『ミネムラさん』 公演情報 『ミネムラさん』」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.9
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  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    何だか不思議な世界に迷い込んでしまったという感覚に包まれた舞台でした。
    あとからあれは何だったのかといろいろと考えさせられるスルメ的な作品だと思いました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    3つの物語を纏めたストーリーで、私には難しいというか・・正直分からなかったです。
    でも、何だか面白いし怖いし、謎過ぎる不思議な舞台でした。
    何とも言えない独特の世界を過ごせました!

  • 実演鑑賞

    満足度★★

    「3つのお話が交錯する舞台」と知らず、なかなか内容を理解するのが難しかったです。
    特に、日本語が通じない人たちの会話についていけず、心情の語りで補う情景に戸惑い、
    ミネムラさん、いったいどーなってんの?と疑問符を抱えながら観劇しました。

    予習が必要な舞台だったようで、予習せずに伺ったことを反省しました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    3人の劇作家の物語を1人の演出家(西本由香)がまとめ、<ミネムラさん>という1人の女性を紡ぐ。当日パンフ(記載順)によれば、3人の作品は「フメイの家」(作・細川洋平)、「世界一周サークル・ゲーム」(作・笠木泉)、「ねむい」(作・山崎元晴)で、時間軸を10年間隔か もしくは交錯させるという技巧的な構成だ。この公演自体が実験的なもので、その面白さは観客の感性に委ねられている。

    作者が違うから劇風も異なるはずだが、そこは上手く調整し統一感は保たれている。と言ってもオムニバスのような紡ぎ方で、時間軸を違えることによって違和感を抱かせない。1人の女性の多面性、それを自らの状況・環境の変化で観せる と同時に、他の者(第三者)の目を通して描き出す。その人間観察を少しコミカルに表現し、内省とか客観的という難い面を和らげている。

    少しネタバレするが、舞台美術が秀逸だ。有効ボードを上手く使い<家屋>もしくは<家庭>といった居場所を現す。そのボードには木目があり温もりを感じさせる。勿論 場面に応じた音響・音楽は、不穏や優しさを表現するといった効果的な役割を果たす。全体的に不思議・空想的な感覚の話だが、なぜか観入ってしまう魅力がある。
    (上演時間1時間50分 休憩なし) 

    ネタバレBOX

    有効ボードを可動できるよう 幾つかに切り分けており、そのパーツの組み合わせの違い 変化によって、色々な情景・状況を作り出す。先にも記したが木目がきれい、しかも自分の席からは<龍の頭>のようにも見えた。後ろは暗幕で囲っており、パーツの組み合わせによって窓を作り、照明を当てると不思議な世界が…。それと幾つかの箱馬が置かれている。

    物語は、警察に探し物(者)の捜索を依頼し、家の中を動き回る警察官と浮浪者?探しているのは手紙なのか、その差出人本人なのか といったチグハグな会話から始まる。受取人ヤマザキは差出人の名前を思い出せない。「ミ、ミネ・・」と記憶がボケるようで、早くも不条理の様相が見える。場転換しミネムラさんの家。ここにヤスコという女性を住まわせ、彼女が就職できるまで面倒を見ている。ここにはミネムラさんという”普通”の女性が描かれている。尤も”普通”とは を追求しだすと難しい。更に場転換し、結婚し赤ん坊もいるミネムラさん。年の離れた夫とその連れ子のよう。実は妹が同居しており、精神を病んでいるような。しかし 本当に病んでいるのは 妹なのかミネムラさんなのか、混乱・錯乱そして狂気な世界。

    ミネムラさん(心)の旅は、現実なのか空想の中か、その混沌とした不思議世界が公演の魅力。この人は こういう人と特定/断定出来ない。その人には色々な面があり、その多面性によって捉えどころ(人物像)が違う。勿論 他者(相手)との付き合い方や深度によって印象は異なる。もっと言えば自分が知らない自分(第四の窓)的な感じも受ける。

    一般的なストレートプレイ公演とは趣が異なり、場面の繋がりが唐突というか歪に感じられるが、そもそも3人の作家の作品を1つにして描いている。その発想にどれだけ順応できるか、見巧者向けとは言わないが 手強い公演ではある。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2024/09/19 (木) 14:00

    会話の内容も面白いし、セリフのテンポもよく、舞台に引き込まれました。面白かったです!

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2024/09/16 (月) 14:00

    3つの物語が交錯するシュールな展開で面白い。110分。
     『フメイの家』(作・細川洋平),『世界一周サークル・ゲーム』(作・笠木泉),『ねむい』(作・山崎元晴)の3つの話を交錯させて上演する複雑な構成。役者陣も含めたワークショップを通して作ったそうだが、実はワケが分からない。だが、分からないけど面白い、ということがある、その典型だと思う。峯村リエはタイトルに自分の名前を使われるのが大変だと思うけど、しっかり受け止めているし、芸達者な役者陣の作る芝居の重みが楽しい。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    企画に惹かれ旗揚げ以来久々にガルバを拝見。パンフによれば今回のユニークな企画の実現に至る経緯は過去公演にあり、ガルバ的試みの必然的結実であったらしい。
    三名による書下ろしとの事で、(書下ろし依頼は冒険でありしかも「×3」であるので)大きな期待せず、ただ役者の立ち姿を拝むのを楽しみに、といった構えで観劇に臨んだのだが、三つの話が明確に展開するわけではなく、三つの要素を包摂した一つの作品として仕上がっていた。(その苦労の跡が見え、最終的な構成を誰が行なったのか、とパンフを見るも不明。先程読んだ朝日新聞のレビューによれば、西本由香演出の下ワークショップにより練られて行ったプロセスがあり、集団創作の成果であるらしい。)
    この些か混沌とした作りは「ミネムラさん」というカタカナ表記の一人の人物を巡る舞台の世界観に相応しかった。一人を描く事で人間を描き出そうとしている。人は多様な側面を持つ、という事でもあり、人間の存在の他者を欲する性質とその表裏の関係にある孤独、その一人の生に、捜索(といっても別役作品ばりに無責任な人物たちによる)する者たちの眼差しが注がれる、という構図。人と人を取り巻く世界をふと俯瞰させる。

    作者の一人・笠木女史の大声が序盤で気になり、実は少々幻滅気味な気分がもたげたのだが、次第に気にならなくなった。(後で見ると当初の安藤千草降板によりだ代役を受けた由。)

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    シュールでセリフが絶妙で演者も良かった おもしろかったです。

  • 実演鑑賞

    面白かったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    はじまりが、何かが起こりそうな雰囲気を醸し出していていいですね。

    ネタバレBOX

    舞台セットの巧みな展開がよかったです。また、ところどころで笑いを誘う場面があるのがいいアクセントになりました。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    ひとこと、度肝抜かれました。最高かつ至高の舞台でした。プロの演技というのはこのレベルのものをいうのだな…と思いました。すべての役者さんが最高のパフォーマンスで、おまけに脚本も非の打ちどころがありません。舞台を見慣れた上級者向けの舞台ではありますが、これは名作ですね。別に嗚咽しちゃうような舞台じゃありませんが自然に笑え、自然に驚きが生じる、そういった素直だけどしっかりつくりこまれた舞台で圧巻でした。ほんといろんな人に見てもらいたいです。舞台見慣れている人は舞台に対する考え方が変わるかと。かくいう私がそうですし… 最高の時間をありがとうございました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    ある女性に関する3つのエピソード。シュールなコントだったり、ちょいと自虐的で身につまされるコメディだったり、かなりシリアスでサイコな話だったり、多角的に楽しめました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    3人の作家がそれぞれ自由に描いた『ミネムラさん』像をつなげたのであろうか、全体として纏まるようなストーリーはないようだし、また纏めようという意図もないようであるが、各部分内ではユニークな展開を見せる。しかし、手練れた役者や気鋭の演出家を起用するほどの台本であったかは疑問が残る。

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