くちづけ 【閉幕しました/配役発表】 公演情報 くちづけ 【閉幕しました/配役発表】」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
1-18件 / 18件中
  • 満足度★★★★

    なんでもないようなことが・・・
    主演の神戸さん、導入は「ん?」と感じたが、堕ちてゆく様を見事に表現されていて、ラストは目が離せなかった。得意とおっしゃるコメディーで別の機会に拝見したい。
    姫の黒木さんには女優としての華を感じ、小人の後藤さんは番長清原を彷彿とさせる風貌もあり、気になる存在だ。
    小さいスペースの最小限のセットで、小道具を工夫しながら物語を展開していたのが秀逸だった。
    アフターイベントで成島さんの話が聞けたのがよかった。

  • 満足度★★★★

    脚本と演出
    童話のキャストのオンパレードに、童話の持つちょっと怖い部分をスパイスにしたストーリー、楽しませてもらいました。
    ただ、脚本(原作)との兼ね合いもあるのでしょうが、今作や前作もマコンドーの特徴だと思う「行間」が少なかったように感じました。
    次回はMOGMOSの音楽ともマッチする、甘酸っぱい(ほろ苦い)青春モノを観てみたいです。

    ネタバレBOX

    小人のひとりがマッチ売りの少女についたのがマコンドー流なのですかね!?
  • 満足度★★★

    泣けない!
    関係者が泣けると言っていたことに対して。さわりしかやらなかったから15分くらいだったろうかしかもおまけのような扱いだったが当然いくつもの役を演じるので普通のリーディングではなく動きもあってとても得した気分になった佐藤みゆきのパフォーマンスにつられての本編観劇。その素晴らしいパフォーマンスを観なければより楽しめたと思うのだが、それを観たがために逆に損した気分になった。観る側からすればあのような(予告)公演はしないでもらいたい(するならもっと包み隠すべき)と言いたいが私のようなつられ客(少なくないような・・・)を得たのだから企画勝ちかもしれない。

  • 満足度★★★

    ちょっとブラック
    グリム童話を下書きにした怖い話し。
    客席も、シーンと静まりあうシーンも多々あり。
    でも神戸さんはよかった

  • 満足度★★★★

    「はいほー」怖いよ
    小人役の方々はアノ体制で動くのは大変でしょうね。
    名も無い女が愛想笑いしながら幸せを追って堕ちていく姿
    残酷な仕打ちを見ながら婚礼をする姫、彼女は幸せに暮らすのかなぁ
    王子は変態気味だけどネ、釈然としない感情が残りつつ
    でも楽しんでしまう自分が居ました。
    雪の中、静かに終わってしまうより、あの最後でもよかったのかな?

  • 満足度★★★★

    ラストがよかった!!
    謝肉祭的な♪あーそいうことね、と、ファンタジックな世界を楽しみました。

    ネタバレBOX

    舞台装置とか赤い糸の演出とか面白かった。けどなんか主役に感情移入が出来ませんでした。終演後MOGMOSの生ライブを聞けてお得でした。ありがとう。
  • 満足度★★★★

    7人のこびとが出てくるひねくれ童話
     小さなステージに大きな7人ものこびとと称する男どもが、体育会系ののりで脚折り曲げたままの姿勢で1時間半あちこち動き回る。
     能面つけて無表情な表現したり、あやとりを何人でもする感じでうまくひも使ってテーブル表現したりと、そこかしこにおもしろい演出がある。
     マッチ売りの少女、シンデレラ、白雪姫、グリム兄弟と誰もが知っている童話に出てくる主人公を組み合わせて、世界で一番美しい物語に仕立てようとするもくろみ。
     もちろんそんなとてつもない話が成立するわけがない。
     最後は、マッチ売りの少女から、世界で一番美しい人になり、王妃になったことが悲劇を生み出す。
     寒さをしのぐためぼろの服をつくろってほしいと思う程度の望みが、世界最強の美を求めて白雪姫の死を求める嫉妬にまで変わっていく。
     しかし、そんな寓意を含んだ舞台とか考える必要もなく、親子で楽しめる「学芸会」的舞台として成功している。ただ、親子の観客はいなかった。
     最後のシーンは子供向きでないかもしれない。
     マッチ売りの少女だった王妃が火あぶりの刑だもの。
     白雪姫も表面はかわいいが、王妃に死刑を命ずるなど残酷。こうしたことも子供向けでないか。
     今から子供にも人間両面あるよと教育するには、すばらしい舞台であるかもしれない。(ジョークですよ)
     と思いきや毒をいっぱい含んだ小劇場テイストに満ちあふれた舞台。
     小劇場ファンにはすいぜんの作品。

  • 満足度★★★★

    ラストが秀逸!残酷で切ない白雪姫物語
    メルヘンです。お伽噺です。でもとても残酷です。
    グリム童話の白雪姫物語をベースに『マッチ売りの少女』・『シンデレラ』を絡めて、いつも童話だと気にも留めなかった俗に言う『悪いやつ』の視点からの物語。最後は切なさを感じさせてくれました。とても良かったです。見て損は無いです!
    楽日まで怪我無く無事に終わって欲しい。

    あと、とても狭い会場なので早めに行ってください(笑)
    公演時間100分+アフタートークかライブ?
    あと、アフターのイベントやトークも面白い。合わせてご覧ください。
    アフタートークの

    ネタバレBOX

    『アキコの部屋』は爆笑してしまった。黒柳徹子扮する神戸アキコさんがゲスト成島秀和を相手に軽快なトークを展開。BGMも徹子の部屋の素材を使用(笑)
    アキコさん曰く「普段ふざけた芝居をしているので真面目すぎて鬱になる...家帰ってパンクな音楽を聴いてテンションを辛うじて保っている」と語っていたが、とても良い演技をされていると思います。
    あと、七人の小人(七福神という設定で武闘派)
    後藤さんや村上さんを筆頭にキャラが濃すぎる上に、力業で縦横無尽の活躍&怪演です....楽日まで膝腰足が保つかどうか心配なくらい(笑)

    ラストシーン神戸さんの踊り・台詞・お芝居は本当に切なくてとても良かったです。
  • 満足度★★★★★

    役者さんが素敵
    物語も魅力的ですが、なんと言っても役者さんが素敵。
    神戸さん、後藤さん、村上さん…。
    そして、先日のぬいぐるみハンターで初めて拝見した黒木絵美花さんにとっても惹かれました。
    大満足!

  • 満足度★★★

    王妃の器
    面白かった。

    ネタバレBOX

    マッチ売りの少女(神戸アキコ)の前に7人の小人が現れ、この世で一番美しい貴女の願いを叶えてあげると。おとぎの国にいった少女は、さらに王妃になりたいと願うと、小人は王妃・シンデレラ(白井珠希)を刺殺し、少女が王妃に。魔法の鏡(日高愛美)への、この世で一番美しいのは誰?という問いを日々繰り返し、安心を得る少女。しかし、シンデレラの実子・白雪姫(黒木絵美花)こそ一番美しいとなってから、少女はさらに狂いだし、白雪姫を殺そうと毒林檎をプレゼント。死亡した姫に王子(永島敬三)がキスして復活。姫の策略で孤立した少女は火あぶりの刑になるも、これが王妃の「器」だと、周りの嘲りと怒号を意に介さず、死の瞬間まで踊り続ける…。

    見所は少女の変貌とうちに抱える愛情を欲する寂寞感だろうか。かなりテンポが良いのでストレスは少ないが足早すぎる気も若干。少女の背景が見えにくく感じるし、小人・後藤剛範の少女への想いの軌跡が読みにくいく感じる。また、小人は善悪を判断するきっかけってなんだろうかと。王妃は殺すが少女が白雪姫を殺すことへの抵抗感の違いがわからんかった。それもひっくるめての残酷な話ということか。

    白雪姫の無邪気から残酷な女への変貌が素敵。てか毒見するなら食べるな。王様役の島岡はスタンハンセン。いやいい迫力だったし良かったけど。大森茉利子のメガネな侍女も見た目的に良かった。神戸アキコの中盤の寂しさが伝わればもっと良かった舞台だったかなと。
  • 満足度★★★★

    童話はやっぱり怖い
    いろんな童話をごった混ぜ。担ぎあげられて、振り落とされる。理不尽で、ブラック。うならされますね。神戸さん、中田さん、存在感さすがです。

  • 満足度★★★★

    マコンドー流ファンタジー、非常に楽しめた!
    個人的には、非常に良い時間を過ごせた!
    「白雪姫」をモチーフに、マッチ売りの少女、7人の小人、シンデレラ等が登場する。
    人間のエゴと悲しさが描かれている作品。
    数々の工夫した演出は、さすがである!
    私は笑いの芝居よりも当作品の神戸アキコさんの方に魅力を感じる。
    上演時間約100分。

    ネタバレBOX

    マッチ売りの少女(神戸アキコさん)の死の直前に七人の小人が現れる。
    彼らは「世界で一番美しい人」の願いをかなえる神のような存在だという。
    魔法の鏡に尋ねたところ、世界で一番美しいのは、マッチ売りの少女であった。

    小人たちはマッチ売りの少女に願いごとを尋ねた。
    すると彼女はオトギの世界に住みたい、と答える。
    そして望みのとおり、オトギの世界の住人になる。

    その時、オトギの世界では国王と妃シンデレラの間に、白雪姫が生まれ、
    幸せに暮らしていた。
    マッチ売りの少女は、お妃になりたいと無邪気に願う。
    七人の小人たちは願いをかなえるため、シンデレラを殺し、悲しむ国王の前に、ガラスの靴がぴったり合うマッチ売りの少女を紹介。

    二人は結婚し、マッチ売りの少女は、つかの間の幸せを味わう。
    彼女は七人の小人たちに、国王が戦争に勝つことを願う。
    国王は連戦連勝で遠い国まで遠征。
    戦地から手紙をマッチ売りの少女に送るが、そこにはマッチ売りの少女のことには触れず、白雪姫への愛情しか感じられない。

    いつしか継母であるマッチ売りの少女は、白雪姫へ憎しみを感じる。
    そして、白雪姫の死を願うことになる。
    そんな時、「世界で一番美しい人」はマッチ売りの少女から白雪姫に・・・。

    自分の幸せを叶えるため、次第にエゴをむき出しにするマッチ売りの少女。
    一人ぼっちだった彼女は、ただ周りの人に自分に愛情や関心をもって欲しかっただけであった。
    最後に彼女は、おとぎの国で、火炙りによる死刑になる。
    (芝居では熱板の上で、踊る姿で表現されていた。)
    その姿をオトギの国中の人に見られ、注目されていることに喜びを感じながら、死んでいく。

    マッチ売りの少女は、死の直前に七人の小人に出会った。
    そして運命を翻弄され、挙句の果て死んでいく。
    結局、運命は変わらない。ブラックな展開だ。
    そんな中、七人の小人のうち、一人だけマッチ売りの少女の気持ちに
    共感し、最後まで彼女を庇い、運命を共にする。

    紐を使用した、食事のシーンや死を感じさせるシーン。
    また、大男たちによる屈んだ姿での小人、男2人により馬を表現する等、
    演出が魅力的であった。

    笑いの芝居で魅力的な神戸アキコさんが、笑いの無い芝居で
    魅せてくれた。彼女の新たな魅力がみれ、とても満足した。
    さすが世界一美しい人だ(笑)。

    アフターイベントとして、主題歌を担当した「MOGMOSミニライブ」を観た。
    とても素敵な音楽と歌声で、楽しめた!
    ボーカルの方が、「遅くまで残って頂きありがとうございました」、と
    観客にお礼を述べていた。
    「いえいえ、こちらこそ、楽しめました」とお礼を言いたい(笑)。

  • 満足度★★★★

    なんかいい!
    童話の点と点を繋いだような、そしたら見たことない形が出てきた、みたいな。
    面白い見せ方も多くて、観ててホントに楽しいです!
    でも、なんかラスト、切ないです。
    でも、こういう切なさ、嫌いじゃない!

  • 満足度★★★

    馬、がんばれ!
    王妃と馬の役者が重なる。主役より小人が目立っていた。でも、重労働だな~、あの姿勢は。特に馬役もやった体格の良い方!お疲れ様です。腰を痛めないように千秋楽までがんばってください。

    ネタバレBOX

    他人の甘い言葉に踊らされていると、真実を見失って、最後は地獄の炎に踊らされることになるよってこと。

    (以下、勝手な想像)演出家と馬役の会話「ねえ、今度の芝居でキミのその世界一の体格を生かして、馬の役をやってくれないかな~」「え~、う、馬ですか?」「そう、この役はキミにしかできないよ~」「でも、馬だけじゃなくて、もっと何か見せ場ないすか?」「ハイホー!お安い御用。最後に舞台の真ん中で王妃と踊るっていうのは、どうよ?」「はい!やります。やらせてください。」

    役者は断れないよねえ。大変。最後に踊った後の彼の荒い息が暗闇の中で聞こえました。

    白雪姫の不気味な不死身さを強調するにはもっと何度も殺して、パキっと、めりはりつけて生き返って、しかもヘラヘラ笑ってないとダメ。
  • 満足度★★★★★

    ブラボー!!
    ハイホー!!

    童話や絵本の世界に、普段話されている日常会話を挿入すると、何て面白い話になるのだろうと感心しきりでした。

    ネタバレBOX

    マッチ売りの何でもない少女が、魔法の鏡から世界で一番美しい女性と言われたことから小人たちによって運命が翻弄されていく話。

    小人たちは男優がしゃがんだままで演じ、結構大変だったと思います。小人の一人、柿喰う客の村上誠基さんのハイホーの伸びが素晴らしかったのが印象的でした。

    愛するの反対語は無視することとよく言われますが、最後焼けた鉄板の上で踊らされ死んでいく最中にも、注目されていることに喜びを感じる王妃の悲しさはいくばかりだったでしょうか。

    小人たちの住む家が磯川家風だったのは偶然?!
  • 満足度★★★

    ブラックなマッシュアップ童話
    『白雪姫』をベースに、いくつかの有名な童話のキャラクターが登場する物語で、女の嫉妬心が面白い演出で描かれていました。

    暗い中で静かに始まり、不幸だった主人公が幸せになって行くに従い現状に満足しなくなり、また同じような不幸な境遇に陥る話で、人間の心の醜さがシニカルに描かれていました。
    途中までは引き込まれていたのですが、タイトルになっている「くちづけ」が途中何度か出てくるものの、思ったよりストーリーに絡んで来ず、少々中弛みを感じました。

    セットや小道具のセンスが素敵でした。あえて頭が当たりそうな高さのプロセミアムアーチを設けることによって不思議なスケール感が出て人形劇のように見えて、童話的な雰囲気が醸し出されていました。舞台のの手前と奥を仕切った壁に設けられた窓やドアも上手く使われていて、印象に残る美しいシーンが所々にありました。
    ゴム紐を用いた見立ての表現もスマートでユーモアもあり良かったです。

    主役を演じた神戸アキコさんの次第に性格が変わっていく様子が良かったです。7人の小人の暑苦しい感じが楽しかったです。

  • 満足度★★★★

    観るべし
    神戸アキコからお笑いを封印した本作は、とてもわかりやすかった反面、思ったより重い作品でした。特にラストの2人のダンスは僕にはとても衝撃的でした。

  • 満足度★★★

    童話がモチーフだから観やすい!
    リーディングで始めの部分は知っていたので、最初は佐藤みゆきさんの顔が浮かんできて、あの時の世界と生で観ている舞台が交互に浮かんでくる感じでした。リーディングをみて、どういう結末か気になっていたので、観ることができてよかったです!

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