気を変える。表情でキャラがガラッと変わるので映画向き。ニヤーとしたりカッとなったり。
    大竹しのぶさんは相変わらず綺麗。独特のイントネーションが唯一無二の武器なのだろう。怒った時の台詞回しは別人のよう。

    大竹しのぶさん対浅野和之氏は必見。ウディ・アレンだ。

    「カラオケスナックつばめ」の名物ママが亡くなる。遺言で葬儀にかつての常連客達を招き自宅を改装した簡易BARでもてなす。ママの娘、大竹しのぶさん。常連客で親友の段田安則氏、木野花さん。段田安則氏の息子の料理人、林遣都氏は大竹しのぶさんの娘の看護師、松岡茉優さんと付き合っており結婚間近。そんな中、15年前に離婚した元夫、浅野和之氏が来訪。

    流石の横山拓也&寺十吾コンビ。ラストはスタンディング・オベーションに。
    必見。

    ネタバレBOX

    木野花さんがトチリ多く、思い切り大竹しのぶさんの役名を間違えてしまう。大竹しのぶさんは笑って訂正し、木野花さんも「今のはなかったことで」と取りなす。役者も観客も和やかな笑いでフォロー、いい現場だ。

    ラスト前まで可もなく不可もなくな印象だったが、ラストが美しい。全ての細かな伏線が生きて大竹しのぶさんの歌が決まる。これは見事!まさに横山拓也節。山田洋次の後継者だ。時代設定を昭和50年代にして映画化が理想だろう。

    霧島昇の1947年発表の「胸の振子」、作詞はサトウハチロー。
    「柳に燕は貴方に私 胸の振子が鳴る鳴る 朝から今日も」
    「煙草の煙ももつれる想い 胸の振子が呟く 優しきその名」

    再演は小劇場で青山勝氏演出で観たい。これをどう料理するか?

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