満足度★★★
ゴーゴリを引っ掻いてみた、という舞台
ゴーゴリを引っ掻いてみた、という舞台だ。
4日間で作った舞台だと知っていて観ればそれなりに面白いが、ごく普通に観ればゴーゴリにはじき返されたという舞台で、作品の質としては物足りない。
詳細は、演劇感想サイト「福岡演劇の今」 http://f-e-now.ciao.jp/ に書いています。
満足度★★★
妄想の賜物。
中屋敷さんの手法は、慣れる・慣れないの壁もあるけれど
のれる・のれないの壁がひたすらに厚い。
覗き見ることのできる高さなのだが。
それは役者だけでなく、客の前にも現れる壁。
例えば音楽を聴くのは好きだけど、レゲエのリズムにはいまいちのれない…とか(自分の事ですがね。)
そういうあたしも、たかだか1年ちょっとしかまだ観ていないわけですが。
壁の向こうに着地できたみたい。
まぁ、好きですってことです。
役者には残酷な、この手法が。
満足度★★
楽しみにしていたのだが
オーディションで選ばれたという福岡の役者は本当はもっと力があるだろうし個性もあるのだろうが、それがほとんど見れずに残念な印象。(柿喰う客の役者の魅力は伝わってくるが・・・)。作品自体も深く見せようと作られている意図は感じるが、少し浮かんだアイデアを未消化のまま形にした様な印象が強く深く伝わってくるものや後に残るものは感じられなかった。最優秀作品賞という事で楽しみにしていたが肩すかしを食らった様な気持ちになってしまった。地元福岡の劇団の方がもっと面白く個性的な劇団がある様に感じる。この公演だけが例外なのかもしれないがこれが率直な感想である。
満足度★★
上っ面すぎる
福岡でオーディションの役者たちと1週間ほどで作り上げたらしい。
1週間しかなかった。
と言われれば、なるほど外装は何とか整っている。よくやったと言えなくもない。
しかし、役者が演出に言われた通り動き・喋るだけで「芝居」になるはずもない。
彼らは素人ではなく、「役者」として出演しているはずだ。
出演していた誰一人、セリフをしゃべる機械以上になっていた者はいなかった。
役者の中にゴーゴリを読んだ者がいたのか疑いたくなるし、読んでいたとしても、ゴーゴリの世界を理解しようと努めたものはいなかっただろうと思える。
演出の中屋敷氏も浅い読みで終わらせて、そこで満足させているように見えた。