満足度★★★
傑作戯曲だけに難しさも
昨年、大好きな劇団だったクロカミショウネン18の新作公演「オセロ」がフライヤーまで出来上がりDMが届いたにもかかわらず、野坂実さんの突然の休筆宣言により、公演中止になったときのショックはいまだに忘れられない。
当初は「休筆」とあるのみで納得できる説明もされず、長くHPはそのままに放置されていたが、最近、劇場での折込チラシで新ユニットやこの公演のことを知った。
気になって久々HPを見たら、劇団は正式に解散したことが書かれていた。
クロカミの元ファンとしてはいまも、一連の対応には納得できないでいるが、レイ・クーニーは大好きだし、ともかく新ユニットの公演を観ることにした。
公演の内容については、ネタばれで。
今後の上演作品はコメディに限らないのかもしれないが、このユニットでの活動が軌道に乗ることを祈らずにはいられない。
満足度★★★★★
見せ場も多く、良くできた台本
会場に入ると、季節外れのクリスマスソングが流れ、
舞台上にはクリスマスツリーも。
う~ん、やっぱり今の時期には合わないな、せめて秋から冬の間にやってほしいのに、と思った。
ところが、いざ公演が始まると、なにしろ面白い!
前にも他公演で書いたことがあるが、
外国の台本って、1つは洗練されていて、それと、
話が緊密にできていることが多いように思う。
(もちろん、洗練されていなくて、かつ緊密でなくても
素晴らしい作品はいくらでもあるのだが)
「若気の至り」の発覚を避けようと、嘘に嘘を塗り重ねていく、
しかし、他の人物が登場して、嘘がばれそうになると、
さらなる嘘でごまかしていく…。
まあ、それだけと言ってしまえば、簡単だが、
あまりにおかしくて、笑い疲れるくらいであった。
(「緊密」の話の余談だが、三谷幸喜の「君となら」などは、
ただ嘘が塗り重ねられていくばかりでなく、
ついた嘘が別の意味で事実と符合するなど、一層緊密かもしれない)
そんなわけで、観終わった後は、何とも言えない爽快感!
冒頭の季節はずれの違和感もどこかに吹き飛んでしまった。
(でも、年末に観たら、さらに相乗効果もあったかも?)
満足度★★★★★
2回観ました!
もうほんとに楽しくて笑い過ぎて泣けちゃうぐらい、最高の舞台でした☆
今まで観たコメディの中で一番面白かった!
こんなに舞台で笑ったことないってぐらい、皆さんの掛け合いも良かったし、楽しかったです(^o^)
満足度★★★
クリスマスプレゼントは...
一度嘘をつくと逃れられない
というのはこういうことだなーwwwと思いました。
嘘から嘘が出て、また嘘が出る。その繰り返し。
追い込まれていくモーティマー先生が愉快でした!
素晴らしい舞台をありがとうございます**
満足度★★★★
物語は10時43分から
約2時間の大騒動を面白く観劇。物凄い展開ながらちょっとエロかったりして。男は何時も女性の手のひらの上で転がっている位が丁度好いのかも。
満足度★★★
ピンチの連続
嘘話をここまで加速度つけて拡げるかと、呆れるくらい。身から出た錆、なんだけどなぜか笑ってみていられた。
最終的は大団円のドタバタクリスマス。
満足度★★★★★
いっぱい笑わせてもらいました。
とてもとても楽しかった。
お客さん全体のノリもよく、私は遠慮なく笑いました。
クリスマスの時期ではないので、何故これ?って感じもしますが、あまりガッツリとしたクリスマスストーリーでもないので、そこまで気になりませんでした。
当日券で、比較的前方の席で観させてもらいました。
会場および開演時間も定刻で、気持ちよくスタートをきり、それだけで私は満足です。
セットも立派で、美しく、あの1つの空間がホンモノに見えました。
レイ・クーニーの脚本は比較的どれも長いので、しょうがないのですが、少し長かったかも?それでも、あまり時間を気にせず、役者の皆さんは良いスピードで駆け抜けたと思います。
主演の大内さんを始め、実力がある方々で、見応えありました。
公演時間は2時間ちょうどで、帰り道は時間割いて観て良かったーって思いました。
唯一残念だったことは、劇場の冷房が効きすぎでした。
座っていた位置が思い切りあたる場所だったみたいで、指定席だったので移動も出来ず、長袖2枚着ていても辛かったです。
それでも芝居自体は文句なしの★5つ。
これからもご活躍を期待したいです。
満足度★★★★★
海外戯曲の
コメディに面白さを感じないので期待薄だったが、今年観た芝居の中で一番笑った。
セットが豪華で素晴らしい。
ウソにウソを重ねていくテンポの良さが秀逸で、2時間あっという間。
ただただ笑って楽しんだ。
これからも期待したい。
満足度★★★★
観客に疑問を抱かせずに駆け抜ける
「ちょっと待てぃ!」な箇所が多々あり、観客に「んなワケねーだろ!」と思わせると「負け戦」になってしまう「実は難しい」脚本(私見)を見事に「走り抜けた」な感じ。
かくて過去2戦の結果は1勝1敗だったが今回で勝ち越し。
ただ、劇中の季節と公演時期に大きな隔たりがあるのがちょっと残念?
満足度★★★★
職人芸
如何にも英国の無責任な笑いだ。無論、この国が侵してきた数々の侵略と差別に目をつぶれば、この手の笑いは、楽しいものだ。然し、現在も尚続く、多くの国際紛争の原因を作って頬っかむりし、「紳士」の国だと傲然と言い放つこの国に腐臭を感じる者をすら、笑わせる場面を随所に持つこの作品を通して、作品が我々の鏡でもあると気付く時、この笑いは苦いものたらざるを得ない。
一方、大道具や小道具の使い方一つとってみても、緻密で見事な職人芸が活かされており、舞台としての技術は高い。