七人の墓友 公演情報 七人の墓友」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
1-11件 / 11件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    誰でも考える事柄です。面白ろかったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    これはグッときます。年を取ると、実に身に沁みる内容ですね。自分は散骨派なのですが。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    面白かったです。芝居を楽しんでるみなさんが輝いてました。次回作も期待してます!

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    面白かったです。
    笑いの中に、家族、友人、多様性の時代、そして死について考えさせられました。
    役者さん達は一生懸命で、真面目に作った作品だと感じました。
    良い舞台でした。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    心が温まりました。家族や仲間について再度考えてみようと思います。役者の急病をもろともせず、即興で舞台をまとめ上げる力は流石ですね。演技力に安定感があります。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    私は今年還暦を迎えます。改めて家族の大切さ難しさを再認識させられたような気がします。そしてパートナーの気持ちもしっかりを話し合わないといけないなと思いました。自分を振り返れる良い作品だったと思います。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    当たり前と思っていた事が実は当たり前なんかじゃなかった。お墓から夫婦の有り様、家族の有り様、色んな事が見えて来ました。しっかり向き合わないとだなぁ〜。特に男は。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    「墓友」…聞きなれない言葉だが、その語感から何となく意味するところは分かる。公演では、高齢者が「墓」を通して死と真摯に向き合う様子、家族だから一緒の「墓」へ、という家族(制度)の在り方を改めて考えさせる。「墓」=「死」という描き方ではなく、むしろ 今をどう生きるか、そして夫婦、親子に起きる様々な問題を通して、家族とは を考えさせる。

    「墓友」とは という定義があるのか知らないが、公演では家族以外の人との共同墓地を指しているよう。物語は、吉野家を中心に展開していく。そして長女 仁美がストーリーテラーのような役割を担いつつ、自分の問題にも触れていく。冒頭、母 邦子が仁美を東京スカイツリーの展望台へ呼び出し、「墓」の話をし出す。吉野家の墓ではなく、サークル仲間と一緒 ということを考えているらしい。父と何かあったらしいが…。
    さて、公演を通して「墓友」という内容(概要)を知ることが出来てよかった。
    (上演時間2時間5分 休憩なし)

    ネタバレBOX

    素舞台。プロジェクターで後壁に風景を映し出すが、役者に被らないよう工夫を凝らす。場景によって、例えば ファミリーレストランでは ソファを搬入し雰囲気をだす。

    邦子の夫 義男は典型的な亭主関白。自分の意は絶対で子供たちも委縮している。長男は結婚し独立しているが、孫の顔見たさに同居させようと。仁美は30歳代だが、独身で 実は仕事関係者と不倫をしている。次男 義明は渡米しており、同性愛者。毎年恒例のバーベキューパーティのため、パートナーを連れて帰国している。仁美、義明に早く結婚するよう口煩い。そんな義男に愛想をつかした邦子が「吉野家」の墓に入らないと宣言し、墓友(7人のサークル仲間)の存在を告げる。

    7人の現在…例えば職業や個性などは描くが、過去は語らない。共通しているのは皆 独身で「1人でお墓に入るのが寂しい」「あの世でも語り合いたい」といった思いを描く。邦子は義男と離婚しない、しかし「吉野家」の墓には入らない。今を大切にするなら、なぜ離婚しないのか という疑問が生じる。子供のため という言い訳もなさそう。独身ならば、一緒にお墓に入る家族がいないため、墓友を探そうとするが。

    これまで「墓」は、「家(制度)」と結びついていたと思う。「血縁があるから同じお墓に入る」という考え方だが、「家」に対する価値観が変化してきた。核家族が増え、墓に入る段階においても「家」に縛られることや、「家」の供養に追われることへの疑問である。そして、少子化が進む中で 墓を承継する人が不足。物語の中でも墓友に若い人がいると、長く供養 そして墓守してもらえるような台詞がある。公演では、吉野家と墓友の在り様を対比するように描き、「墓」に入るとは、そして「死」とは を考えさせる。

    場景は、プロジェクターを用い 東京スカイツリーの展望台からの遠望、吉野家のバーベキューパーティ、ファミリーレストランでの楽しい語らい、寺の境内での葬式(儀式にとらわれない)、そして桜吹雪が舞う光景 を映写し、分かり易く しかも余韻付けしているのが好い。邦子は義男と離婚せず 添い遂げるようだ。ラスト、義男は「邦子ありがとう」と頭を下げる。大団円にならず、この先どうなるのか分からない含みを残す。
    最後に気になること…前回公演「親の顔が見たい」でも感じたが、演技力に差があるような。言い直しや微妙な間(ま)が見受けられるのが惜しい。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

     板上はフラット。場面に応じて必要な道具が用意されるが展開に影響は全くない。華4つ☆

    ネタバレBOX

     内容が内容だけにどういう展開になるかと思っていたが脚本の内容にマッチしたキャスティングが功を奏していることもあり、実に自然に入ってきた。言うまでも無く生命は寿命が尽きたりすれば否応なく死ぬ。老いるという現象が、その実相を日々己の体の衰えで実感させる。そのような状態になると矢張り墓に象徴される死は実感を伴い始める。
     自分自身は無神論者であるから墓等どうでも良いし理想は鳥葬等他の生き物の餌になることである。当然ではないか? 生きることは他の命を喰らうことと等しいのだから自分が死んだら他の生き物の餌になることこそ自然である。ただ、現在この星で暮らすヒトの多くが感染症を予防したり、腐敗臭や汚れ等集団生活を脅かす死体から自分達を守る為に遺体を火葬し無害化を図る。本質的な点はこの点だけだ。ただそれでは色々と、もやもやが残ったり釈然としない心の空虚やら何やらに纏わりつかれ区切りを付けられない者も多い。こんな訳で人々は宗教やら死に関する儀式を生み出したのだろう。まあ、こんな理屈はどうでも良い。
     兎に角、老いを通して死に近付いたことを実感する日々を送るようになるとそれ迄は他人事であった死を意識するようになる。避けられぬ自分の死を意識するようになって初めて物事を真剣に考える人が出てくるのも道理だろう。今作の面白さは、そのような歳を迎えた人々の個々の在り様が、実に自然に表現されている点だ。ジェンダーバランスの問題もこのような前提の中に自然に同化している点も良い。当然の事ながら夫婦であっても個々人の違いは明確に在り、突き詰めて仕舞えばヒトという知的な生き物は自らの絶対孤独を意識せざるを得ない。ところがそのような厳然たる事実に向き合わざるを得ないことを知っているからこそ避けているのだ、という処迄観えてくる。更に興味深いのは、墓友の中に更に若い世代も入っていて、このメンバーは一種の精神的宙吊り状態を生きていることだ。即ち人生を彷徨している訳だが、彷徨とは即ち生き乍らの死である、とメタフィジカルには捉えられる点だ。尺120分の極めて自然に感じられる物語。
  • 実演鑑賞

    面白かったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    いずれやって来る死を意識させる「哀」に墓友なる仲間達の「楽」な空気感を纏わせた、ほろ苦くも面白いストーリー
    色んな人が登場して自分達の日常と同じ目線で楽しめるというdiamond-Zさんの劇団カラーにとても合っている作品

    吉野家を中心とした様々な人達を見ていると確かにお墓にも多様性があって全然良いと思えてくる
    夫に「一緒のお墓に入りたくない」と宣言するくらいなら、もう生きているうちに別れてしまった方が良いのではないかと個人的には思ったりするも、ナルホドお母さんの言葉に頷けてしまうところもある
    その一方で老後になって一緒にお墓に入りたいと思える友人ができるというのがなかなか素敵なのでは、と思いながら鑑賞していました

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