実演鑑賞
満足度★★★★
ナイゲン初演版リーディングを拝見。「ナイゲン」という演目の上演は2度ばかし観たが、Aga-riskの観劇は(他演目も含め)初めて。開演すると進行役が出て来て説明。その後ほぼ劇団員+αの面々がガヤガヤと入場。ナイゲン内部限定の会議風景、という劇の枠組みと何名かのキャラ以外は残っていない初演版台本を皆も初めて渡され、くじ引きで配役を決めた後、ト書きを作者・富田氏が担当して読みが始まる。
ナイゲンを演るチームが醸すノリそのまま、劇団員らがコメントしたりはしゃいだり、読みが始まれば真剣モードにはなるも笑いあり、他の読みが面白かったりトチったりキャラ全開だったりに笑いが起きたり「通して読む読み稽古」の風景である。
ガッツリ90分読み終えると、総員居ぬきでトークも。
再演で現在の原形が出来、劇団での再演の度に若干の改稿で更新されている「ナイゲン」らしいが、こうして改めて味わうと作品が持つ時代的特徴についても思いが湧くところである。演劇好きの今の若者が「ハマる」理由、その背景としての今の日本の風潮を、(作品の持つ限界として)感じる所でもあった。
また時間があれば劇を振り返りつつその事に触れてみたい。
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/01/06 (月) 15:00
【ナイゲン(初演版)を読む会】
2012年の再演以来改稿しながら他劇団によるものも含め上演を重ねている「ナイゲン」の原点である2006年初演版の読み合わせ。
喩えて言えばよく知っている人物の幼少時の写真を見るように「まんまだね/確かに面影があるな/当時のアレは今いずこ?」が随所にありとても楽しい。あるいは「荒野の7人」を観てから「七人の侍」を観た(σ(^-^) の実体験)ように「あの人物(やプロット)がそんな風に(分割されたり統合されたりして)その人物(やプロット)になったのか」と見てとれてこれまた大変楽しい。
アフタートークで冨坂さんが仰った欠点や某演者(笑)発言の「普及版を知っているから美化して見える」な部分も頷けないでもないが、TLで目にした感想に「ナイゲン(普及版)を知らずに観たが面白かった」というのがあり、やはり「普及版を知っているから面白い」のではなく「普及版を知っていればより面白いが、知らなくても(=初見でも)充分面白い」と言えるのではなかろうか?
あと、当日くじ引きで決まった配役が思った以上にハマっていたことや上演中の面々の表情もまた良くて至福の時間を過ごせた♪
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/01/05 (日) 13:00
何とか二人の人物を会わせないようにしようというコメディの基本パターンから徐々にギアを上げてゆき他の要素も加えてクライマックスを迎える「Go as Operation!!」は作・演出が淺越さんではあるがやはり「アガリスク風味」満載。
続いての「宇宙からの婚約者」はいわば「ウルトラ版ロミオとジュリエット」だが沙翁と較べて悲劇性が高く、終盤の決して交わることのない二人の想いからのラストが切ない。
約5年前の初演も観ていたが、当時よりも切なさが増したと感じたのは演出/演者の違いかこちらの心境の変化によるものか?
ともあれ本作で2025年の観劇をスタートできてホクホク♪
実演鑑賞
満足度★★★★★
観劇初めにアガリスク二十歳の集い 。
脚本も演者さんも流石の一言で、見終わったあとは爽快感を覚えた「Go as Operation!!」
前田さんが出てきたシーンは爆笑。
伊藤さんもジャンプさんも鹿島さんも古谷さんもみんなキレキレ。榎並さんは観るたびにパワーアップ。
美魔女店長江益さんも良し。
初演を観たことのある『宇宙からの婚約者』。
ストーリーは知っているけど、初見かのように岡田さんと榎並さんの熱演に引き込まれ、笑い泣く。
最後暗転したあとにかかる曲も世代なので胸熱でした。
実演鑑賞
満足度★★★★★
「ナイゲン(初演版)を読む会」
2013年版、全国版を映像で見ていたが、そこで生きているシチュエーションが出るとキター!となり、面白かった。
その面白さ、まさに熊谷さんのコメントが的確だなぁと感嘆。
くじで決まった配役は皆ハマってたが、特にSASUKE、四面蘇我最高!
実演鑑賞
満足度★★★★★
『Go as Operations!!』も『宇宙からの婚約者』も、とにかく面白いし巧いなぁ、脚本も役者も。
奇蹟の会話、突拍子もない設定を存分に楽しんだ。
甲乙つけがたいがGo asのラストは矢吹さんにホロっとし、鹿島さんにぶっ飛んだ。
これからも「見守りましょう」
実演鑑賞
満足度★★★★★
『ナイゲン(初演版)を読む会』を観劇。
いやー面白かったぁ。これがあーなるのかぁと探しながら見ていたのですが、会場のほとんどの方も笑うポイントが一緒で楽しめました!初演の台本ほしいなぁ。
実演鑑賞
満足度★★★★
正月に相応しく 明るく楽しい雰囲気の公演。伝えられない想いが溢れ出す、そして何故か心の奥深いところで人間が愛おしくなる、そんな中編2作品。
「Go as Operation‼」は、寂れた個人経営のレンタルビデオ店を舞台にしたスラップスティック・コメディ。いつまでも続くと思っていた心地良い関係、しかし出会いがあれば別れがあるのは必然。その当たり前が行動の契機になる、状況や台詞の誤解や勘違いを上手く織り込んだ笑劇。年代的には20年近く前の作品で、最近ではレンタルビデオ店は見かけなくなったが、内容的には現代でも十分に通じる。ただ 劇中で使う映画(レンタル商品)は、少し新しいもので、そこは脚本・演出を担当した淺越岳人 氏が巧く辻褄合わせをしている。
次の「宇宙からの婚約者」は、説明にある通り 彼女はウルトラマンだから一緒になれない、まさに異性が異星(人)だから結婚できないという シャレにもならない悲喜劇。当日パンフに脚本・演出の冨坂友 氏が記しているが、愛する二人の会話が「身近な人と思想的・立場的に絶対に相容れないことが分かってしまった。」という かなり政治的な話になった と。表層的には 面白可笑しいが、その底流に描かれている出来事は怖い。まさにブラックユーモアだ。これを どう乗り越えるか⁉
2025年に劇団結成20周年を迎える その第一歩。自分としては、今年の観劇初め この楽しめる公演は幸先よし。
(上演時間2時間15分 途中転換あり)
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/01/04 (土) 18:00
ワンシチュエーションの喜劇を楽しく観劇しました。
言葉使いのスレ違いや話のネタが面白かった。
実演鑑賞
満足度★★★
①『Go as Operation!!』
レンタルビデオ屋のベテランバイト、チーフのおっさん(矢吹ジャンプ氏)が主人公。バイトの大学生の女の子(榎並夕起さん)が辞めて郷里に帰る報告に動揺を隠せない。ずっと彼女に恋していたのだ。それを知らぬ彼女は信頼するチーフに常連客(小林和葉氏)への恋心を告げる。今日最後の日に彼に告白したいのだと。とてつもない急展開、迫られる選択肢にテンパるおっさん。とりあえず恋の成就なぞさせてなるものか。売れないバンドマンの常連客(古谷蓮氏)を借金をカタに協力させて恋が成就しないように舵を切る。
②『宇宙からの婚約者』
到頭恋人にプロポーズをする日が訪れた。主人公(岡田怜志氏)は給料2.5ヶ月分の指輪をセッティング。付き合って一年の彼女(榎並夕起さん)に求婚するも返事はNO。は?理由が酷い。「実は私、ウルトラマンなので」。
古谷蓮氏は窪塚洋介っぽい。
岡田怜志氏は余り見ないキャラ。観客と気軽にやり取りしながら場を回す。
榎並夕起さんは出ずっぱり。
①店長がお薦めする『ホーム・アローン2』、その心は?が面白かった。
②ウルトラセブンの最終話、モロボシ・ダンが友里アンヌに自分の正体を明かす名シーン。一瞬暗転、突如背景に銀ラメの幕がすっと下がり、手前の見つめ合う二人はシルエットのみになる。流れるシューマン『ピアノ協奏曲イ短調』。完璧な演出。今作ではこれにオマージュを捧げている。
実演鑑賞
満足度★★★★★
小雨降る中上野の小屋へ。2作品とも面白く年の初めに見て正解!
正月早々楽しませてもらいました。
アフタートークの冨坂さんと淺越さんの話が帰ってからも気になったのでウルトラマンセブンの最終回を確認しちゃいました。