首無し乙女は万事快調と笑ふ! 公演情報 首無し乙女は万事快調と笑ふ!」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
21-40件 / 40件中
  • 満足度★★★★

    ユニーク
     一風変わった入り方をすると思ったら、SF的なテンションなのかも知れない。いずれにせよ、其処から本質的なものを紡ぎだす力は抜群だ。また、深刻な問題を扱いながらドライなタッチと運びで観客を感動させるようなシーンに引っ張ってゆく構成力、その時の音楽の使い方の上手いこと。更に、これだけ深刻な問題を扱いながら、軽味を併せ持っている所など、相当な器用さを感じさせる。役者たちの力演も称賛に値する。美術もかなり凝っており、用いられるジョークもシナリオに上手く入り込んで効果を上げている。面白い舞台であった。

  • 満足度★★★★

    相変わらず強烈な求心力
    を持つ舞台でした。手馴れたお笑いも突き抜けたギャグも、この求心力の渦に巻き込まれ一体感がある。今回は歴史の狂気に翻弄される人間を描いてなかなか
    骨太な感じが強く、面白かったです。役者陣が秀逸。同じ美術が様々な背景に見える。演技力あってのことだと思う。余計なことですが、首無し乙女って、あれは胴無し乙女じゃないのか、という突っ込みは私だけでしょうか・・・・・?

  • 満足度★★★★

    期待が大きすぎて
    面白かったのですが、前回みた「陛下に届け」とテイストが似ていて、時々「あっ、またこのパターン」と感じてしまったのは、ちょっと残念でした。

    ラスト、泣かせるけれど、結果「ありがちな話」になってしまっている気がしました。
    イカれたブラックな笑いのまんま、カルトっぽく終ってくれた方が好みだったかも。

    ネタバレBOX

    高速回転電撃ビリビリのあたり、前回の自転車お尻止めと同じく、個人的に辛い時間でした。もういいよと、言いたくなるような。かなりしつこく感じました。
    好みの問題もあると思いますが、個人的にあれはもう少し短くても(いっそ無くても)いいです。はい、あくまで個人的に。

    笑いという部分では、会話だけでも十分に楽しませていただきました。
    「全てのダンスの基本であるボックスが踏めないんだから」とかさらりと言うところとか、
    ポーランド兵が「この戦争が終わったら結婚式だ」「子どもが生まれたんだ」「あ、靴ひもが」とフラグが次々たって「こいつら全員絶対助からない!」と思わせるところとか、大笑いでした。
    いつか、ああいうのだけで、一本観たいなと思います。

    泣かせないといけないんですかね。
  • 満足度★★★★★

    無題381(12-124)
    19:30の回(晴)。18:50会場着、受付(整理番号あり)〜19:00開場。

    「死神くん」から3作目です。なんとか平日で観劇できました。入ってみるといつものように半獣さんがいらして、上手側、ゲーム機を手に客席を眺めています。今夜はゲームをやっているのではなさそう、目を掻く、鼻をおさえる、ゲーム機を床に置こうと屈むが床に届かず断念、背中の矢筒が気になるのか位置を変えようとしたり、両腕を後ろに回し伸びをしたり…ん、ちょっとにやついていないか…戻るときどうだったかな、と思っていたら、そのまま後ろ足を引きずって去って行きました。19:29前説、元社会保険労務士で現在収入0の新人さん30歳、若葉マーク授与式。19:34 「One」暗転〜21:32終演。

    ニール・R・ジョーンズ「ジェイムスン教授」の機械人、C・シオドマック「ドノヴァンの脳髄」、ベリャーエフ「ドウエル教授の首」…これらは古典だけどほとんど未読。E・ハミルトン「キャプテン・フューチャー」はNHKのアニメで(生きている脳「サイモン・ライト」)。

    今夜も楽しかった。未完

    ネタバレBOX

    D-ポップのようにいくつものテイストが味わえるお芝居、毎日へこたれている者として小岩崎さんをみるだけで元気になるのでした。「モロー博士の島」とは違うけど、改造されたサイボーグたち、チープな装備が悲哀を感じさせます。

    「ヒトラーの側近たち」「ヒトラーに愛された女」、比較的最近読んだ本です。映像は「ホロコースト(1978)」「ワルキューレ(2009)」「サラの鍵(2010&2011)」。

    強引なクイズ、過酷な肉体ゲームは目の前でやられるとケッコウ迫力あって好き、ババアも好き…。

    もうここまでくると、劇団が醸し出すものが大好物なんです...ということなのかもしれません。
  • 満足度★★★★

    普通
    良くできた脚本だとは思うのですが、何かありきたりなように感じました。

    ネタバレBOX

    第二次世界大戦下のドイツ、ナチスによる人種迫害に抵抗しようとしながらも自分可愛さのために殺戮に従わざるを得なかった研究者は、せめてもの罪滅ぼしのために自分が殺したユダヤ人の恋人でチフスで死にかけていたエマの首から上を救いましたが、全てを知ったエマは尊厳死を選択したという話。

    確かに、エマを含めてあんな改造人間を作り出すような人体実験をやるのは、できるのは、戦時下しかないような気がします。

    殺されるよりは、1メートル以内のテレパシーができるようにされたり、胸にプロペラ付けられたりした方がいいのかもしれません。また、アンネのようにヒトラーの後ろにピッタリくっついて、灯台下暗し作戦で隠れているのがいいのかもしれません。とてもブラックで、シュールでした。

    しかし、可も無し不可も無しというか、可は少しあって不可は無いとは思うのですが、それほどの感銘は受けませんでした。
  • 満足度★★★★

    観客をひきつける出だしが上手い
    ハイテンションな音楽と共に観客をその世界観に乗せてしまう。いわばぶっちぎりのブラックだが、イカレタ奴等が映し出す世界は灰汁があって見応え十分。脚本もしっかりと見せ場を作っていた。

  • 満足度★★★★

    号泣を伴うハイテンションブラックコメディ
    赤地に人形の首も印象的なフライヤーと、何たってこの劇団名にこのタイトル。
    さぞかしイカレた笑いがさく裂するのかと思いきや、なんだよ、これ。
    あんなハイテンションで騒ぐから、もっと軽い芝居だと思ってたのに
    すごい骨太な話じゃないか、と泣き泣き思った。

    ネタバレBOX

    冒頭、映画のオープニングを思わせるアニメーションがとても良く出来ている。
    オスカーが鞄を持ってドイツの街並みを歩く。
    (鞄の中には電源につながれたエマの首が入っている)
    エマとオスカー、二人がそれぞれ闘いながら寄り添っていることを象徴するような映像だ。
    このクオリティの高さに期待が高まる。

    なぜオスカーはエマを生かすことにここまで執着するのか。
    発見された記憶を失った男は本当にエマの夫なのか。
    オスカーに感謝し、彼が創りだした若干中途半端な改造人間(?)っぽい仲間たちと
    賑やかに前向きに暮らしながらも、エマを取り巻く謎は深い。

    そしてついに明らかになった衝撃の事実。
    それを知ってエマはある決断を下す・・・。

    テンポ良く場面が切り替わり、2時間近くを飽きさせない。
    過去と現在、失われた記憶を鮮やかに浮かび上がらせる照明がとても繊細で美しい。

    扱う素材が悲惨かつシリアスなので、枝葉の部分でこれくらい遊ばないと
    “戦争ドキュメンタリー”みたいに暗くなってしまうのかもしれない。
    エマが、記憶を失い顔の判別もつかないほど傷つけられた夫と再会した時の言葉、
    オスカーが不本意ながら仲間を撃った時の自責の念、
    いつも笑っていたエマが、最後にひとり箱の中で大泣きする声、
    そして自分を許せないオスカーがもがきながら終わるラスト・・・。
    チキン野郎にここまで泣かされるとは思いもよらなかった。
    全てはこのラストの為にあったかと思わずにいられない。

    ほとんど首だけで芝居していたエマ役の小岩崎小恵さんがいい。
    最初は優しい夫に比べて大雑把な感じに見えたが
    箱の中で自由を奪われたかたちでありながら、
    表情と台詞に説得力があって素晴らしい。
    オスカー役の竹岡常吉さん、ただの親切な科学者が
    次第に苦悩する姿を見せ始めた辺りから、がぜん奥行きが出て良かった。
    エマの夫カミル(野口オリジナル/堀晃大)が収容所で痛めつけられながら
    オスカーに合図を送る時、ほとんど叫びたくなるほど悲しかった。

    ちょっと途中のギャグが気になったが、レッドゾーンすれすれを行きたいからだろうか?
    あえてタブーに触れるような笑いを目指さなくても
    この脚本の力があれば硬軟の落差は十分に出る。
    戦争やナチスを批判する目を持ちながら弱者を嗤うのは矛盾するような気がした。
    上品になる必要はないが、笑いの方向性は選んだ方が効果的だと思う。
    あ、それと「首無し乙女」じゃなくて「首だけ乙女」ですよね(笑)

    吹原幸太という人はすごい話を書くなあ。
    戦争の理不尽さをこれでもかと見せつけておいて
    それでも尚生きる人間の悲しいまでの生命力を描いている。
    戦争は人に“理不尽を受け容れること”を強要する。
    受け容れなければ生きて行けない。
    エマもオスカーもカミルも、半端な改造人間達も全てを受け容れていく。
    私はあの終わり方がとても好きだ。

  • 満足度★★★★★

    最後のシンミリ
    フランケンシュタインの物語にも通じるところがあるようなないような。
    狂気の時代をイカれた笑いで表現するという病んだ世界観、中毒性が高いです。

  • 満足度★★★★

    またやってくれました
    史実に基づいているそうですが、そんなことどうでもいい世界が展開されていました。まさにポップンマッシュルームチキン野郎の芝居でした。

    ネタバレBOX

    30歳でサラリーマン生活を絶って、4月から役者になった跳川さん。
    若葉マークでしたが、これからもがんばってください。
  • 満足度★★★★

    見事な世界観
    ちょと、付いていけないなぁ~という感想の前説。だったが、幕が開いてみればシニカルな笑いで誘っておいて、そのまま一気に引き込まれた。一見ハチャメチャな感じだが、ちゃんと最後までブレることなく演出されている。ま、多少の癖はあるが、好きな人には大ウケするテイストが魅力だ。

  • 満足度★★★★★

    やっぱりハマっちゃいました・・
    好きですねぇ~前回の作品を観て見事にハマってます!!
    ハイテンションな前説もちょっとシュールな笑いも声出して笑ってしまうとこも
    途中の目を覆いたくなる場面もでも最後はしめるとこも・・大好きですよ~☆

    ポップ ンマッシュルームチキン野郎ぜひとも次も観てみたい劇団です。

  • 満足度★★★★★

    最高傑作!
    我慢できずに予定を早めて、見に行っちゃいました。
    いつにもまして、フルパワーでハイテンションで、ラストにもグッときました。
    途中、笑泣きなのか、感動なのか良く分からないマヒした感じになりました。
    「ああ~この感じ!この感じ!」と、思い出しました。
    リピート確定です。

    ネタバレBOX

    お気に入りのCR岡本物語さんとサイショモンドダストさんは、いつも通りの感じで、ファンとしては安心しました。小岩崎さんのお芝居にとてもグッときました。
    映像とタイトルアニメがとても素晴らしい。小劇場演劇であそこまでのクオリティを届けてくれる劇団は他にないと本当に思う。

    途中の笑いのシーンは、賛否両論あるけれど、ぶっ飛んだ設定で笑わせてくれようとするその攻めの姿勢は、作品どうのではなく、純粋にお客さんとして嬉しい。エゴで作っている団体には無い、接客(笑)がなっている作家さんだと思います(笑)個人的には、毎回やっているパターンなので、「でた!」っと思えるのが良い。

    ラストシーンの終着の仕方も納得。すべてを説明しているようでしていないのも好きだし、終わったと思わせての一瞬残る最後の絵がとても印象的でした。
    次回は、違った位置で違った細かいところを見てみようと思います。
  • 満足度★★★★

    ’60年代のカルトムービーみたいでした
    「癒しのブラックコメディー」の冠に恥じない出来でした(^^)
    で無駄にハイテンションで熱い舞台が楽しめました。
    日常が飛び抜けて行った感じで、
    ストレスの解消には良かったです。

    ネタバレBOX

    前説のハイテンションぶりと、
    ケンタウロスのいる開演前状態はお馴染みのものなのかな?
    面白かったケド

    話のつながりや納得のさせ方は好みでありました、
    けど、先に改造された3人の性能や前歴(戦歴かな?)の紹介は、
    もっと時間かけるところでは?

    で報道映像での、eの消し方はどっちかのeに銃口つけて、
    ボード越しに、ボード作成者撃っちゃう方が演出上良いのでは?

    ヒトラーマークⅡさんの、赤ちゃんの演技は印象深く残った。

    また狭い劇場であることがネックで、
    狭い客席下を俳優やらスタッフが通るたびに、
    ギシギシと音がするのがチト残念。
    だいたい客席の真ん中あたりで拝見していたのですが、
    妙に後ろのパイプ椅子の音とかするなぁ、
    と思っていたら、場外出るときの規制で気がつきました。
    狭くて暗い中、役者さん達大変でしたねぇ。

    オチのラストを観客に渡す設定は、
    らしくて好みな終わらせ方でした(^^)。
    (銃声も入れなかったのでGoodでした)

    8マンもどきさんの見た目の良さと、
    内容の無い改造ぶりが笑えましたが。
    もっと説明してみればよかっのにー。


  • 満足度★★★★★

    絶望と希望の物語
    皇室ものを見事に料理した彼らの新作は、まさかのナチスもの!
    しかも開始直後にヒトラーは大変なことに!

    とにかく終始笑いっぱなし。
    ところが、気がつくと重厚すぎる物語に巻き込まれて、息も出来なくなっていることに気付く。
    そして完璧なラストシーン。

    脚本の完成度と、圧倒的なグルーヴ感!
    ノッているのが肌で分かる。

  • 満足度★★★★★

    やられました。
    なんとも言えない絶望から始まるんですね、この劇団っていつも。

    けれど最後は少々爽やかで、ちょっとしたイギリス映画を見た後のような感動を味わいました。

    けれど切ないですね、とても。

    気付いたときには笑いながら泣いてました。

    ネタバレBOX

    首無し乙女の子がすごく可愛かったです。
  • 満足度★★★★

    「チョコ柿の種」的味わい?
    毎度お馴染みのおバカでナンセンスな笑いで戦争の悲劇性や愚かさをコーティングした異色作あるいは意欲作。
    そのギャップの大きさは賛否両論かも知れないが、個人的には支持…というか、独特の味わいは他に類を見ず印象的。
    また、オープニングシーンの毒のあることと言ったら!(大好き)
    しかし殿様ランチやMUの女優にそんなコトまで演らせますか!?(笑) いや、それはまだしも、真っ当な道を歩んでいた若者をこの世界に引きずり込んでしまうとは何と罪作りな!(爆)

    ネタバレBOX

    とはいえ前説から伏線をはっておいての初心者ネタもお見事!(更爆)
    ところでタイトルのアタマの部分、逆じゃね?(笑)
  • 満足度★★★★★

    ティム・バートン的世界観
    ダークでポップで、笑いと涙が詰まった独特の世界観を持つ傑作でした。
    現在進行系で、こういう劇団と付き合える喜びは何物にも代え難い。

    いつも以上の落差に、賛否両論あるんだろうけど、私としては断然オススメです。

  • 満足度★★★★

    切ない良い芝居、だが前半の「笑い」部分が少々うるさかった、かも?
    一応、ナチス・ドイツを素材として、その素材を自由に用いた内容である。
    人造人間というかサイボーグというか、独特の能力を与えられた者や、
    タイトルロールでもある、首だけの女性、
    それに、その手のものを研究している研究者、
    さらには、大戦下で虐待・虐殺の対象となるユダヤ人やポーランド人、
    ソ連の侵攻等が起きる中でのドイツ軍人たち、
    こういう登場人物が織りなす物語である。

    この劇全体を貫いているのは、哀しい話であるが、
    しかし特に前半は、ワイドショー的、あるいはクイズ番組的な
    喜劇的要素が多く、笑いも多い作りである。
    ブラック・ユーモア的なものも多く、その着想の奇抜さと豊富さには
    敬服せざるを得ない。

    ただ、多分に私の好みの問題かもしれないが、この作品については、
    「笑い」部分と「本筋」部分が別物のように感じられてしまった。

    最近私が観た作品の中では、例えば、古典であるシェークスピア「十二夜」
    http://stage.corich.jp/watch_done_detail.php?watch_id=145206
    や、路地裏月光堂さんの「時の女」
    http://stage.corich.jp/watch_done_detail.php?watch_id=147060
    など、本筋はしんみりさせるものでありながら、かなり強烈な笑いの要素が挿入されているものを観ていて、
    そちらでは、相反する要素が、他方の邪魔をすること無く、
    むしろ相乗効果を上げていると思える。

    しかし、本作では、前述のような「TV番組的」笑いが、
    本筋と別物であり、やや「本筋」の足を引っ張っている箇所もあるように感じられた。あくまで私の感じ方であるが。

    さて、役者陣では、(これも個人的感想だが)何といっても、
    首だけの女性エマ役である小岩崎小恵が秀逸と思えた。
    彼女の表現は、首から上だけの動きと、顔の表情、そして台詞回しだけに限られるのだが、ピュアーな性格が見事に表現され、
    そしてそのピュアーさゆえの切なさも伝わっていたと思う。

    そして、後半は、諧謔的要素は影を潜め、ラストは
    エマと科学者の2人だけになる。
    この幕切れも効果的に思えた。

    評価は一応☆4つにしました。
    前半が残念なので3つにしようかとも思いましたが、
    ラストが良かったので、今回は4Pとしました。

  • 満足度★★★★★

    とんでもないモノを観た!
    今回もヤられた!最高傑作かもしれない。
    物語の持つ落差、ナンセンスさ、そしてドラマ性。
    すべてのバランスが絶妙だったと思う。

    リピート決定。
    これは、もう一度観たいと思わせる圧倒的な構成だった!

  • 満足度★★★★★

    突飛でポップであったかで。
    首から下を機械につないで生きるだなんて、

    体のあちこちの蛇口から飲み物が出るだなんて
    脳に細工を施してテレパシーを送れるようになるだなんて
    感情の強弱でプロペラが回っちゃうだなんて
    寝ている間に改造されちゃってるだなんて!
    ないないないない!ない!

    などというちっちゃな常識など吹き飛ばしてしまう物語。
    出演者が非っ常-----に元気。気持ち良いくらい。
    不意をつかれて何度も笑わせられ、次は何を仕掛けてくれるのかとずっとワクワクしどおしでした。
    はじめから終わりまでエネルギーの塊をぶつけられているような、強風が吹き荒れる嵐のような舞台でした。

    ネタバレBOX

    とにかく博士が素敵!
    優しげな表情、苦しむ姿、活き活きと周りを盛り上げる様、銃を手に取りあえぐ姿に胸が騒ぎます。

    カミルが、ある仕草をする度に見せる笑顔は哀しすぎて見ているのが辛くなるほど。

    首無し乙女の最後の決断は責められない。
    けど、これもまた一つのハッピーエンドの形だったらいいな。と、思う。
    寄り添う二人の後姿は、絵本の裏表紙のような穏やかな暖かさを感じられて最後の最後に笑顔になれました。
    大満足です。

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